2012年7月24日火曜日

「豆パン」と「読書会・銀の匙」と「ケーキ」そしてバッハ「フランス組曲」

の昼食は「豆パン」「カレーパン」です。




 本日は1限が授業でその後「読書会」がありました。今回読んだのは中勘助「銀の匙」です。


中学生の頃に読んで以来でしたので、久しぶりに読み返しました。この作品は夏目漱石が高く評価して朝日新聞に連載されたことから有名になりました。なかなか開かなかった抽斗から出て来た銀の匙、そこから子供時代の思い出が綴られます。身体が弱く甘やかされて育った主人公はすぐにめそめそする感受性の強い子供です。然し、外からの影響を受けない子供の感性から描かれる世界に思わず引き込まれてしまいます。時代は明治時代、日清戦争が始まると、学校も世の中も「大和魂」と言う言葉がもてはやされますが、主人公はそれに反発し「日本は負ける」などと言って顰蹙を買います。でも、それだけのこと。第二次世界大戦の頃だったら「非国民」と罵られ大変なことになっていた筈です。この時代はまだ結構大らかな時代だったようです。偶にはこのような小説を読むのもいいものです。
 例によってまた「ケーキ」を戴きました。


本日は桃のケーキを選びました。桃が丸々半分のっています。美味しかった!

 本日のお昼の音楽はバッハ「フランス組曲」です。


本日はシフの演奏を貼っておきます。

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