2011年5月31日火曜日

「たい焼き」とロジェ・アンリ・ゲラン「トイレの文化史」そしてバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」

日の昼食は「くるみパン」「たい焼き」です。

最近「くるみパン」が再々登場することにお気づきだと思います。節制を誓い、甘いパンは余り戴かないことにしたのですが、甘くないパンで一番美味しいのがこのパンだからです。本日は「たい焼き」を買って仕舞いました。修行が足りません。

 ところで皆さんはロジェ・アンリ・ゲラン「トイレの文化史」と言う本をご存じでしょうか?

昔パリでは部屋にトイレがなく、朝通りを歩こうものなら、アパルトマンの上から「おまる」に溜めた○○○やら○○○○やらが降ってきたとか、宮廷では貴婦人がお庭で立ったまま○○○○をしたとか、トイレの歴史的な変遷を辿った名著です。これは知っておかないと、と言う知識満載のとてもためになる本です。でも、先ほど Amazon で検索してみましたところ絶版になっていて中古しか出ていないようです。「ちくま学芸文庫」から出ていましたけれど、筑摩書房さん復刊して下さい。図書館にはあると思いますので是非お読み下さい。因みに、私の書棚ではジャン・ボードリヤール「象徴交換と死」の隣に置いてありました。

 本日のお昼の音楽はバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」です。

本日は、ソナタ第1番を 1.Adagio をヤンセン、3.Siciliana をフィッシャー、4.Presto をハーンの演奏で貼っておきます。






2011年5月30日月曜日

「スウィートポテトパイ・くるみパン」と「桜桃」と「エネルギー政策」そしてハイドン「チェロ協奏曲」

日の昼食は「スウィートポテトパイ」「くるみパン」です。例によって2・3限が講義で今頃になって仕舞いました。

「桜桃」「のむヨーグルト・ブルーベリー」も買って参りました。

 「プリンセス・トヨトミ」が映画化され公開されているようです。私は原作は読んでおります。

この小説は会計検査院3人のキャラクターが面白く書けていると思いますが、映画では変更されていますね。「鬼の松平」の堤真一はともかく、旭・ゲーンズブールと鳥居忠の性別が逆転し、綾瀬はるかが「鳥居忠子」、岡田将生が「旭・ゲーンズブール」になっています。取り分け、旭・ゲーンズブールは際立ったキャラクターで、フランス人とのハーフ、栗毛で色白、長身で姿勢がよく、パンプスを履くと優に180センチを越えるクールで優秀な女性となっています。もしかしたら、「あおによし鹿男」がテレビドラマ化された時も、原作の男性の歴史教師を女性にして綾瀬はるかが演じていたので、今回も綾瀬はるかを起用するために、性別を変えたのかも知れません。でも、旭・ゲーンズブールと言う際立ったキャラクターを変えて仕舞ったのは少々残念です。

 先日のサミットで管首相が2020年代のなるべく早い時期に自然エネルギーが占める割合を20%以上にすると述べました。独断でこのような発表を行ったとの批判もありますけれど、趣旨自体は歓迎されるべきものだと思います。
 東京都知事はインタヴューで、「駄目、駄目。コストがかかるから。」と一蹴致しておりました。東京都知事、大阪府知事は福島第一原発の事故後も「それでも原発は安全だ。」と仰っていました。私は根拠のないことをこのように無責任に公言なさる方を信用致しません。まず、原発による発電はコストが低いと言うのは全くの嘘です。電気料金から税金として取られ、原発のある地域に交付金・補助金として支給されているお金、現在貯まりに貯まっていて処理が出来ないでいる放射性廃棄物の処理費用、これからどんどん増えて行く廃炉とそこから出る高濃度放射性廃棄物の処理費用などを含めると、原発のコストは決して安くはありません。そして何よりも原発はコストの問題ではなくて、事故の危険性、大量に蓄積して行く猛毒の放射性廃棄物こそが問題なのです。
 世界はやがて自然エネルギーに移行して行かざるを得ません。ドイツは福島第一原発の事故後、直ちに原発の運転延期を中止し、諮問委員会を設立して自然エネルギーへの移行を検討致しました。その結果、10年で原発を廃止し、自然エネルギーに移行出来るとの見通しを発表しています。
 先日のニュースで孫正義氏が休耕田などを利用して大規模な太陽光発電を行うと言うプロジェクトを発足させました。孫氏は実業家ですから、自然エネルギーの開発をビジネスチャンスとして捉えているのかも知れませんけれど、このプロジェクトが実現すれば大きな貢献になると思います。

 本日のお昼の音楽はハイドン「チェロ協奏曲・ハ長調」に致しました。

それでは第1楽章を貼っておきます。


お誕生日おめでとう。


これは全く個人的なメッセージです。(失礼)これから講義です。記事は後ほど書くことに致します。

2011年5月28日土曜日

KFC「チキンフィレサンド」と「小説」そしてシューマン「ピアノ協奏曲」

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「チキンフィレサンド」に致しました。

「桜桃」はあと5粒。本日でなくなります。月曜日にまた買うことに致します。

 本日は午前中に来週の講義の準備を済ませ、午後は先日頼まれた英訳をしてから、時間があれば少し本を読んで、ヴァイオリンの練習をしたいと思います。

 私は文学少年から成長し英文学を仕事にするようになりました。その間、本を読まなかった日は1日もないと言っても過言ではありません。もちろん小説は沢山読んでいますけれど、最近私にとって小説って何なんだろうと思うことがあります。例えば、夏目漱石などは小学生の頃から繰り返し読んでおり、私の人生に少なからざる影響を及ぼしているように思われます。
 私が小説の質を判断する一つの基準は、その小説が僅かなリとも、自分の世界の見方を変えてくれるかどうかと言う点です。例えば、ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」などは、そのような小説の典型です。何度読んでも色んなことに気付かされます。

ドストエフスキー、フランツ・カフカ、ヴァージニア・ウルフ、サミュエル・ベケット、トマス・ピンチョン、ガルシア・マルケス、イタロ・カルビーノ、安部公房と言った作家の作品もそう言った作品です。然し、ジョイスやピンチョンの作品を読みこなすのには訓練と相当程度の知識が要求されることもまた事実です。これらの作品を読んで面白いと感じるには、その前に相当の努力が必要になります。
 その一方で純粋に娯楽として読む小説もあります。私がよく読む森見登美彦や最近、「プリンセス・トヨトミ」が映画化されて話題になっている万城目学の小説などは、もちろん考えさせられる部分もありますけれど、特に訓練を受けていなくても、多くの方が楽しめる小説なのだと思います。
 小説は一つの小宇宙であり、どの小説にもある世界観が示されていますけれど、それは千差万別です。消費されるだけの小説から人の世界観を変えてしまうような小説まで様々です。小説って一体何なんでしょうね?

 本日のお昼の音楽はシューマン「ピアノ協奏曲」です。本日はツィメルマン/カラヤンの演奏で聴いています。

ツィメルマンが若い!それではマルちゃんの演奏で第3楽章を貼っておきます。


2011年5月27日金曜日

「出講」と「おやつ」そしてモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲」

日は出講日です。先ほど帰って参りました。週末お休みをとれなかった上に、今週はとても忙しかったのでフラフラです。少しお休みしておやつに先日頂いた「ゴディヴァ」と頂き物のクッキーと(頂き物ばかり!)自前の「桜桃」を戴くことに致します。

今日もお天気はよくありません。梅雨入りした模様です。髪も纏まらず鬱陶しいです。

 今朝の朝日新聞にEU各国と日本などの原発の推進に賛成か反対かのアンケートが掲載されていました。国によって温度差があり、フランスは賛成はが多く、ドイツは反対はが多くなっています。然し、何れの国においても男女差があり、男性に賛成が多く、女性に反対が多い結果となっています。矢張り、どうも女性の方が賢い方が多いようですね。私の友人や同僚などを見ましてもそう感じます。

 本日の音楽はモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

本日は第3番第1楽章をムター姉さんの貼っておきます。





2011年5月26日木曜日

「おはぎ・おいなりさん」と「ゴディヴァ」と「ふがいない僕は空を見た」そして「ゴールドベルク変奏曲」

日の昼食は「おいなりさん」「おはぎ」です。

3つは戴けないので、一つは家に持って帰ります。何時もの甘味処で買って参りましたが、このお店は70台半ばと覚しきご夫婦がやっていらっしゃいます。手作りですけれど、あんこの甘さは控え目で、硬さも程よく美味しいおはぎです。

 「ゴディヴァ」の詰め合わせを戴きました。

同僚で年配の女性の先生からです。その方は中国古典文学がご専門なのですけれど、論文のシノプシス(梗概)を英語で書かなくてはならず、先日英訳を頼まれました。そのお礼なのだと思います。英訳を頼まれることはよくあるのですけれど、結構大変です。専門が違うと特殊な用語があり、それに対応する英単語を調べたりしなければなりません。でも、私は特にチョコレートやケーキが好きだと吹聴したことはございませんのに、私が頂き物をするのはほぼ間違いなくチョコレートなどのスウィーツです。何処からか噂が広まっているのか知らん?学生に見つからないよう隠しておかないと!ケチ?でもゼミの学生にはちょっとだけお裾分けしてあげますよ。

 先日、学会に行く電車の中で「ふがいない僕は空を見た」を読みました。

性描写で話題になり、冒頭の章「みくまり」には、コスプレ・セックス(って言うのか知らん?)の描写がありちょっと引いて仕舞いますけれど、全体としてはなかなかよい小説だと思います。中心的なテーマとしては女性の性・妊娠・出産の問題がありますけれど、その他様々な問題が描かれています。
 この小説の特徴はそれぞれ章が、別々の視点から描かれている点です。何人かの主要な登場人物が章ごとに視点となります。ある章では端役だった人物が次の章では、その章の視点となり、主人公の役割を果たします。そうすることによってそれぞれの人生を浮き彫りにすると共に、ある章では端役として簡単に描かれた人物にも、それぞれ様々な問題を抱えた独自の人生があると言うことを示してくれます。一つの物語を複数の視点から描く手法は面白く、物語を立体的に描く効果をあげています。

 小説と言うのは大体主人公を詳細に描き、主人公に共感できるように書かれています。人生も或る意味で同じことです。「私」と言う主人公を中心に、「私」から遠い人物ほど端役として描かれることになります。
 私は数年前フレッシュマン・セミターで「ラスト・サムライ」を学生に観せてディスカッションしたことがあります。多くの学生は「武士道に感動した。」とか「日本の伝統を守らなければ。」と言った感想を述べておりました。私がこの映画を取り上げたのは、武士道を美化して描かれたこの映画を、感傷的にならず、批判的に観る態度を身につけて欲しいと思ったからです。武士とは美点はあるにしても、畢竟殺人集団であり、刀は人を殺す武器です。最後の場面で、官軍の兵士を少人数でバッタバッタと切り捨てて行きますけれど、その官軍の雑兵にもそれぞれ人生があります。多くは貧農の次男・三男であり、好きこのんで軍隊に入ったわけではなく、糊口を凌ぐためやむなく軍隊に入った人たちです。確かに格好良くはありませんけれど、それぞれに人生があり家族もあるのです。この映画は感動させるように作ってある訳ですけれど、簡単に感動して仕舞うのは危険です。そのような人は、戦前なら国のために死ぬことを美しいことだとするプロパガンダに簡単に騙され、自分が死ぬだけならまだしも、それに荷担し、反対する人を非国民などと言いかねません。
 最近、橋下大阪府知事が君が代を起立して歌わない教員を処分する条例を出そうとしている旨報道がありました。歌やら布きれに権力が過剰な意味を与えようとするのは、私にはとても危険なことのように思えます。一種のカルトのようなものです。

 書く積もりの無いことまで書いて仕舞いました。本日のお昼の音楽は久しぶりに「ゴールドベルク変奏曲」を聴いております。

またグールドです。それと、ちょっと面白いので弦楽版も貼っておきます。




2011年5月25日水曜日

「食生活」「桜桃」「ハーゲンダッツ」「音楽の友」「こだまですか」そしてブラームス「交響曲第2番」

日の昼食は「くるみパン」です。

本日より心を入れ替え食生活を改善することに致しました。朝食と夕食は栄養バランスを考えてきちんと取っていますけれど、ここのところ昼食に甘いパンを戴くことが多くなっています。ケーキや和菓子などを時々戴くのは構いませんが、昼食となると毎日のことなので、この際甘いパンはなるべく戴かないように致しました。
 「くるみパン」120円、安上がりです。と思いきや、今年初めての「桜桃」ハーゲンダッツ・クラシックミルクを買って仕舞いました。「桜桃」はもちろん山形産佐藤錦です。まだ大部お高いです。毎日5粒を限度として少しずつ戴くことに致します。昨年のブログを調べて見たところ、昨年は5月6日に初物の桜桃を戴いております。今年は少々出たのが遅いようです。昨年も、お高いので1日3粒などとケチなことを申しております。のど飴が切れたので、今回は「ひんやりソーダ」を買って参りました。

 メールボックスを覗いてみたら「音楽の友」6月号が届いていました。

特集は「この秋日本を席巻 ウィーン・フィル&ベルリン・フィル」です。読んで面白い記事があったらまたご紹介致します。ベルリン・フィルと言えば、先日佐渡さんが指揮をされましたね。CDも出るそうです。そして佐渡さんの著作権料は全て震災の義援金に寄付されるそうです。

 AC広告機構のコマーシャルで金子みすゞの「こだまですか」がすっかり有名になりました。今朝の朝日新聞の文芸時評に斎藤美奈子さんが、ネット上に掲載されたこの詩のパロディーを二つ挙げていました。

 「大丈夫?」って言うと、「大丈夫」ってこたえる。「漏れてない?」って言うと、「漏れてない」ってこたえる。こだまでしょうか?いいえ、枝野です。

 「熱海」って言うと、「通過」ってこたえる。「名古屋」って言うと、「停車」ってこたえる。こだまでしょうか?いいえ、ひかりです。

 何のことやら!以前も取り上げたことがございますけれど、私は斎藤美奈子さんを応援しています。女性の小説家は今や沢山いますけれど、文芸評論家は殆どいません。女性も小説を書きたければ書けばいい。でも評価するのは男性なのだぞ ー そう言われているような気が致します。もちろん女性だからと言うだけでなく、斎藤さんは優れた批評家であり、また、女性固有の視点から鋭い分析もなさっています。

 本日のお昼の音楽はブラームス「交響曲第2番」です。少々疲れ気味で、心も少し弱くなっているので、この曲に致しました。

それではヤンソンス/バイエルン放送交響楽団の演奏で第1楽章を貼っておきます。ヤンソンス/バイエルンの2番はコンサートでも聴いたことがあります。




2011年5月24日火曜日

本日の昼食と「読書会」と「学会・ホテル」と「枕」そしてブラームス「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食は「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」「コロッケドッグ」です。

「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」は何時もはローフ状のものを戴きますけれど、本日はこの形のものしかありませんでした。「コロッケドッグ」は小ぶりで程よい大きさです。「佐藤錦」が出ておりましたけれど、苺が少し残っておりましたので、買うのは次回に致しました。苺は鮮度が落ちています。次は「桜桃」のシーズンです。まだ、少々お高いようですけれど、明日からは「桜桃」を戴くことに致します。

 本日は午前中に読書会がございました。読んだのは乙一「箱庭図書館」です。それなりに面白く読めました。例によってケーキを戴きました。色んな種類のケーキを買って来て下さるのですけれど、何時も私が最初に選ばせて戴きます。本日は苺のショートケーキに致しました。

何時もはアンテノールのことが多いのですけれど、これはどこのか知らん?でも、結構美味しいケーキでした。

 昨日の続きを少し書いておくことにします。博多を散策した後学会会場に向かいました。終わってからホテルに帰る途中知り合いのグループに遭遇致しました。夕食に誘われ思わず「はい」と言って仕舞いましたけれど、少々思慮が足りなかったと反省致しております。久しぶりに会った方たちとお話しするのはいいのですけれど・・・。少々疲れてもいたので、ホテルに帰り、早めにレストランで美味しいものを戴こうと思っておりました。それなのに、この方たちとご一緒すれば、居酒屋のような所に連れて行かれるのは目に見えておりましたのに、ついお誘いに乗って仕舞ったのです。案の定居酒屋のような所に連れて行かれました。イカのお刺身やキスの天麩羅は美味しく戴きましたけれど、皆さんお酒を飲まれますし、煙草の臭いなどもしていいことはございません。私は居酒屋が大の苦手なのです。6月には京都に参ります。その時にはこんなことにならないよう気を付けようと思います。せっかく京都まで行って居酒屋はありませんからね。

ホテルに帰ってから、鈴掛で買っておいた「豆大福」を戴きました。

それから○餅も一つ。

 ホテルはリーガロイヤルホテルに致しました。他にいいホテルがなかったのです。


(窓からの景色)

でも、リーガロイヤルも余りよくありません。ツインのシングルユースなので、お部屋は割と広いのですけれど、朝食はヴァイキングです。私はヴァイキングも嫌いです。大量に作り置きしたものを戴くなんて美味しいはずがございません。通常朝食は和食を戴きますけれど、作りたてでないお味噌汁や、冷めた焼き魚など戴きたいとは思いませんので、洋食に致しました。矢張り、しっかりした料亭の入ったホテルで朝食を戴くのが一番です。
 2日目は早起きをしてしっかり研究発表・シンポジウムを聴き、駅で辛子明太子を買って帰りました。でも週末が潰れるとやはり疲れます。今週はちょっと大変そうです。

 本日もこれから会議が二つあります。本日の会議は少人数の会議なので失神している訳にも参りません。本当はこんなものを持って行きたいのですけれどもね。

卒業生に頂いたものです。(うたた寝をしているところを目撃されたのか知らん?)机に突っ伏してうたた寝する際などに便利です。おでこを赤くして授業などに行くわけにも参りませんから。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ピアノ協奏曲第2番」です。

バックハウス/ベーム・ウィーンフィルの版ですけれど、この曲はこれが一番です。本日はポリーニの演奏で第1楽章を貼っておきます。これもいいです。




2011年5月23日月曜日

鈴掛「○餅」と「思い出・喪失感」そしてラフマニノフ「ヴァカリーズ」

日は2限・3限に授業があり、昼食を戴く時間がございませんので、これで済ませます。

博多の和菓子屋さん鈴掛「○餅(えんもち)」です。右の竹籠に入っておりました。この籠は小物入れに使います。もっちりした皮に美味しいあんこ。博多に行くとよく買って参ります。

 土曜日にちょっと博多に行って参りました。昼食は天神で三越のアフタヌーン・ティーに入り、パスタを戴きました。



パスタは「揚げなす・ベーコンのスパゲティー」、デザートはチーズケーキです。それから、ちょうどアクロスの会員カードの有効期限が切れる頃でしたので、立ち寄って更新して参りました。兵庫県立芸術文化センターやザ・シンフォニー・ホールは会費が無料ですが、アクロスは年会費3000円です。

 博多の街を一人で歩くのは初めてでした。何時も福岡に住む友人が一緒だったからです。今回は、私もお仕事がらみですけれど、丁度友人もお仕事で他所に出ており、入れ違いになりました。一人で街を歩くのは何時ものことですが、博多では初めてだったので、とても寂しく感じました。変なものですね。

 そのせいか、夜ホテルで変な夢を見ました。小学校の低学年の頃、近所の2年上のお姉さんとよく遊んでいました。その方の家は和風の家で、門から敷石を踏んで玄関に入ります。玄関右手には紫陽花が植えてあり、梅雨時は鮮やかな紫色の花が咲きます。夢の中では、そのお姉さんの後をついて家に入ります。それだけの夢です。ホテルのベッドで眼を覚ますと、お姉さんの脹ら脛と紫陽花の紫色の花がクッキリと目に焼き付いています。そのお姉さんは中学校は別でしたので、その後殆ど遭うことはなくなりました。そして、お姉さんの家は何時のまにか、その周辺の家や空き地と共になくなり、大きなマンションになりました。今、何処に住んでいらっしゃるのかも分かりません。ベッドの中で、もうお姉さんの家はないのだと言うことがとても寂しく感じました。実際には、頭の中に 'irrevocable' (呼び戻せない)と言う言葉を思い浮かべ、何だか大きな喪失感に襲われました。あの紫陽花の咲く家も、お姉さんの脹ら脛も、もう 'irrevocable' なのだと。

 昨夜、ETV特集でカズオ・イシグロが取り上げられていました。その中で、彼は記憶やノスタルジーを大切にしていると仰っていました。私はカズオ・イシグロの小説は殆ど読んでいますけれど、確かに彼の作品からはそのことを明確に感じ取ることが出来ます。
 インタヴューは日本人と話すときも全て英語でした。多分、日本語はもう話せなくなっているのだと思います。イシグロ氏は5歳まで長崎で育ち、その後はずっと英国で暮らしていらっしゃいます。日本語すら忘れてしまったイシグロ氏にとって日本で過ごした子供の頃の記憶とは一体どのようなものなのでしょうか?彼にとってはもう50年以上前のことであり、もし帰られてもすっかり変わって仕舞っていると思います。彼にとって、その頃のことは彼の記憶の中にしか存在しなくなっているのだと思います。
 そうやって私たちも、歳経るにつれ、色んなものを失って行き、それらは私たちの記憶の中にのみ生き残る ー そんな風になって行くのだと思います。とても寂しく感じますが、そのような意味で記憶は大切にして行きたいと思います。

 もう授業に行かなくては!授業の後は嫌な会議があります。それが終わってから続きを書くことに致します。

 帰って参りました。お仕事を再開する前に少しお休み致します。本日の音楽は諏訪内晶子「メロディー」に致します。実は土曜日にちょっとヤマハに立ち寄り、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」やドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」のピアノ伴奏のCDが入った楽譜を買って参りました。お仕事が終わったらそのCDの伴奏に合わせて弾いてみようと思います。

以前は諏訪内さんの演奏が YouTube にあったのですが、今は削除されてありません。仕方ないので宮本笑里の演奏を貼っておきます。諏訪内さんと宮本さんとではまだ格が違うと言う感じが致します。


2011年5月20日金曜日

「出講」と「夏バテ」そしてドヴォルザーク「スラヴ舞曲」

日は出講日です。先ほど戻って参りました。昼食はヤマザキの「ランチボックス・深入りピーナッツ」でした。甘すぎるのでめったに戴かないのですけれど、今日は何となく戴きたくなりました。
 暑くて喉が渇いたので「のむヨーグルト・苺」を戴くことに致します。

暑さも加わり何だかとても疲れています。もう夏バテか知らん?それに例によって眠くて仕方ありません。私は風邪一つひかず元気ではあるのですけれど、どうも疲れやすい体質のようです。でも、疲労感は、身体が発する、これ以上頑張るなと言う警告のようなものかも知れませんね。

 週末はゆっくりお休みしたいところですけれど、学会があるのでお休み出来ません。でも、今回は研究発表やシンポジウムのパネルのお仕事はなくただ聴くだけですから、適当に休み休み出てくることに致します。ちょっとさぼって遊んで来ようか知らん?そう言う訳でブログの更新もお休みさせて戴きます。

 本日の音楽は諏訪内晶子「スラヴォニック」を聴いています。

このアルバムはとても好きなアルバムです。私の好きな曲でよく弾くドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」も入っていますけれど、私はこの諏訪内さんの演奏が一番好きです。それからヤナーチェク「ヴァイオリン・ソナタ」、ブラームスの「ハンガリー舞曲」とクラリネット・ソナタ第2番を諏訪内さん自身がヴァイオリン用に編曲した曲(これが中々いいです。)、そしてドヴォルザーク「スラヴ舞曲」も入っています。聴いていると何だかとても懐かしいような気持ちになります。
 本日は庄司沙矢香さんの演奏で「スラヴ舞曲第2番ホ短調」(クライスラー編曲)を貼っておきます。


2011年5月19日木曜日

「さつまいもフランス」と「義援金」と「放射能汚染」そしてヤンセン「バッハ:インヴェンションとパルティータ」

日の昼食は「さつまいもフランス」です。

それから、新鮮な「博多あまおう」が出ておりましたので買いました。最近お芋の入ったパンを戴くことが多くなっていますが、私は特にお芋好きと言う訳ではありません。何時も行くパン屋さんには、お芋を使ったパンが多いのです。それで、必然的にお芋を使ったパンを戴く機会が多くなります。それだけのことです。このパンは黒胡麻が沢山かかっていて切ったり戴いたりする時に胡麻がポロポロと落ちます。
 先ほどデザートに苺を戴いておりましたところ、ゼミの学生が参りました。本日はゼミの日なのです。戴いているところを見られたので仕方なくゼミ生にも出して上げました。何て太っ腹なんでしょう!

 それにしても眠たくてたまりません。どうしてこんなに眠いのでしょう?病気なのか知らん?でも、お仕事をしなくてはならないのでお昼寝も出来ません。やれやれ。

 先日お給料が出ました。今月も収入の1%を義援金として寄付致しました。何時のまにか途絶えてしまうことのないよう、毎月記録しておこうと思います。

 先日は宮城県の牧場の牧草から規制値の5倍以上放射線が検出されました。私の予想していたとおり、1号機から3号機までの全ての原子炉で炉心のほぼ全てがメルトダウンしていたようです。1号機では、汚染水を利用した冷却が計画されていますが、これも建屋内に漏れ出した汚染水をまた原子炉に循環させると言うもので、密閉型の冷却ではありません。つまり、放射性物質が絶えず環境内に放出され続けると言うことです。高濃度汚染水の海水・地下水への流出も避けられないと思います。東電の作業工程表では9ヶ月で安定冷却が出来ることになっていますが、恐らく無理だと思います。早くとも1年、場合によれば数年にわたって放射性物質が流出する事態が予測されます。広範囲にわたって放射線量をモニタリングする必要がありますが、きちんと実行されるのか?そして正確な情報提供がなされるのか?これまでの隠蔽体質を考えると些か不安を覚えます。

 本日のお昼の音楽はジャニーヌ・ヤンセン「バッハ:インヴェンションとパルティータ」です。

以前にもご紹介致しましたが、バッハのインヴェンションを2声はヴァイオリンとチェロ、3声をヴィオラを加えて演奏しています。大変心地よく聴けるアルバムです。本日はシンフォニア第11番(3声のインヴェンションを一般にシンフォニアと言っています。)を貼っておきます。ピアノ版も付けておきます。




2011年5月18日水曜日

酒池肉林の生活と「和の極意 和菓子」そしてシェーンベルグ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「ロースカツサンド」「チョコ・オールドファッション」です。

ロースカツサンドだけでも量的には充分なので、これだけ買って帰るつもりでしたが、何かもの足りなくて「チョコ・オールドファッション」を買って仕舞いました。それから、お仕事とは関係のない本も買って仕舞いました。

窪美澄「ふがいない僕は空を見た」森見登美彦「新釈走れメロス」です。「ふがいない・・・」は今朝の朝日新聞の「人物」の欄に窪さんとこの小説のことが書いてあり、ちょっと気になっていました。森見の小説は、読んでいないので読もうかなと思って買って仕舞いました。
 このような酒池肉林(?)の生活はいけません。欲望は切りがありません。私は煩悩を克服し悟りを開くことを目標としています。欲望に任せて甘いものを戴き、読みたい本を買い、聴きたいCDを買うのも程々にしなければなりません。色即是空!

 昨夜は「和の極意 和菓子」を見ました。金沢の伝統的なお干菓子「長生殿」などの紹介がありました。私も極めたいと思いました。和菓子職人になりたいとも思いました。現実には無理ですけれど、今年の秋は「栗きんとん」を極めようと固く決意致しました。京都・老松の「栗しぼり」を目指して美味しい栗きんとんを作ります。フンフン!(鼻息)

 本日のお昼の音楽はシェーンベルグ「ヴァイオリン協奏曲」です。

ヒラリーちゃんの演奏で第1楽章を貼っておきます。この3月にはリサイタルをすっぽかされました。




2011年5月17日火曜日

「スウィートポテトパイ」と「教育実習」そして小山実稚恵「ショパン・ピアノソナタ第3番」

日の昼食は「ココ」と「スウィートポテトパイ」です。

ついでに「のむヨーグルト・ブルーベリー」も買って参りました。

 今日は早起きして午前中に教育実習巡回指導に行って参りました。本日はグレーのグレンチェックのスーツです。今日は晴れて暑いので少々汗をかいて仕舞いました。就職活動中の学生の苦労が少し分かりました。私から見ると学生はまだまだ英語の力も不十分で、子供っぽく感じられますが、今年教員になったゼミ生も一人前に担任もして家庭訪問などもしたとのことですから、私が思っているより大人なのかも知れません。などと言っても、私もつい何年か前までは学生だった訳ですから余り偉そうなことは言えません。午後は会議です。早起きしたため眠たいので間違いなく失神しそうです。

 本日のお昼の音楽は小山実稚恵さんの演奏でショパン「ピアノソナタ第3番」を聴いております。

ソナタの他、マズルカ40・41・38番とアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズが入っています。本日はカツァリスで第1楽章と第4楽章を貼っておきます。




2011年5月16日月曜日

「おいもとりんごのシナモンブレッド」と「電卓」と「浜岡原発事故」そしてブラームス「ヴァイオリンソナタ」

日は例によって2・3限が講義のため今頃昼食です。

本日は「おいもとりんごのシナモンブレッド」です。デザートは先日の残り物のメロンです。それから、常備薬の「ラムネ」、そして、無印の「電卓」を買って参りました。

この電卓はシンプルかつ使いやすそうです。丁度携帯電話サイズで、携帯電話に入力するような感じで操作できます。

大切な常備薬です。1日2粒までと言う処方をきちんと守っています。

 先日、浜岡原発5号機で原子炉内に海水400トンが混入する事故があったとの報道がありました。非常に分かりにくい報道です。海水が原子炉内に混入すると言うのはどういうことなのでしょうか?その意味はこういうことです。一次冷却水を二次冷却水(海水)で冷やす熱交換機内で一次冷却水を通す細管が破断したと言うことです。それも、400トンもの海水が混入したとのことですから、かなり大規模な破断です。はっきり言って大事故です。中部電力は放射能漏れはないと言っていますが、嘘です。細管が破断して海水が一次冷却水の中に混入したのですから、二次冷却水の海水内にかなりの量の一次冷却水が流れ込んでいるはずです。一次冷却水は、原子炉内から来ている水ですから当然高い放射線を含んでいます。それが、二次冷却水に流れ込み、温排水として海に放出されていますから、放射能漏れがない筈がありません。
 問題なのはこの事故がまるで些細なことのようにしか発表も報道もされていないと言う事実です。しかも、中部電力が発表したのは事故の発生から19時間後のことです。確かに、福島原発の事故と比較すれば小さな事故のように見えるかも知れませんが、一次冷却水の配管の破断と言うのは、本質的には福島第一原発で起こったのと同じことです。地震でもないのに、配管の破断が起こって仕舞うのに、それでも大地震が直下で起こっても大丈夫と言い張るのでしょうかね?

 先日、ムター姉さんのブラームス「ヴァイオリンソナタ」の新しい版をご紹介致しましたが、実はDVDも買って仕舞いました。

ヴァイオリンを弾いていると映像はとても参考になります。本日は第1番「雨の歌」第1楽章を貼っておきます。こちらは古い方の録音です。


2011年5月14日土曜日

KFC「ローストチキンサンド」と「原発作業員」そしてベートーヴェン「交響曲第7番」

日の昼食は昼食はケンタッキー・フライドチキン「ローストチキンサンド」です。

果物が切れておりましたので、本日は「カットメロン」に致しました。それから「ミツヤ・サイダー」も買いました。時々ふと飲みたくなることがあります。

 昨日、福島第一原発で働いていらっしゃった作業員の方が亡くなられました。被曝によるのもではないようですけれど、作業環境が劣悪であることが遠因になっていると思われます。テレビなどでは殆ど報道されることはありませんけれど、ネット上などの作業員の方の報告などを見ますと、今回引き上げられた年間被曝量の最大値250シーベルトも守られていないようです。人命をないがしろにする東電の体質には憤りを禁じ得ません。また、先日のニュースでは、トラック運転手の方が、求人情報では女川での仕事となっていたのに、実際には福島第一原発の仕事であった旨の報道がありました。ハローワークを始め色んなところで作業員を集めているようですけれど、少なくとも、嘘の求人はいけません。
 先日も書きましたけれど、原発は事故が起きなくても、年間の放射線許容量を超えて働く作業員を前提になりたっています。そのような方たちは、東電が直接雇用しているのではなく、下請け、孫請け等々によって集められた労働者です。下請け、孫請けと下がる度に、賃金がピンハネされる仕組みになっています。そこに暴力団がからんでいると言う指摘も多々あります。
 ここで、詳細に論じる余裕はありませんが、原発から多量に発生する放射性廃棄物がどんどん貯まっています。しかも、それを安全に処理する方法は確立されていません。電力会社は全国紙の全面広告やテレビコマーシャルなどで、原発をクリーンなエネルギーと謳っていますが、とんでもない大嘘です。猛毒の放射性廃棄物を大量に出す原発が何でクリーンなどと言えるのでしょうか?戦争中に日本は神国だから絶対に戦争には負けないと言っていたのと同じようなものです。そして、その広告に使われる何億もの費用も、私たちの支払う電力料金でまかなわれています。
 今回の事故により、国民の原発の危険性についての認識は高まったことと思います。これを機に、再生可能な自然エネルギーへの転換を図るべきだと思います。やがて全世界がその方向に向かわなければならない時がやってきます。日本がその先頭に立って技術やシステムを開発すれば、それは同時に世界全体に貢献することにもなります。それが出来ないと言うのも原発の「安全神話」や、原発はコストが安いと言うのと同様ねつ造された「神話」に過ぎません。やろうとしさえすれば、必ず出来ることなのです。政府はエネルギー政策を根本的に見直すと行っています。是非、本気になって実行して戴きたいと思います。

 本日のお昼の音楽はベートーヴェン「交響曲第7番」に致しました。

本日は第2楽章を貼っておきます。


「出講」と「1号機メルトダウン」そしてベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」

日はサーバーのメインテナンス中とか言うお話しで、更新が出来ませんでした。昨日は出講日でした。例によって疲れて帰り、アイスクリームを戴いて少しお休みしてから、仕事を致しました。

 一昨日、福島第一原発1号機の圧力容器に関して、これまでは水位は燃料棒の上部からマイナス1.7メートルと発表されていましたが、実際には炉心が完全に露出している状態であったことが分かりました。東電は1号機の燃料棒の損傷は当初70%と発表し、後に55%と変更致しました。今回発表されたデータが正しいとすれば、炉心は完全に溶融しメルトダウンしていたことになります。圧力容器底部に水が残っていたら恐らく水蒸気爆発を起こしていたことと推測出来ます。幸いそのような事態は避けられた訳ですが、殆ど偶然としか言えません。
 圧力容器上部の温度は100度程度であると言うことです。そうだとすれば、溶融した炉心は既に圧力容器の中にはなく、圧力容器の底部を溶かし、格納容器底部に落ちていると考えるのが合理的だと思います。格納容器には水がある程度溜まっているようですから、何とか格納容器を溶かして外部に出る迄には至っていないようです。しかし予測されていたよりも状況はずっと深刻であることに変わりありません。工程表通りに安定冷却する道は閉ざされました。また、溶融した燃料を冷やす水は超高濃度の汚染水になりますし、仮に安定冷却が可能になったとしても、その後何十年にもわたってそのままの状態で冷やし続けなければならず、その後の処理技術も確立されていません。
 今回の1号機の状況もそうですけれど、恐らく現在発表されているデータは全て過小評価されたものと疑わざるを得ません。現在私が最も心配しているのは3号機です。温度が高い状態がずっと続いています。恐らくは、こちらも東電の発表より炉心溶融が大きく進んでいるのではないかと予想されます。
 高速増殖炉「もんじゅ」がナトリウム漏れによる爆発事故の後、ほとぼりもさめた昨年、運転を再開したにもかかわらず、検知機の誤動作などのトラブルの末、炉内中継装置と言う3.5トンの筒型の装置が原子炉内に落下する事故が起こったことは先日お話し致しました。現在は、その装置を引き上げることも出来ない状態が続いています。運転再開も出来ず、廃炉にも出来ない降着状態が続いているのです。実は「もんじゅ」も活断層の上にあることが分かっています。もし、今地震が起こったら落ちた装置も揺れて炉心を破壊する危険性があります。しかし、これだけの事故が起こり、危険な状況が続いているのに一切報道がなされていません。一体どういうことなのでしょうか?
 また、ニュースでは、国会において自民党は、管首相が浜岡原発を停止するよう勧告したことに対して独断であると追求を強めているとのことです。きちんとした安全管理もすることなく、原子力行政を推進してきた責任をどう考えているのでしょうか?本当に情けなくなります。
 先日は、神奈川の茶葉から規制値の500ベクレルを越える放射性セシウムが検出されたと言う報道がありました。汚染は益々拡がっています。また、汚染された校庭の土を掘り返し、表層の汚染された土を下にする処置がとられているとのことですが、どう見てもまともな方策とは思えません。一時的には放射線の濃度は低くなるかも知れませんが、例えば、雨が降れば放射性物質が地下に染みこみ地下水を汚染する可能性が高くなります。表土を移動し、きちんとした管理をしなければ全く解決策にはなりません。事故の終熄まで長期化が予想される中、付け焼き刃の対策ではなく着実・確実な対策が求められます。

 音楽を聴いて心を癒すことに致しました。聴いたのははベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」です。

ムター姉さんの演奏で、第3楽章を貼っておきます。


2011年5月12日木曜日

「あんパン・クリームパン」と「美容院」そしてバッハ「平均律クラヴィーア」

日の昼食はお菓子パンの王道「あんパン」「クリームパン」に致しました。

それから「コロッケ」を1枚買って参りました。以前は、お総菜売り場でコロッケを1枚買うのには相当心理的な抵抗を感じましたが、最近では何も感じなくなりました。オジサン化しているのでしょうか?

 午前中に美容院に行って参りました。梅雨に向けて大分すっきり致しました。ポイントカードが一杯になっておりましたので、今回は1割引でした。それでトリートメントもして戴きました。美容師さんも大変なお仕事だと思います。ずっと立っていなければなりませんし、手も荒れるのではないかと思います。私の行く美容院は洗髪もとても丁寧にして下さいますし、毛先の処理などもとても丁寧です。感謝致しております。

 午後はゼミがありました。ゼミ生の一人は来週から教育実習に行きます。大体6月の所が多いので、少し早めです。今は3週間実習がありますので結構大変そうです。その間は卒論の勉強が進まないので困ります。来週の火曜日の午前中に実習先の高校にご挨拶に行って来なければなりません。そう言うのは少々苦手なのですけれど仕方ありません。

 本日のお昼の音楽はバッハ「平均律クラヴィーア」です。

本日は第1巻2番ハ短調 BWV847 を貼っておきます。映像が面白いですよ。