2010年8月31日火曜日

「ドロリッチ」「極める」そしてバーバー「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は食欲がなかったので、ざるそばに致しました。帰りにセブンイレブンで「ドロリッチ」の新製品「ダブルグレープフルーツ クリーム in」を買って来ました。

昨夜から NHK 教育で「極める」の新シリーズ「西田尚美の京都学」が始まりました。4回のシリーズです。お見逃しの方は、来週月曜日の朝5:35から再放送がありますので、録画して下さい。
 1回目は「京料理」で、女優の西田さんが京都の老舗料亭を2件回って、お出汁の引き方を教えて戴くと言う内容でした。NHK ですので料亭の名前は伏せられ分からない世になっていましたが、1件目は「菊乃井」、2件目は「木乃婦」でした。いずれも有名な老舗料亭です。
 「菊乃井」で紹介されたお出汁の引き方は、まず、65度のお湯で1時間かけて昆布出汁を取り、今度は85度で1分間かつお出汁を取ります。「木乃婦」では簡単なお出汁の引き方が紹介されました。お水1.5リットルに10センチ角の昆布とかつお20g、それからお酒20mlを入れて沸騰させ、灰汁を取り除いて、弱火で15分で出来上がりです。これなら時間もかからず簡単に出来そうです。今度試して見ることに致します。

 本日のお昼の音楽はヒラリー・ハーン「バーバー・ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

残念ながら、ヒラリー・ハーンの演奏は「貼り付け無効」となっておりましたので、ジオラ・シュミットの演奏で第1楽章を貼っておきます。指揮は、イツァーク・パールマンです。


2010年8月30日月曜日

秋刀魚と秋と諏訪内晶子「メロディー」

日の昼食は「ツナトマトサンド」「クリンクルドーナッツ(チョコ)」です。

昨夜は秋刀魚の新ものが出ておりましたので、買って来て塩焼きに致しました。私は秋刀魚が大好きです。フワグラやキャビアよりずっと美味しいと思います。でも、家で焼くと、暫く臭いが残って仕舞いますので、それには少々閉口致します。
 まだまだ毎日暑くて真夏みたいですが、秋刀魚やら、果物売り場の梨などを見ますと、そろそろ秋なのだなと感じます。それにしても早く涼しくなって欲しいものです。今もまだ夏バテ気味で仕事が中々捗りません。

 本日のお昼の音楽は諏訪内晶子「メロディー」を聴きました。

本日は、このアルバムに入っているチャイコフスキー「懐かしい土地の思い出、第3曲 メロディー」をレーピンの演奏で、そしてラフマニノフ「ヴォカリーズ」を諏訪内さんの演奏で貼っておきます。




2010年8月28日土曜日

「焼きそば」と「梨」とベートーヴェン「ピアノソナタ」

日の昼食は「焼きそば」に致しました。

この焼きそばは何時も行くショッピングモールのお好み焼き屋さんで買って来るのですが、薄味で卵焼きで包んであり私の好みです。デザートはまた梨と葡萄です。実家から送られてきた梨はこれでお仕舞い。とても美味しい梨なので寂しくなります。

 睡眠不足もあり、心身ともに疲れています。明日はずっと寝ておこうか知らん。

 本日のお昼の音楽はベートーヴェンピアノソナタの30~32番をリヒターの演奏で聴きました。

それではグールドの演奏で第31番・第1楽章を貼っておきます。


2010年8月27日金曜日

「フラペチーノ」と弦の張り替えと「あげひばり」

日の昼食は「豆パン」「胡麻団子」です。

暑いのでまたスターバックスで「マンゴーフラペチーノ」を買って仕舞いました。デザートは梨です。

 注文していたヴァイオリンの弦「オブリガート」が昨夜届きました。

早速張り替えましたが、この時間帯は周りの迷惑になるので弾くことは出来ません。夜になったら、チューニングをして弾いてみようと思います。どんな音が出るのか楽しみです。
 私は弦は通販で購入致します。「オブリガート」は楽器店で買いますと17000円台ですが、通販では10000円くらいで買えます。大分違います。

 本日のお昼の音楽はヒラリー・ハーンでエルガー「ヴァイオリン協奏曲」とヴォーン・ウィリアムス「あげひばり」に致しました。

本日はジャニーヌ・ヤンセンの演奏で「あげひばり」を貼っておきます。




2010年8月26日木曜日

梨と葡萄とブラームス「ヴァイオリン協奏曲」

日は急ぎの校正の仕事があり昼食を戴くのが遅くなりました。
 本日の昼食は「サンドウィッチ」です。一つはカツサンドなのでお腹がいっぱいになりました。

デザートは葡萄です。ショッピングモールの果物売り場も梨がメインになり、桃は端っこの方に押しやられ数も少なくなっていました。まだまだ暑い日が続きますが、そんなところにも秋の気配を感じました。梨と葡萄は頂き物です。暫くは買わずに済みそうです。

 昨日は暑くて冷たいものが戴きたくなり、氷菓を買って来て戴きました。

これに、残っていたコンデンスミルクをたっぷりかけて戴きました。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

それではハーンの演奏で第3楽章を貼っておきます。


2010年8月25日水曜日

弦の交換とラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食は「ウィンナードッグ」「バターケーキクロワサン」に致しました。

デザートには残りの岡山の桃を戴きました。

 本日、ヴァイオリンの弦を注文致しました。もう8か月も交換していませんでした。もう大分前から交換しようと思っていたのですが、つい遅くなってしまいます。
 これまでは「エヴァ・ピラッツィ」を使っておりましたが、今回は「オブリガート」に致しました。

「エヴァ・ピラッツィ」がナイロンコアの可能性を最大限に引きだすことをコンセプトに開発されたのに対し、「オブリガート」は出来る限りガット弦に近づけることをコンセプトに開発された弦です。「エヴァ・ピラッツィ」も優れた弦で、力強く伸びやかな音が出ますが、暫く弾いているうちに、もっと柔らかな音が出したくなり、今回は「オブリガート」に致しました。音質だけを考えるなら「オリーヴ」あたりがいいのかも知れませんが、ガット弦はチューニングが安定せず切れやすいので扱いが面倒です。

 本日のお昼の音楽はアシュケナージの演奏でラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」に致しました。


それでは第1楽章を貼っておきます。




2010年8月24日火曜日

読書会、「ピアノの森」とショパン「ピアノソナタ第3番ロ短調」

日は午前中読書会でした。読んだのは以前ご紹介した島田雅彦「カオスの娘」です。

探偵小説仕立てになっていて面白く読める作品ですが、注意深く読む必要のある作品です。
 昼食は食欲がないので抜いてしまいました。ただし、読書会でケーキを戴きました。

今晩は、ヴァイオリンのレッスンがあるのでお腹が空くかも知れません。

 昨日は仕事を終えてから、「ピアノの森」第18巻を読みました。ショパン・コンクールもいよいよ佳境にさしかかりつつあります。

読んでいてふと思ったのですが、「ピアノの森」は構造が「ヒカルの碁」に似ているような気がします。
 まず、ヒカルが本格的に碁の世界に入って行くのは、祖父の家で見つけた古い碁盤とそこに宿る藤原佐為の霊のせいですが、「ピアノの森」でも、海をピアノの世界に導くのは森に捨てられた古いピアノとその嘗ても持ち主で今はピアノを弾けなくなった阿字野です。それから、ヒカルにも海にもライヴァルがいて、二人ともそのライヴァル関係の中で成長して行きます。ヒカルのライヴァル・アキラの父は著名な棋士、海のライヴァル・雨宮修平の父親も著名なピアニストであり、二人は謂わばサラブレッドです。
 このようなパターンは「ピアノの森」と「ヒカルの碁」に限ったわけではなく、嘗ての少年漫画によく観られたパターンなのかも知れませんが、「ピアノの森」はもしかしたら「ヒカルの碁」のパターンを意識的に踏襲しているのかも知れません。

 本日のお昼の音楽はショパン「ピアノソナタ第3番ロ短調」に致しました。アニメ映画の「ピアノの森」では、阿字野が交通事故に遭う場面で使われていました。演奏は多分アシュケナージです。

本日はルイサダの演奏で第4楽章を貼っておきます。


2010年8月23日月曜日

「ピアノの森」と小山実稚恵

日の昼食は「バケットサンド」「蒸しパン」です。

デザートに土曜日に戴いた梨の残り半分を戴きました。
 
 土曜日はツタヤに行って、DVD を何枚か借りて参りました。その内の1枚、「ピアノの森」を観ました。

このアニメ映画は、第6巻の冒頭、雨宮君が東京に帰るところまでです。面白く鑑賞致しました。
 それで思い出し、「ピアノの森」第18巻を買って参りました。

仕事が一段落したら読もうと思います。

 先日ご紹介した、小山実稚恵さんのブラームス「ピアノ協奏曲」は9月4日サントリーホールです。仕事の都合もあり私は行けません。残念です。
 それから、ショパンのピアノ協奏曲は既にリリースされておりました。

本日昼食を買いに出たついでに、余りクラシックの置いていない小さなCDショップに立ち寄ってみましたが、矢張り置いてありませんでした。近いうちに購入しようと思います。
 本日は小山さんの演奏で、「舟歌」を貼っておきます。


2010年8月21日土曜日

梨と「スローターハウス5」と「音楽の友」そしてバッハ「ヴァイオリン協奏曲」

夜、実家からが届きました。暫くは美味しい梨が戴けます。それから本日の昼食は「とろろそば」です。

昨夜は注文しておいた「スローターハウス5」の DVD も届きました。


先ほどざっと観ましたが、なかなかよく出来ています。1972年カンヌ映画祭、「審査員賞」そして、「最優秀賞」ノミネート作品だそうです。その他にも幾つか賞を受賞しています。原作と一番異なるのは、先日申し上げましたようにこの作品はある作家がこれから書こうとする小説について語る部分がありますが、映画にはこの「枠」の部分がございません。小説の構造としては、この部分は必要不可欠な役割を果たしています。しかし、この部分は語りですから、映像化出来ないので仕方ないところです。原作はかなり複雑な構造を持った作品ですが、工夫を凝らして上手く映画化してます。
 一番驚いたのは、「音楽」がなんとグレン・グールドになっていることです。どの程度関わったのかはよく分かりません。しかし、音楽は全てバッハ!中心となるバックグラウンド・ミュージックは「ゴールドベルグ変奏曲」です。その他にもバッハの曲が使われています。例えば、ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章が流れる場面がありますが、ソロヴァイオリンの代わりにピアノが使われています。もう一度じっくり聴いてみようと思いますが、このピアノはグールドではないかと思います。

 それから「音楽の友」9月号が届きました。

表紙はご覧の通り、小山実稚恵さんです。冒頭にインタヴューが掲載されています。25周年を迎えられたそうです。その記事によりますと、今度、コンサートでブラームスのピアノ協奏曲を両方弾かれるそうです。一つのコンサートでピアノ協奏曲を2曲弾くなんて、相当大変なことだと思います。それも、特に2番は第4楽章まであり、ピアノの入った交響曲とでも言うべき壮大な作品なのですから。どこでやるのか知らん?私も聴きたいです。ショパン・イヤーと言うことでショパンの協奏曲2曲もリリースするとのことです。出たら絶対に買おうと思います。
 その他には、ヒラリー・ハーンの短いインタヴューもありますが、これは先日リリースされたチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」のライナー・ノーツとほぼ同じ内容でした。特集は「マーラーの交響曲」。その他、小澤征爾の復活インタヴューや、特別企画として生誕80周年の武満徹が取り上げられています。

 そう言う訳で今日の音楽はまたバッハに致しました。

それではハーンの演奏でヴィオリン教祖曲第2番BWV1042の第3楽章を貼っておきます。


2010年8月20日金曜日

「抹茶クリームフラペチーノ」、お食事会、そしてバッハ「平均律クラヴィーア」

日の昼食は「豆パン」「胡麻団子」です。

暑いのでまたスターバックスで「抹茶クリームフラペチーノ」を買って仕舞いました。それから、岡山の桃を戴きましたが、今回のは新鮮でまずまずの甘さです。

 昨夜はゼミ生に誘われて、お食事会に行って参りました。と言っても「牛角」と言う焼き肉屋さんです。狭苦しいのと、煙たいのには些か閉口致しましたが、勉強を離れ、歓談しながらのお食事は、それなり楽しい一時でした。
 ゼミ生は男子1名、女子4名、計5名です。男の子は公務員試験の1次に合格し、2次の面接を受けましたが、不合格だったそうです。これからどうしようかと悩んでいる様子。女子2人は教員採用試験の1次に合格し近々2次の試験があります。2人ともしっかりしていて、英語もよく出来る子なので、受かってくれればと願っています。後の2人、1人は大手の塾の英語の講師に内定、あとの1人がまだ内定を貰っていません。
 将来に向けて頑張っている学生を見ると、何とか力になって上げたいという気持ちと共に、少し哀しい気持ちにもなって仕舞います。大人になると段々悲しみが増えてくるような気がするからです。皆、充実した心安らかな人生を送って欲しいと切に願わずにはいられません。

 本日のお昼の音楽はグールドの演奏で平均律クラヴィーアを聴きました。

本日は第2巻No.14 F-sharp minor BWV883 を貼っておきます。


2010年8月19日木曜日

「フルーツサンド」「スローターハウス5」そしてショパン「ピアノ協奏曲第1番」

日の昼食は久しぶりに「フルーツサンド」です。

果物が切れていたので、岡山の桃を買って参りました。今度は美味しかったらいいのですが。

 昨日、Amazon からの案内で、カート・ヴォネガット・ジュニア「スローターハウス5」の DVD が出ていることが分かり、早速注文致しました。

カート・ヴォネガット・ジュニアはSFを文学の1ジャンルとして確立したアメリカの現代作家ですが、私の好きな作家の一人です。彼の作品には常に弱者に対する暖かい眼差しを感じることが出来ます。
 映画化されていることは知っており、ずっと探していたのですがありませんでした。それが、何故か昨年になって出たようです。監督は「ガープの世界」ジョージ・ロイ・ヒルです。文学作品を映画化したものの中には結構がっかりするような出来の悪い映画もありますが、この監督ならいい作品になっているのではないかと期待しています。今日か明日には届くと思いますので、週末にでも観たいと思います。観たらまた感想を書くことに致します。

 本日のお昼の音楽はショパン「ピアノ協奏曲第1番」に致しました。

それではアルゲリッチの演奏を貼っておきます。




2010年8月18日水曜日

「お好み焼き」「シューマンの指」そしてシューマン「幻想曲」

日の昼食は久しぶりに「お好み焼き」を戴きました。

余りに暑いので、スターバックスで「マンゴーフラペチーノ」を買って仕舞いました。冷たくて美味しかったです。

 昨夜、寝る前に少し読もうと思って、奥泉光の「シューマンの指」を読み始めたところ、止められなくなり最後まで読んで仕舞いました。悪い癖です。

この小説の基本構造は「ノヴァーリスの引用」に似ています。

「ノヴァーリスの引用」は語り手の回想と言う形式を取っていますが、記憶の曖昧性やや思い込みなどにより、事実が意図的にぼかされており、「事実とは何か」と言う問題自体がテーマの一つとなっています。その意味で、笠井潔の小説と同様、反探偵小説にもなっています。
 「シューマンの指」も里橋と言う人物が過去を回想して書く手記がその大半を占め、事実の客観性が歪められる構造になっています。ご存じの通り、シューマンは若かりし頃、ハインリヒ・ドルンに指示しピアニストを目指しますが、指を痛め演奏家としてのキャリアを断念して、音楽評論家、作曲家となる決心をします。「シューマンの指」と言うタイトルは、もちろんこの事実と深く関連しています。この小説には、例えば、音楽の実体とは一体何なのかと言う問いかけがあります。音楽とはパフォーマンスなのか、それとももっと観念的なものなのか?この小説には「演奏をしなくとも音楽はすでにある。」と言うフレーズが繰り返し現れます。
 また、この小説ではシューマンの音楽についての解釈(アナリゼ)が詳細に論じられ、更にそれと関わって、シューマンが狂気に陥った理由も暗示されます。このシューマンの解釈も中々面白く読みました。もちろん、作者自身の解釈がどの程度反映されているのかは分かりません。巻末の参考文献にはシューマンに関する文献が9冊ほど挙げてあります。何冊か読んでみようと思います。
 ミステリーなので余り書いて、種明かしをして仕舞う訳には参りませんので、この辺りにしておきますが、特にクラシック音楽のお好きな方ならきっと面白く読める小説だと思います。

 本日のお昼の音楽はこの小説の中でも重要な役を演ずるシューマン「幻想曲ハ長調」を聴きました。

一部をアルゲリッチの演奏で貼っておきます。


2010年8月17日火曜日

本日の昼食とバッハ「パルティータ」

盆を過ぎたと言うのに暑い日が続きます。何だかずっと夏バテ気味で力が入りません。

 本日の昼食は「チーズフォンデュフランス」「むっちりきなこ」です。

またハーゲンダッツ「ミルククラシック」を買って仕舞いました。

 本日のお昼の音楽はグレン・グールドの演奏でバッハパルティータを聴きました。

バッハは昔から好きでよく聴いておりました。それで、色んな思い出と結び付いています。聴いていたら何だか色んなことを思い出し、胸がジーンとなりました。矢張り私はバッハが一番好きです。
 それでは私の好きな「パルティータ第3番」を貼っておきます。




2010年8月16日月曜日

「シューマンの指」とモーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ」

日は終戦記念日でした。原爆の日からこの10日間ほど、戦争に関する番組を見たり本を読んだりする機会が多く、色んなことを考えさせられました。それにしても、「一億玉砕」などと言って、日本人が全員死んだら、一体何を守るつもりでいたのでしょうか?人名を何とも思わぬ、想像力が欠如した愚かな政府や軍の指導者たちのお陰で、一体何人の人命が奪われたことでしょう。腹が立って仕方ありません。

 本日の昼食は「カレーパン」「アップルカスタードデニッシュ」です。

チーズと紅茶が来てていたので何時ものを買って参りました。
 それから、昨日朝日新聞の広告で奥泉光「シューマンの指」が出ていたので、早速買って参りました。

タイトルからして面白そうです。読むのが楽しみです。奥泉光は好きな作家の一人です。自称、純文学ミステリー作家。「ノヴァーリスの引用」「『吾輩は猫である』殺人事件」など面白い小説を書いています。
 成績を早く付けないといけないので、それが終わってから読むことに致します。また読んだらご報告致します。

 本日のお昼の音楽はまたヒラリー・ハーンモーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ」を聴いております。

本日は第25番K.301を貼って起きます。


/div>

2010年8月14日土曜日

「おはぎ」と井上ひさし「一週間」とブラームス「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食はサンドウィッチ「ゴボウサラダ&トマト」「おはぎ」です。

お盆なので臨時の売り場が出来ていて「おはぎ」を売っておりました。ついフラフラと買って仕舞いました。一番少ないのが2個入りでしたのでそれを買って参りましたが、二つ戴いたらお腹がパンパンになって仕舞いました。それから、果物が切れていたのでピオーネも買って参りました。それからハーゲンダッツ。今週は少々戴きすぎです。反省致します。

 井上ひさし「一週間」を読み終わりました。本当は日曜日に読むつもりだったのですが、ちょっと読み始めたら面白くて止められなくない、最後まで読んでしまいました。

舞台は戦後間もないシベリアの捕虜収容所。一人の日本人捕虜の波乱に満ちた一週間が描かれます。井上ひさしらしく徹底的な取材がなされているようで、細部にわたりリアリティーを感じさせる小説です。
 また近年の日本史研究の成果も踏まえた作品になっています。具体的に言えば、関東軍はソ連の参戦をかなり前から察知し、将校およびその家族などを移送する準備を整えていたことが明らかになっています。もちろん、民間人や下級兵士を見捨てられることになります。また、戦後、日本政府とソ連政府の間に捕虜を巡る密約が取り交わされます。つまり、食糧難にあえぎ、就職先もない日本約50万人もの捕虜が一挙に帰ってくると混乱が起きると考えた日本政府と、戦後復興のため労働力を必要としたソ連政府の利害が一致し、捕虜をそのままソ連に抑留し労働力として行使することを認めるという密約がなされました。
 また、抑留中の死亡者の大半は下級兵士であり、日本軍の秩序が温存された収容所での死亡率が高かったと言う事実も示されます。そのような収容所では、下級兵士から将校が食料をピンハネし自分たちだけ十分な食料を摂り、極寒の地で重労働を強いられた下級兵士に十分な食料が与えられなかったことが原因だと考えられます。更に、ドイツやイタリアの捕虜は家族との手紙のやり取りを行っていましたが、日本人捕虜にはそれが出来ませんでした。それは、ドイツやイタリアの将校は所謂「ハーグ陸戦条約」(捕虜の待遇に対する国際条約)を知っており、それをもとにソ連に対し、待遇の改善を要求しましたが、日本人将校は全く無知であり、捕虜の処遇に対する改善要求を全く行わなかったからです。
 しかし、このように悲惨な状況を描きながらも、喜劇的な要素やユーモアが溢れ、とても面白く読むことが出来ます。また、主人公を初め、このような状況を作り出した日本政府、ソ連政府、関東軍司令部、捕虜収容所の将校たちに怒り、何とか抵抗し状況を改善しようとする人たちが登場します。彼らは、悲惨な状況に置かれながらも、人間らしく生きようとしています。読者はそこに、そのような人間の理性・善良さに何か救い、希望のようなものを感じます。井上ひさしの小説の優れた点だと思います。決して読みにくい小説ではなく、ハラハラ・ドキドキ、読み始めたら止められなくなるような面白い小説でもありますので、是非お読みになって下さい。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ピアノ協奏曲第2番」です。この曲はバックハウスベーム/ウィーンフィルの演奏が一番です。

本日はピアノ=バレンボイムでチェロのソロが美しい第3楽章を貼って起きます。




2010年8月13日金曜日

「玉砕 隠された真実」とドヴォルザーク

日は何時ものショッピングモールに昼食を買いに行きましたところ、財布がないのに気付き引き返して参りました。間抜けです。また行くのも面倒なので近くのセブンイレブンでアンパン1個買って済ませました。

 この時期になると戦争関係の番組がよく放送されますが、昨夜はNHKの「玉砕 隠された真実」を観ました。番組ではアッツ島玉砕が中心に扱われていました。
 1941年1月、東条英機の名前で「戦陣訓」が発布されました。その中には「生きて虜囚の辱めを受けず、・・・」と言う項目があります。軍の上層部は前線の兵士を見捨て、兵士たちはこの「戦陣訓」に従い、捕虜になることも許されず、死を選ぶ他はなくなりました。こうして、次々と「玉砕」が行われました。
 人の死を何とも思わぬ愚かな指導者たちのお陰で、多くの人たちの命が失われました。沖縄戦では兵士のみならず、一般市民もその犠牲となりました。
 番組では、偶然アッツ島の玉砕を生き残った方が出ておりました。皆さん、90歳を越えるご老人です。彼らは未だに、生き残ったのは不運だとか、生きていることが恥だと思っていらっしゃいます。この方たちの人生を考えると胸が痛くなります。

 本日のお昼の音楽はスーク「ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノのための作品全集」(2枚組)に致しました。

本日は「ソナチネ ト長調」第2楽章を貼って起きます。


2010年8月12日木曜日

「桃」とマーラー「交響曲第1番・巨人」

日の昼食は「カツカレーパン」「ごまもっちー」です。

デザートに岡山の桃を戴きましたが、前回戴いたものほど美味しくありません。同じものですが、前回のは程よく熟れ、手で皮がするりと剝けて、とても甘く美味しい桃でした。でも、今回のは、まだ熟れていない桃の鮮度が落ちたような感じが致します。手で剝くと皮が細かくちぎれうまく行きません。それに余り甘くなくて、味が薄い感じがします。

上の写真は買った時のものですが、下の方は見えません。このような状態で善し悪しを判断するにはどうしたらいいのでしょうか?もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

 本日のお昼の音楽は小澤/ボストンマーラー「交響曲第1番・巨人」を聴きました。小澤さんは秋から復帰されるとのことです。

本日はインバル/フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、第1楽章を貼っておきます。




2010年8月11日水曜日

「海月姫」「一週間」そしてメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」

夜はヴァイオリンのレッスンでしたが、順調に進みました。よしよし。

 本日の昼食は「コロッケサンド」「チョココロネ」です。

私は昔からコロッケが結構好きです。

 昼食を買うついでに書店に立ち寄り、昨日発売された東村アキコ「海月姫」第5巻と、井上ひさし「一週間」を買って参りました。

「海月姫」は現在私が愛読しているコミックスの一つです。おたく系腐女子のお話です。なかなか面白いですよ。

「一週間」は先日亡くなられた井上ひさしさんの最後の小説です。井上ひさしさんは、戦争を憎み、私も入っている「九条の会」の発起人でもあります。「東京セブンローズ」では、根津の団扇屋の主人が書く日記形式を取っていますが、戦中の庶民の生活を見事に描き出しています。筑紫哲也さん、そして今回の井上ひさしさんと、戦争に徹底的に反対し、民主主義を守ろうとして来た文化人が次々と亡くなって行きます。何だか危機感のようなものを感じて仕舞います。読んだらまたご報告致します。

 昨夜は NHK の「シンドラーに救われたユダヤ人」と言う番組を見ました。先日「シンドラーズ・リスト」を見返したばかりだったこともあり興味深く見ました。シンドラーに救われたユダヤ人の人たちや、クラクフのプワショフ収容所の所長アーモン・ゲートの娘さんも出ていました。自分の罪ではありませんが、ユダヤ人を虐殺した父を持つ方の苦悩が伝わって参りました。私たちの世代には第二次世界大戦は遠い歴史的な出来事のように思われますが、ここに描かれる人たちや原爆被爆者の方々など、その悲惨な体験を引きずって生きている方が大勢いらっしゃいます。戦争は未だ終わることのない現在の問題なのだと改めて痛感致しました。

 本日のお昼の音楽はメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

第1楽章の一部をジャニーヌ・ヤンセンの演奏で貼っておきます。