2011年7月30日土曜日

「焼きそばUFO」と「保安院のやらせ・六ヶ所村」そしてチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「焼きそばUFO」です。朝食が遅くなったのでいい加減に済ませます。それから残りの桃を戴くことに致します。

 昨晩は、昨年のゼミ生で、本学の事務に就職した子がお仕事の後私の部屋に立ち寄り、暫く歓談を致しました。仕方ないので、「ハーゲンダッツ」を一つあげました。何て気前がいいんでしょう!グス。

 昨日「原子力保安院」がプルサーマル運転の是非についてのシンポジウムで、関係者を動員し賛成意見を言わせるよう指示していたことが発覚致しました。本来、安全の観点から原発を規制する役割を持つ保安院がこのようなことをしていたと言うのは言語道断です。(さもありそうなお話しですけれど。)原子力安全委員会も、斑目委員長の発言を聞けば、同じようなものです。チェックすべき機関が全て、チェックどころか、原発推進にお墨付きを与える役割を果たしてきたと言うことです。今回の事故の責任は、電力会社を含め、危険性があるにもかかわらず、安全だと言いはり、事故対策もとることなく原発を推し進めて来た人たちの責任です。でも、誰も責任を取ろうとはしません。
 政府は「脱原発」ならぬ「減原発」の方針を発表致しました。恐らく、菅首相は「脱原発」を目指していたと思うのですが、殆どの閣僚は原発推進派なので、このような妥協案で纏まったのだと思います。しかし、このままだと、何時の間にか原発推進の流れに戻ってしまうのではないかと心配です。私たち市民が余程しっかりしないとそうなる可能性が高いと思います。
 本当は、全ての原発関連施設を全て廃止すべきところですが、少なくとも何時事故が起こってもおかしくない危険な所だけは即座に閉鎖して欲しいと思います。例えば、六ヶ所村の再処理工場もその最も危険な施設です。完成時期は、度重なる事故のため、当初の予定から既に18回延期され、建設予算も当初7600億円とされていたものが、現在2兆1930億円に膨らんでいます。(もちろん、これからも膨らみ続けるでしょう。) 
 この施設は現在は試験運転中ですけれど、年間、クリプトン85を33京(!)ベクレル、トリチウム1900兆ベクレル、プルトニウム240を2.9億ベクレルなどを大気中に、トリプトン1京8000兆、プルトニウム241を800億ベクレル、ヨウ素131を1700億ベクレルを海水に放出しています。挙げたのはごく一部で、事故がなくても、これだけの凄まじい量の放射性物質を環境に排出しています。すでに度重なる事故などのため廃止された英国のセラフィールドやフランスのラ・アーグの再処理工場の周辺地域では、それぞれの政府の機関による調査で、小児白血病が増えているとの報告がなされています。
 この地域には活断層があるとの報告があるにもかかわらず、耐震性は全国の原発関連施設でも最低レベルになっています。また、耐震工事をしようとしても、放射能で汚染されているため、それが出来ないというのが現状です。実は私は地震が発生した際、まず第一にこの施設のことが心配でした。ここには、全国から集められた原発100基分のプルトニウムが集められて巨大プールに保管されています。もし、これが事故を起こしたら、もちろん日本は壊滅します。
 危険な原発や施設はこれ以外にも沢山あります。原発関係の問題は知れば知るほど恐ろしくなります。これまでも度々事故は起こってきましたが、福島のような大事故がなかったのは本当に幸運な偶然に過ぎなかったのです。このまま続けて行けば100%日本が壊滅するような事故が起こります。そうなったらもう遅いのです。何とかしなければなりません。

 本日のお昼の音楽は五嶋みどりさんの演奏でチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を聴いております。

第1楽章を貼っておきます。五嶋さんはヴァイオリンをかなり立てて演奏されます。これでは高音部のボーイングが難しいのではないと思うのですけれど、演奏を聴けば全く問題ないようです。




2011年7月29日金曜日

「出講」と「ハーゲンダッツ」と「バッハ命日」そして「マタイ受難曲」

日は出講日でした。昨夜も夜中に眼が覚めてよく眠れなかったので、失神寸前です。でも今日で前期の出講はお仕舞い。少しホッとしています。疲れたので「ハーゲンダッツ」を戴いて休憩致します。

夏休みは8月10日からですけれど、その後すぐにオープン・キャンパス、更に続けて教員免許更新講習があり、私も講義をしなければなりません。殆ど、年上の方ばかりですし、そもそも私は教員免許更新制度に反対なので、少々憂鬱です。
 それにしても最近の大学は、競争原理が導入され、教育や研究以外にもお仕事が沢山あり、それに、やたらと書類を書かされるので、本当に時間的な余裕がありません。何だか本末転倒になっています。と言う訳で夏休みに入っても休む暇はありません。やれやれ。

 私としたことが、うっかりしてバッハ大先生の命日を忘れておりました。1750年7月28日、つまり昨日が命日です。今朝、ふと思い出しました。ご免なさい先生!

そう言う訳で本日は1日遅れて仕舞いましたけれど、バッハ大先生の死を悼み、「マタイ受難曲」を聴いております。

本日はカール・リヒターミュンヘン・バッハ合唱団/管弦楽団の演奏で、、1.合唱、47.アリア・Erbarme dich, mein Gott (アルト:ジュリア・ハマリ)、そして最後の合唱を貼っておきます。






2011年7月28日木曜日

「ロースカツサンド」と「桃」と「ゼミ写真」そしてベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第9番」

日の昼食は「ロースカツサンド」です。

それから「桃」を買って参りました。和歌山産の桃です。

早速デザートに戴くことに致します。程よく熟れ、皮は手で剝けました。甘くて美味しいです!

 本日は卒業アルバムの「ゼミ写真」を撮る日でした。すっかり忘れていて、いい加減な格好で来てしまいました。おまけに昼食を買いに行って、頭皮に汗をかき髪も酷い状態です。でも、私一人の都合で日にちを変えて戴くわけにも参りませんのでそのまま写りました。まあ、学生も結構いい加減な格好だったのでいいことにします。

 先ほど、コンサートのパンフレットを整理しておりましたら、こんなものが出て参りました。

余り趣味のよくないポスターですけれど、とても素晴らしいコンサートでした。ティケットは友人が取ってくれて一緒に聴きに行ったのですが、とてもいい席で聴くことが出来ました。思い出に残るコンサートの一つです。

 本日のお昼の音楽は、アルゲリッチクレーメルの黄金コンビによるベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ」です。

本日は第9番「クロイツェル」の第1楽章を貼っておきます。






2011年7月27日水曜日

「くるみパン」と「サーターアンタギー」と「夢」そしてバッハ「パルティータ」

日はまた昼食を戴く時間がなくて、今頃になって仕舞いました。本日は「くるみパン」と沖縄の「サーターアンタギー」です。結構禁欲的?

デザートは「ピオーネ」です。それからハーゲンダッツが切れていたので買って参りました。クーポン券で3個60円引きになるので、3個買いました。

もとが1個198円なので、1個あたり178円になります。お得?

 昨夜はまた夢を見て夜中に眼を覚まし暫く眠れなかったのでまた睡眠不足です。講義中に眠たくなりました。内容的には「悪夢」と言う程のこともないので「夢」と書いておきましたけれど、実質的には悪夢です。
 もう1年半もあっていない友人と京都に来ています。何処かの部屋で、匂い袋の色でトランプのように数が決まっていてそれでお互いに取り合うゲームをしています。(もちろんこんなゲームは実在しません。)私は友人にすぐに負けて仕舞います。悔しいので、もう1度やろうと言うと、友人は用事があるのでちょっと出かけてくるから待っていてと言って出て行きます。一人で部屋に残されるのは寂しいので、私も後を走って追いかけます。すると友人はデパートのようなところに入って行きます。私も続いてガラスのドアを通って中に入り、友人が入ったと思われる店に入ろうとしますが、男性の店員さんに、もう閉店だから入れませんと突き返されます。暫くすると友人が緑色のユニフォーム姿で出て来ます。何だかトップのとても高い帽子を被っています。実際は私より背が低いのですけれど、何だかとても背が高くなっています。私は、アルバイトなんだなと思って友人に目配せをして、追い立てられるように建物を出ます。でも、中に入って行くお客さんも沢山おります。不思議に思いながら、振り返ると、友人は中で鮮やかな緑の葉が付いた枝で床を掃き掃除しています。
 その時ふと思うのです。私は 'feast of life' (人生の饗宴)から閉め出されているのだと。こんな言葉が出てくるのは、ジェイムズ・ジョイスの「ダブリン市民」の一篇「痛ましい事件」にこの言葉が出て来て、ふと思い出したからです。そして、私はそのガラスのドアの向こう側には入れない、閉め出された存在なのだと思って、身の凍り付くような孤独感に襲われます。
 そこで眼が覚めましたが、一人暗闇の中に横たわる私の身体にその感情が暫く残り眠ることが出来ませんでした。もう生きて行くのが嫌になって仕舞うような感覚です。(ご心配なく、深夜の一時的な感覚ですから。)

 そこで今日はバッハを聴いております。シフの演奏によるパルティータです。

それではシフの演奏で2番を貼っておきます。














2011年7月26日火曜日

「冷やし中華」「冷やしぜんざい」「読書会」「福島原発の現状」そしてベートーヴェン「後期ピアノソナタ」

日は午前中に読書会がありました。読んだのは窪美澄「ふがいない僕は空を見た」です。既に、5月26日付けの記事でご紹介したのでここでは割愛致します。皆さん面白く読まれたようです。

例によってケーキを戴きました。本日は桃のケーキを選びました。

生の桃が半分載っています。私は桃が大好きなので美味しく戴きました。

 本日も時間がなかったので、昼食はセブンイレブンの「夏のミニ冷やし中華」で済ませました。

ケーキを戴いたのを忘れ、 「冷やしぜんざい」も買って仕舞いました。

 昨日のニュースでは中国の高速鉄道事故が取り上げられ、僅か1日半で運転を再開したこと、証拠隠しが行われている疑いがあることなどを批判的に扱っておりました。もちろん批判されて当然のこととは思いますけれど、それでは日本の原発事故のことはどうなのかと言いたくなります。まだ、事故の収束の見通しも全く立っていないと言うのに、安全だと言って原発の運転を再開しようとする動き、それに情報の隠蔽。それも中国の鉄道事故とは比較にならない、歴史に残る大事故であるにもかかわらずです。
 今の福島第一原発の状況に関しては、現在殆ど報道されることすらありません。まるですっかり安定しているかのようです。然し、実際には事故は殆ど破局的状況です。工程表では「安定的冷却」となっていますけれど、途中で意味のすり替えが行われています。現在は、東電もメルトダウン・メルトスルーを認め、溶融した核燃料が原子炉圧力容器はおろか格納容器も貫通して原子炉建屋下のコンクリートにまで流れ落ちていると予想されます。当初言っていた「安定的冷却」とは、原子炉圧力容器および格納容器が健全だと仮定し、配管及びポンプを修理して冷却すると言うことでした。しかし、その仮定が崩れ、現在は地下に溜まった汚染水を濾過し、それをまた原子炉に注ぎ込むと言う作業を行っています。つまり、環境に汚染物質が開放された形での冷却です。もちろん、その際放射能は環境に放出され続けます。しかも、溶融した核燃料を処理する技術もなく、また、何時になったら近づけるのかも分かりません。従って、少なくともこのような状態が十年以上にわたって続くことになると思います。そして、その間も放射能は環境中に放出され続けます。当然のことながら放射能汚染は益々拡がります。そればかりではなく、未だに再臨界や爆発の危険性もあります。
 そして、更に懸念される問題もあります。報道されていた頃には、特に2号機の原子炉建屋の地下及び側面を鉄板で覆う計画があるとのことでした。それは、溶融した核燃料がコンクリートを溶かし、地下に達した場合、地下水を汚染し、超高濃度の汚染水が海に流れ込む危険性を認めているからです。そうなったらもう手の施しようもありません。超高濃度の汚染水が今後半永久的に海水に流れ込み、それこそ日本だけではなく相当広範囲に海を汚染することになるでしょう。東電がその計画の実行を渋っているのはもちろん莫大なコストを要するからです。しかし、そのようなことを言っている場合ではありません。早急に工事を開始するべきです。
 私たちは今後何年にもわたって放射能汚染と不安の中に生きなくてはなりません。

 本日の音楽はベートーヴェンの後期ピアノソナタに致しました。

本日はゼルキンの演奏で第31番第1楽章を貼っておきます。


2011年7月25日月曜日

「ミニとろろそば」と「なめらか杏仁」そしてプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」

日の昼食はセブンイレブンの「ミニとろろそば」です。

月曜日は2・3限が授業で買いに出る時間がありません。それで、大学に来る途中セブンイレブンに立ち寄り買って参りました。デザートは「なめらか杏仁」に致しました。でも、月曜日の講義は今日で終わりで、後は試験だけです。

 先日、資源エネルギー庁が多額な税金を使って原発に関する「不適切情報」を監視していたことが発覚した旨記事に書きました。大問題ですから、ニュースなどでも大々的に取り上げられると思っておりましたが、一向に問題にされる気配がございません。この国の報道はどうなっているのでしょうか?
 昨日は、お掃除、お洗濯、食事の準備以外の時間はゴロゴロ、先日買った原発関係の本2冊を読みながら過ごしました。これまで殆ど無視されて来た学者の本が俄に出版されると言うのもどうかとは思いますけれど、とりあえず、出版の世界では、まだ脱原発・反原発に対する自主規制がとられていないと言うのは、少しばかり安心出来る材料です。この際は本で情報を仕入れて下さい。
 それにしても、事故当初テレビに出演されていた学者の方はどうされているのでしょうか?確か、原子炉圧力容器や格納容器は健全でメルトダウンは起きていないから大丈夫だとか、チェルノブイリなどと比べれば軽い事故だなどと仰っていましたよね。同じ大学人として、どういう顔をして講義をされているのか、他人事ながら心配になります。全国民に堂々と虚偽の情報を流しておきながら、信頼の出来る講義が出来るのでしょうか?それとも、学生の皆さんも、原発推進が出来なくなったら、電力会社から戴いている研究費も来なくなり、自分たちの将来のお仕事もままならなくなるので、原発推進と止めないためになら、人命がかかっていようと、虚偽の情報を流すのも仕方ないと考えていらっしゃるのでしょうか?
 それから、電力業界は事故の前は、JARO (日本広告審査機構)から改善勧告がなされたにも拘わらず、それを無視して、全国紙の全面広告で原発は安全でクリーンなエネルギーだと宣伝なさっていましたよね。全面広告って一体どのくらいかかるのでしょうか?まあ、私たちの払った電力料金が使われるのですから電力会社には痛くも痒くもないのでしょうけれど。私は、大量の放射性廃棄物を出し続ける原子力発電をクリーンなエネルギーなどとよく言えるものだと、その大胆さには心から感心しておりました。それが大嘘だと発覚しても、これっぽっちも気に留める様子がありません。流石、独占企業、少々のことには動じないようです。腰が据わっています。

 本日の音楽はまたマルちゃんシリーズ。(そろそろ終わりにしようか知らん。)ラヴェルと並びマルちゃんに最もなじみ深かいプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」です。

本日は第1楽章を貼っておきます。


2011年7月23日土曜日

「焼きそば」と「老朽原発運転延長・不適切情報監視」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲第1番」

日も仕事です。午前中に来週の講義の準備をして、午後は今日中に纏めて送らなければならない文書があるので、それを作成する予定です。ちょっと、休みたいな~。昼食は「焼きぞば」です。先日高級ハムを頂き、今朝はハムとチーズのサンドウィッチにアボガドサラダを戴きましたので、パンは避けました。

ハーゲンダッツが切れたので買っておきました。

 本日も原発関連のお話しを致します。本当は、憂鬱になるのでしたくはないのですが、たとえ僅かでも私のブログを読んで知って下さる方がいるかも知れませんので、書かずにはいられません。
 まず、昨日、資源エネルギー庁が4年間で1億3000万円の税金を使って、新聞、雑誌、ネットワーク上の、原発に関する「不適切な情報」を監視していたことが明るみに出ました。戦前ではなくて今のこと?と目を疑いたくなります。さしずめ私の記事も「不適切な情報」なのでしょうね。文科省にでも情報提供して、危険思想の持ち主がいるから大学を首にしろとでも勧告したら如何でしょう。
 それからもう一つ、関西電力が美浜原発2号機の継続運転申請をしたとのことです。この原発は来年の7月で40年になります。原発が出来た当初、耐用年数は30~40年とされていましたが、近年、原発の老朽化が進み、このままでは次々と廃炉にせざるを得なくなるため延長運転を認めるようになりました。
 先日も記事に書きましたように、原子炉圧力容器は長年使うと中性子を浴びてり脆くなり、緊急冷却装置が働いた際に砕けてしまう危険性があります。当初の耐用年数を超えて運転延長を認めてきたのは決して安全だからではありません。廃炉にする技術も確立していない上、高濃度放射能汚染廃棄物が大量に出て処理出来ず、しかも、厖大な費用がかかるからです。
 例えば、六ヶ所村の再処理工場から排出される予定のトリチウムの海への予定排出量は年間1万8000テラベクレル(テラです。1テラベクレルは1兆ベクレルです。)になっています。現行の原子炉等規制法で許されるトリチウムの濃度は1立方センチあたり60ベクレルですが、その濃度まで薄めるには毎日100万トンの水で薄めなければなりません。もちろんそんなことは不可能です。(「原発のウソ」参照)ですから、これだけの高濃度の汚染水をそのまま海に捨ててもよいことにした訳です。
 このように、日本の安全基準は現状に合わせてどんどん弛められています。科学的に安全だからではなく、そうしないと厖大なコストがかかるか原発が運転出来なくなって仕舞うからです。
 何だか書いているうちにまた腹立たしくなって参りました。こんな時には音楽を聴くに限ります。

 本日はまたマルちゃんシリーズ。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」に致しました。

歴史的名演だと思います。マルちゃんのラフマニノフ・ピアノ協奏曲の演奏はこの1曲ですけれど、マルちゃんにはぴったりの曲だと思います。映像で見ますと、指揮者のリッカルド・シャイーが時々微笑んでいます。台詞をつければこんなところでしょうか。「マルちゃん絶好調だね。でも、そんなに走っちゃうとこちらが大変だよ。」 それでは、第1楽章(第2楽章の一部の入っています。)を貼っておきます。




2011年7月22日金曜日

「出講」と「原発関連の本2冊」と「うなぎ」そしてシューマン「ピアノ協奏曲」

日は出講日でした。授業は本日で終わり、来週は試験です。疲れたので一休み、「ハーゲンダッツ(クリーミー杏仁)」を戴きました。

帰りに大学生協に立ち寄り、原発関係の本を2冊買いました。広瀬隆・明石昇二郎「原発の闇を暴く」(集英社新書)と石橋克彦(編)「原発をおわらせる」(岩波新書)です。


最近は、原発推進派の動きが目立ち、少々不安になっています。まだ、事故も全く収束の目処が立たず、放射能汚染が益々拡がっていると言うのに、「電力不足」を大々的に宣伝し、原発再稼働、原発依存の維持を画策しています。そして、明らかに情報操作をしています。
 例えば、原発をなくすと電気料金が上がると言うのは全くの嘘です。現在の世界一高い電気料金の最大の原因は、全てのコストを電気料金に上乗せできる、電力会社の独占体制です。今回の事故の補償は除いても、廃炉や放射性廃棄物の処理に莫大な費用がかかるため、原発は決して低コストの発電ではありません。少なくとも、電力会社の独占を改め、小規模発電等の参入を可能にすれば、コストは下がる筈です。
 また、電力の需要と供給に関するデータは隠蔽され、ひたすら原発無しでは電力が不足すると宣伝していますが、心ある学者からは、少なくとも、電力会社などが言う程電力が不足することはないと言うデータが示されています。
 私たちは、原発推進派に歪曲された情報に惑わされることなく、正確な情報をもとに原発推進派のもくろみを阻止しなければなりません。さもなければ、日本はいずれ放射能まみれになり、人の住めない国になって仕舞います。原発の危険性を知るには、高木仁三郎「原発事故はなぜくりかえすのか」(岩波新書)、小出裕章「原発のウソ」(扶桑社新書)あたりを読んでおくとよいと思います。

 昨夜は「土用の丑の日」でしたので、牛肉?ではなくて、「鰻」を戴きました。今年は少々お高いようですけれど、久しぶりに美味しく戴きました。でも、「鰻」は結構苦手な人もいるようですね。私の親しい友人も苦手にしており、一緒に食事に出かけたときなど、私が「鰻」にしない?とか言うと、即座に「嫌」と答えます。スッポンは戴けるくせに!?私は殆ど何でも戴きます。

 本日の音楽はシューマン「ピアノ協奏曲」です。

もちろんマルちゃんの演奏で。シューマンはマルちゃんが最も好きな作曲家の一人です。本日は、マルちゃんとリッカルド・シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの演奏で第1楽章を貼っておきます。


2011年7月21日木曜日

「おいもとりんごのシナモンブレッド」と「ごまたまご」そしてモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」

日の昼食は「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」です。

台風一過、爽やかな日になると思いきや、今日も蒸し暑く、昼食に買いに行ってきたら毛の生え際にうっすらと汗をかきすこぶる不快です。

 昨夜は少々疲れました。お食事はフレンチのコースで美味しかったのですけれど、矢張り気の置けない友人とでも戴いた方が気楽でいいですね。一旦大学に戻り少しお仕事をしてから11時過ぎに帰宅致しました。本日はまた睡眠不足です。

 今日はゼミの日です。一人、某有名アパレルメーカーに就職が決まりました。最終面接で東京に行き、お土産を買ってきてくれました。

今年は就職難ですので、決まってよかったです。地元に勤務出来るようですので、彼女を通して服を割引で買えるかも知れません。(などと邪なことを考えて仕舞いました。)

 本日のお昼の音楽はモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」です。

本日はムター姉さんの演奏で聴いています。この曲に関しては、ヒラリー・ハーンドゥダメルの黄金コンビによる演奏があります。教皇ベネディクト16世の80歳を祝うコンサートで演奏され、DVD がリリースされています。もちろん、この私が持っていない筈もはりません。(私のお誕生日にも来て演奏してくれないか知らん?)

この他、ドゥダメルとシュトゥットガルト放送交響楽団でドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」などが収められています。お薦めです。
 本日は、ムター姉さんと、ハーン/ドゥダメルの演奏で第1楽章を貼っておきますので、聴き比べて下さい。ムター姉さんの演奏も素晴らしいのですけれど、私はヒラリーならではの軽やかで澄みきった音が好きです。




2011年7月20日水曜日

追記:「竹澤恭子リサイタル」と「めぐりあう時間たち」

き忘れていたことがございますので、書いておきます。

・7月21日(木)AM 6:00~6:55 BS プレミアム 

「竹澤恭子 バイオリン・リサイタル」         
                              
「冬の歌 op.15」              イザイ作曲
「幻想曲」                   メシアン作曲
「バイオリン・ソナタ イ長調」         フランク作曲
                              
                   (バイオリン)竹澤恭子
                     (ピアノ)小川典子

・ 7月22日(金)PM 1:00~2:56 BSプレミアム

「めぐりあう時間たち」

があります。お知らせまで。

ヴァージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」を核に、時代を隔てた3人の女性の人生の1日が描かれます。ヴァージニア・ウルフはニコール・キッドマンが演じています。私は学生時代に友人と京都の劇場で観て、DVDも持っています。いい映画ですので是非ご覧下さい。

「ライム&ミント・グリーンティーフラペチーノ」と「ピオーネ」そしてエルガー「チェロ協奏曲」

日の昼食は「チーズブレッド」です。

今年初めての葡萄を買いました。葡萄は何時も「ピオーネ」を戴きます。それから、スタバで「ライム&ミント・グリーンティーフラペチーノ」を買って仕舞いました。何せ暑いものですから・・・。爽やかで美味しくはありましたけれど、やはり「キャラメル・フラペチーノ」の方が好きです。

 本日は午前中に演習の授業、午後は4限に講義があります。もう力が出なくてヘロヘロですけれど、夏休み迄授業もあと2~3回です。頑張らないと!

 今晩は、ちょっとした会に招かれています。暑いし、忙しくもありますので、お断りしようかとも考えたのですけれど、せっかくのお招きですので行くことに致しました。お食事も出ます。フレンチのコースとのことです。

 本日のお昼の音楽はジャクリーヌ・デュプレの演奏でエルガー「チェロ協奏曲」を聴いております。

本日はデュプレとヨーヨーマの演奏で第1楽章を貼っておきます。聴き比べて下さい。尚、デュプレが弾いていたダヴィドフ・ストラディヴァリはヨーヨーマに譲られましたので、弾いている楽器は同じものです。




2011年7月19日火曜日

KFC「レッドホットチキン」と「音楽の友」と「居眠り」そしてショパン「英雄ポロネーズ」

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「レッドホットチキン」「コーンサラダ」です。暑いときには辛いもので!

野菜不足を補うため「充実野菜・完熟ももミックス」も戴きます。

 本日「音楽の友」8月号が届きました。

何時もはメールボックスに入れてあるのですけれど、本日は研究室に持って来て戴きました。親切からではありません。集金です。もう本代は全て払い終わっていたと思っていたのに!もう一件残っていました。グス。(ノ_-。)
 表紙はユリアナ・アヴディーエワさんです。ちょっとカエルさんに似ていらっしますけれど(?!失礼)、理知的で素敵だと思います。インタヴュー記事も載っています。特集は「私のすきなショパン、この1曲」です。読者アンケートの結果は、ベスト5を挙げると、1位・ピアノ協奏曲1番、2位・舟歌、3位・幻想即興曲、4位・エチュード3番(別れの歌)、5位・ポロネーズ6番(英雄)です。それから、小山さん、横山さんなど、日本で活躍するショパン演奏家のそれぞれのベスト5も掲載されています。

 今日はこれから会議があります。先週は、大学院の研究科委員会で居眠りをしていたところ、議長をされていた研究科長に指名されました。何時もは早めに行って、一番後ろの隅の席に座るのですけれど、行くのが遅くなり、席が無くて仕方なく議長の真ん前の席に座りました。何時もの通り伏し目がちにウトウト致しておりましたところ、普通指名されることなどないのに、いきなり指名されました。多分眠っているのに議長が気付かれたようです。いけず!でも、大丈夫、一瞬焦りましたが、すっくと立ち上がりそれらしいことを申し上げておきました。失神していても、議事の進行は大体分かるのです。お見事!今日は気を付けないと!

 本日のお昼の音楽は小山実稚恵さんのショパン・バラード集です。

バラードの他マズルカ、舟歌などが入っています。
 本日はユリアナ・アヴディーエワさんの演奏で、ポロネーズ変イ長調作品53「英雄」、それからマルちゃんの演奏も貼っておきます。聴き比べてみて下さい。




2011年7月18日月曜日

「ビーフカレーパン」と「お財布」と「アルゲリッチ」と「女子サッカー」そしてショパン「スケルツォ2番」

日の昼食は「ビーフカレーパン」「ドーナッツ」です。

本日はお休みですけれど、お仕事に来ています。ご褒美にハーゲンダッツ(クリーミー杏仁とマケデミアンナッツ)を買いました。
 昨日、読書会の方たちからお中元が届きました。何時も通り「ゴディヴァ」の大きな箱と、今回は野菜ジュースの詰め合わせでした。野菜ジュースを少し持って参りました。

 今日は朝お財布を自宅に置き忘れ、途中で取りに引き返しました。入っている筈の鞄に入っていなかったので、落としたのではないかと血の気が引きました。自宅に戻って探して見たら机の上に置いてあったのでホッと致しました。一昨日他のものを出す時に、お財布も出して、そのまま机の上に置き放しにしていたようです。やれやれ。お財布を無くしたら大変ですよね。現金は兎も角としても、クレディットカード、キャッシュカード、ポイントカードなど色々大切なものが入っていますから。気を付けないと!

 昨日は「アルゲリッチ 子供と魔法」を読みました。

とても面白かったです。例えば、アルゲリッチは記憶力が並外れてよく暗譜に苦労してことはなくて、プロコフィエフのコンチェルトを弾いたときには前日に楽譜を買い、夜の間に暗譜して翌日弾いたそうです。そのような様々な逸話、マルちゃんの人間関係など大変興味深い内容です。特にマルちゃんファンでなくとも、クラシック音楽がお好きな方ならばとても興味深く読めると思います。それにしても、デュプレもそうでしたが、ごく若い頃から天才として騒がれ、普通の生活を送れず、コンサート活動を続けると言うのは本当に大変なことなのですね。

 フットボール・女子ワールドカップの決勝戦はライヴでは見られませんでしたが(眠たかったので。)、今朝 BS1 で試合を見ることが出来ました。私は特にスポーツ観戦が好きな訳ではありませんけれど感動致しました。アメリカに常に先行されながら粘り強く追いつき、最後はペナルティーキック戦で勝ったわけですけれど、本当にドキドキ・ハラハラする試合でしたね。頑張り抜いた選手たちを祝福したいと思います。政治もそろそろ女性に任せた方がいいと思うのですけれど・・・。

 本日のお昼の音楽はアルゲリッチ「幻のショパン・レコーティング1965」です。

この CD は、アルゲリッチがショパン・コンクールに優勝した後 EMI からのオファーで録音されたものですが、それ以前に、アルゲリッチはグラモフォンと3枚レコーディングするとの契約を交わしていたため、リリース出来ませんでした。それが、2000になってようやくリリースされたものです。
 本日は1966年に録音された「スケルツォ2番」を貼っておきます。とても素晴らしい演奏だと思います。


2011年7月15日金曜日

「出講」、「ハーゲンダッツ」、「現代思想」と「脱原発依存発言」そしてベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」

日出講日でした。あ~、疲れた、暑い、眠たい!でも、途中工事を見かけましたが、、この炎天下で働いていらっしゃる方に比べればまだましな方ですね。取りあえずおやつにハーゲンダッツを戴きます。

先日定期購読している「現代思想」5月号が届きました。

何で今頃5月号?特集は「東日本大震災 危機を生きる思想」です。特に興味深い記事がありましたら、またご紹介致します。

 先日菅首相が脱原発依存発言を致しましたところ、各方面から批判が出ているようです。何故なのでしょう?強い違和感を感じます。これだけ破局的な事故を起こし、今も放射能汚染が拡がり収束の目処も立たないような状況を見れば、脱原発に依存しない方向に向かおうとするのは当然のことと思うのですが。
 また、民主党の一部の議員が、先日のストレステストを実施するとの方針に関して、閣内不一致等の理由で早期退陣を要求する文章を提出したとこことですが、その中には、安全性を確認出来た原発の即時運転再開をすべきだとする主張も含まれています。
 このような状況を見ていますと、政治家たち圧倒的多数が原発推進派なのだと判断せざるを得ません。閣内不一致など当たり前です。脱原発を主張する菅首相は謂わば四面楚歌なのですから。この儘では、やがて菅首相が退陣し、その後はじわじわと原発推進に戻って行くのではないかととても不安です。
 最近は福島第一原発の状況についての報道も余り見られなくなりました。しかし、まだ収束の目処は全く立って折らず、汚染は益々深刻になっています。私たちは既に放射能汚染された世界に住んでいます。そして、その汚染は益々深刻になって行くでしょう。それも、それがどんなに恐ろしいことなのか知らせられることもなしに。

 昨日買った「君のために弾くショパン」第1巻を読みました。結構面白く読みました。

多分、読み続けることになると思います。「のだめ」が終わって仕舞ったので、今読んでいるのは「野田と申します。」と「ピアノの森」だけですし。
 主人公は北海道の美瑛町と言う田舎町に生まれ育った「かずね」。町の教会のポーランド出身の神父様にピアノを習っています。ある日、旅行中の少年「まさき ひろゆき」と会い、一緒に教会でピアノを弾きます。両親が音楽家で嫌々ピアノを弾いていた「ひろゆき」ですが、「びーだまのようなおと」を出す「かずね」と一緒にピアノを弾くと、初めてピアノを弾くのが楽しいと感じます。一方「かずね」もショパンの曲を見事に弾く「ひろゆき」に心の底から憧れを抱きます。やがて、時が経ち、「かずね」は大学に進学して上京します。その際、「かずね」を孫娘のように可愛く思っている神父様から、祖母から譲られた古いマリア像を彫り込んだペンダントをもらいます。「かずね」は上京すると間もなく「ひろゆき」に会いに行きますが、「ひろゆき」は覚えていません。しかし、「かずね」の弾くピアノの音を聴くと、その幼い頃の出会いを思い出します。そんな「かずね」のもとにショパンの幽霊が訪れます。「かずね」がもらったペンダントは実はショパンが若い頃ある女性に送ったものであり、それと、「かずね」の弾く美しいピアノの音に導かれて「かずね」の所に現れたと言うことです。そして、時に「かずね」に乗り移りピアノを弾いたりも致します。この辺りは「ヒカルの碁」の藤原佐為を思い出させます。実際、そのような役割を演じることになるようです。音大に進み優れた技術を持ちながら本当には音楽に喜びを見いだせない「ひろゆき」と、ピアノを愛し素晴らしい音を出しながら、専門的な教育を受けたこともなく、技術的に未熟な「かずね」、この二人が絡み合いながら物語は進行して行くようです。ちょっと楽しみかも。

 本日の音楽はベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」です。

この曲は五嶋みどりさんとマリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団のコンサートで聴きました。素晴らしい演奏で最も印象深いコンサートの一つです。本日はムター姉さんと小澤/ボストンの演奏で第3楽章を貼っておきます。


2011年7月14日木曜日

「白桃のジュレ」と「アルゲリッチ・伝記」と「君のために弾くショパン」そしてヴィヴァルディ「四季」

日の昼食は「サンドウィッチ」です。

食欲がありません。(´_`。) それで(?)デザートに「白桃のジュレ」を買いました。500円と少々お高いのですが、缶詰ではなく本物の白桃が半分入っていて美味しいんですよ。

 本日は買いたい本があったので、大きな本屋さんが入っている何時もとは違うショッピングモールに行って参りました。欲しかったのはこの本です。

じゃーん!密着取材した書かれたアルゲリッチ初の伝記です。(オリヴィエ・ベラミー「マルタ・アルゲリッチ 子供と魔法」 音楽之友社)5月下旬に出版されました。買いに行こうと思いながら今になって仕舞いました。読むのが楽しみです。読んだらまたご報告致します。マルちゃんファンには必読の書です。それからついでに、ブログ友だちが紹介していたコミックスも買いました。

最初の方をちらりと見てみたら、「おとがびーだまみたいだ。」などと書いてありました。何だか何処かで聞いたような?どうも、「のだめ」と「ピアノの森」を折衷したような感じです。こちらも読んだら感想を書くことに致します。

 それにしても暑くてたまりません。今朝も、出かける前に畳んでクローゼットに入れておいたシャツにアイロンをかけただけで、汗をかいて仕舞いました。せっかく、直した前髪が元の木阿弥。またカールして仕舞いましたが、時間がないのでそのまま出て参りました。

 本日のお昼の音楽は珍しくムター姉さんの演奏でヴィヴァルディ「四季」に致しました

「夏」の第1楽章をユリア・フィッシャーの爽やかな映像で貼っておきます。


2011年7月13日水曜日

「おはぎ」と「夏バテ」そしてショパン「ピアノ協奏曲第1番」

日の昼食は「おいなりさん」「おはぎ」です。

「おいなりさん」は3個入りで多すぎるため、何時も1個は学生にあげたり、自宅に持ち帰ったり致します。またユーハイムのバウムクーヘンを戴きました。おやつに1個戴くことに致します。

 もう完全に夏バテです。午前中の演習も何とか持ちこたえて済ませました。4限にもう一つ講義がありますけれど、お教室に行きたくありません。誰かかわりに講義をお願いします。やれやれ。どうして私はこんなに夏に弱いのでしょうか?(もっとも、冬の寒さにも弱いのですけれど。) それに例によって慢性的睡眠不足。怠いのと眠たいのでもうメロメロです。毎日家でゴロゴロ・グータラ過ごしたい心境ですが、講義を初めお仕事が沢山あって休んでいる時間はありません。髪が鬱陶しいので美容院にも行きたいのですけれど。

 本日のお昼の音楽はショパン「ピアノ協奏曲第1番」です。

また小山実稚恵さんの演奏で聴いております。本日もユリアナ・アヴディエヴァさんの演奏で第1楽章を貼っておきます。聴く度に魅力的な演奏だと思います。




2011年7月12日火曜日

「キャラメル・フラペチーノ」と「玄海原発」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」「クリームチーズパイ」です。

スタバでこの夏初の「キャラメル・フラペチーノ」を買って仕舞いました。暑さに負け思わず買って仕舞いました。駄目な私!これは極めて危険な飲食物です。それに、こうして一度先鞭を付けると、「今日は暑いからまたフラペチーノでも買おうか知らん。」と、連鎖反応を起こすのです。

 原発の再稼働も同じことです。一つ、再稼働すれば、あそこもしたのだからと次々に再稼働されることになりかねません。
 経産相が「玄海原発」に狙いを付けたのには訳があるようです。今朝の朝日新聞によりますと、玄海町の岸本町長は、元は「岸本組」と言う建設会社の役員で、現在は実弟が社長で、本人も3番目の大株主だと言うことです。その「岸本組」は「玄海原発」内の工事や修繕で54億円余りを受注し、交付金での公共工事で24億円余りの工事を受注してきたそうです。また、古川佐賀県知事のお父様は元九州電力の社員で、「玄海原発」のPR館の館長を勤めていらっしゃっいました。また、九電幹部からの個人献金を受けていますが、これも個人献金に見せかけた企業献金ではないかとの疑念も出ています。
 もちろん、岸本町長がご自分や親族の利益を優先して、いち早く再稼働を認める発言をなさったとは限りませんし、古川県知事も、父親が「玄海原発」のPR館の館長だからと言って、また、九州電力幹部から献金を受けているからと言って、直ちに九州電力の利益を優先するとも限りません。
 しかし、経産相が「玄海原発」に目を付けたのは、このような事情を勘案して、再稼働の承認を得やすいと判断したからだと考えて間違いないでしょう。流石経産相、頭がいいですね。もう少しで上手く行くところでした。それが、菅首相が勝手にストレステストをするなどと言い出したばかりに延期され、その間、九州電力がやらせメールなどと言う姑息な手段を用い、それが発覚して仕舞ったため、再稼働は難しくなって仕舞いましたね。残念でした。

 本日のお昼の音楽はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」です。本日はアシュケナージ/ロンドン交響楽団の版で聴いています。この秋には、キーシン/シドニー交響楽団のコンサートを聴きに行く予定です。

本日はキーシン演奏で第1楽章を貼っておきます。真っ直ぐに切りそろえられた髪がちょっとシュールですね。




2011年7月11日月曜日

「あんパン」と「ノルウェイの森」と「原発再稼働」そしてベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番」

日の昼食は「くるみパン」「あんパン」です。

「桜桃」も買って参りました。それから「ハーゲンダッツのチェリーとマンゴー。手足用の日焼け止め。(大量消費致しますので、手足用にはお安いのを使っています。) それから「チャイ」も買いました。

 昨日、食料品を買いに出るついでに TSUTAYA に立ち寄った所「ノルウェイの森」があったので借りて来て観ました。何だかいま一歩でした。映画化されたことによるものかも知れません。原作のある側面が強調され過ぎているのかも知れません。でも、逆に言えば、私が原作に感じていた違和感がより明確になったと言えるのかも知れません。それは描かれる女性に対しての違和感です。これって矢張り男性が描く女性だなって感じて仕舞います。(私も男性ですけれど。)それから、原作にはバッハやブラームスの交響曲など、なかなかいいクラシック音楽への言及があるので期待しておりましたが、映画には何故か全く流れませんでした。どうして?

 それから、先日買った小出裕章「原発のうそ」を読みました。

分かりやすく書かれていて読みやすい本です。皆さまにも是非読んで戴きたい本です。

 最近、菅首相に対する批判が強まっているようです。でも、私は何だか違和感を感じて仕舞います。大体、政治の停滞をもたらしたのは、こんな時に、はっきりした根拠を示すことなく菅さんにだけには協力出来ないと言って、内閣不信任案を出した自民党と、それに同調しようとした一部の民主党議員です。その結果菅さんは辞任を表明せざるを得なくなりました。菅さんは、再生可能エネルギー買い取り法案を成立させた後辞任すると言っていますけれど、それに対して早期退陣すべきだと言う声が自民党ばかりでなく民主党内からも聞かれ、マスコミなどの論調もその方向に傾いています。先日も申し上げましたが、菅おろしの最大の理由は、菅さんが脱原発に舵を切ろうとしているからだと考えるのが合理的です。今回の玄海原発再稼働の問題にしても、恐らく経産相を中心に再稼働が画策され、菅さんがそれを止めたと見るべきだと思います。一旦経産相の海江田氏が安全宣言を出した後に、ストレステストを行う旨言い出したのは不手際だったと言わざるを得ないかも知れませんけれど、まともに事故の検証も終わらぬうちに安全宣言を行う方がどうかしています。菅さんが首相を早期にやめようとしないのは、地位に恋々としているなどと批判されますけれど、私はそうではないと思います。どうせ退陣しなければならないのなら、潔くさっさと止めたほうが格好いいに決まっています。菅さんが退陣を引き延ばしているのは、一歩でも脱原発を進めておきたいと思っているからだと思います。菅さんが止めたら、原発推進派が力を盛り返し、なし崩し的に原発が再稼働され、現在の原発行政も電力会社の独占体制もそのままになって仕舞うと考えているからではないかと思います。(私もそう思います。)だからこそ、何と言われようがせめて安全基準の見直しと、再生可能エネルギー買い取り法案だけは自分の手で行なわなければならないと考えているのだと思います。マスコミもこぞって菅おろしの論調になっているのが何だか不気味に感じられます。

 本日のお昼の音楽は久しぶりにベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番・皇帝」を聴きました。

ポリーニとベーム/ウィーンフィルの版です。本日はツィメルマンの演奏で第1楽章を貼っておきます。