2011年2月28日月曜日

「紫芋のミニブレッド」と「ポンデケージョ」と入試のカンニング、そしてモーツァルト「ヴァイオリンソナタ」

日の昼食は「紫芋のミニブレッド」「ポンデケージョ」です。

仮に「コロコロ・チーズ」と名付けておいた丸いパンの名前が判明致しました。「ポンデケージョ」です。何故かポルトガル語ですね。直訳すると「チーズのパン」と言う意味です。それから、切れていた「のむヨーグルト・白桃」も買って参りました。

 昨日入試での携帯電話を使ったカンニングのことが報道されておりました。極めて嘆かわしいことです。あんなことに時間を使っていては合格はおぼつかないとは思います。それに、新聞に掲載されていた英作文のベスト・アンサーを見ますと、とても点数を取れるような解答ではございません。愚かなことをやっているとしか言いようがありませんが、大学の方は大変迷惑です。どこか上の方から、対策を考えるようにと言う指示が来ることは間違いありません。困ったものです。

 今までお仕事でこれからまた来年度の研究費を申請するための書類を作成しなければなりません。すごく面倒です。研究・教育・大学運営など細かく分けられた書類に昨年度の業績を記入して数値化し、それを基に来年度の研究費が決定されます。所謂業績主義と言うものです。こんなことに時間を使うのは馬鹿馬鹿しく感じますが、仕方ないのでいい加減に書いております。

 本日のお昼の音楽はモーツァルト「ヴァイオリンソナタ」です。

本日は第25番K.301を貼っておきます。


2011年2月26日土曜日

「クリームチーズとブルーベリーのデニッシュ」と「採点」とアルゲリッチ「バッハ・パルティータ2番」

日の昼食は「クリームチーズとブルーベリーのデニッシュ」と「チーズフォンデュ」です。苺が切れていたので買っておこうと思いましたが、レジに並ぶ時間がなかったので諦めました。かわりに「ハーテンダッツ」を戴きます。

朝から一心不乱に採点をしていたので疲れました。まだまだ先は長いので頑張らないと!

 本日のお昼の音楽は、マルタ・アルゲリッチの演奏でバッハを聴いています。

グールドもいいですけれどアルゲリッチのバッハもいいですよ。本日は「パルティータ第2番」を貼っておきます。いつ見てもアルゲリッチの指の動きは凄いと思います。




2011年2月25日金曜日

「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」と「入試」とジュリア・フィッシャーのバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」

日は午後から採点がございますので、昼食を早めにとっています。先ほど昼食を買って参りましたが、昨日にも増して暖かい日になりました。私はせっかちで高速歩行を致しますので、少し汗ばむほどでした。

 本日の昼食は「さつまいもとりんごのシナモンブレッド」です。

デザートはまたです。

 本日は前期日程入試です。私は午前中の英語の試験が終わり次第採点に取りかかりますので、試験監督などは免除されております。それでも普段より少し早めに参りました。午後はずっと採点。明日も朝から採点。憂鬱です。

 本日はあるコンサートの会員先行予約があり、10時から断続的に電話をかけておりましたが、先ほどやっと電話が繋がり予約出来ました。でも、余りよい席ではございません。予約方法を考えて直して戴けないものでしょうか。葉書で抽選をするとか。時間ばかりかかり、イライラします。最近、いい席が取れたことがございません。何方かコツとかをご存じの方がいらっしゃったらお教え下さい。

 本日はジュリア・フィッシャーの演奏でバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」を聴いております。

ジュリア・フィッシャーは1983年ドイツのミュンヘン生まれ。若手ヴァイオリニストですが、ピアノでもコンクールで優勝したことがあり、コンサートも行っています。このアルバムは2枚組でソナタ・パルティータ全曲がおさめられています。美しい演奏です。それでは「パルティータ2番シャコンヌ」を貼っておきます。




2011年2月24日木曜日

「ロースカツサンド」、「ポンカン」、「蜜柑のミイラ」そしてラフマニノフ「ヴォカリーズ」

日の昼食は「ロースカツサンド」と写真中央の丸いパンです。

丸いのは名前が分かりません。戴いて見たところ、もっちりとした生地でチーズの味が致します。命名、「コロコロ・チーズ」?「ローズカツサンド」は衣がカリカリしていてなかなかよい出来でした。デザートはまた苺です。それからまた「のむヨーグルト(ブルーベリー)」を買って参りました。相変わらず列が出来ておりました。店員さんの手際が悪く、レジの処理に時間がかかります。
 ここ何日か暖かいですね。春の匂いが致します。こんな日は田舎の畔道かイングランドの田園を歩きたいものです。

 昨日、ポンカンを戴きました。

さてどれが本物でしょう?もちろん真ん中ですが、右は陶器のオレンジ、左は英国製のレモン石鹸です。

 以前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、私のオフィスには即身成仏しミイラとなった蜜柑が置いてあります。

(左は在りし日の「八百卯」で買った桜桃のレプリカです。)通常、蜜柑をそのまま置いておくと黴が生えて腐りますが、私のお部屋ではこのように腐ることなく乾き、置物になります。これで、少なくとも1年以上は経っています。このお蜜柑だけではなく何時もそうなります。これは、私の発するオーラがお部屋の空気を浄化しているためだと考えられます。K研究室の奇蹟として学生の間で広く知られております。もしかしたら、私は聖人なのでしょうか?

 本日のお昼の音楽は諏訪内晶子さんの「メロディー」を聴いております。

それでは諏訪内さんの演奏でラフマニノフ「ヴォカリーズ」を貼っておきます。これまで何度も貼っていますが、この曲は私の十八番の一つですので、ご容赦下さい。明日は入試です。あ~嫌だ。


2011年2月23日水曜日

パン屋オープン、2月22日、悪夢そしてベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第5番・春」

日新しいパン屋さんがオープン致しました。本日の昼食はそこで買った「りんごとキャラメル」「京風抹茶ミニブレッド」です。

デザートはです。
 オープンの日だからなのかも知れませんが、混雑しておりました。レジは2つで、1列になって並んでおりましたが、後ろの70代くらいの女性が、片方のレジの前の方が終わらないうちにカートで私を押しのけて先に終わりそうなレジに行き、前の方のトレイを押しのけて自分のトレイをカウンターに置きました。その方はこんなに買ってどうするのだろうと思われるくらい大量に買い込み、更に、食パンを注文しておりましたが、8枚切りと言ったので店員さんが8枚に切って持って来たところ、1本を8枚切りにしろと言ったのだと大声で怒っておりました。このように品のない方を見ると何だか悲しいような心持ちになります。
 店員さんも慣れていないせいか、手際が悪く大分時間がかかりました。早く落ち着いて欲しいものです。

 昨日、2月2日は猫の日だったようです。私にとっては2月2日は、アイルランドの作家 James Joyce (1882-1941) の誕生日として記憶されています。それと同時に彼の代表作 Ulysses の出版された日でもあります。

この小説の主人公レオポルド・ブルームが最初に登場する第4挿話の冒頭近くに猫が出て来て、 "Mkgnao!" と鳴きます。普通、英語では猫は 'mew' と鳴きますが、ここでは実際の猫の声をアルファベットで再現しようとしています。それで「猫の日」?と一瞬思いましたが、どうもそうではないようです。ニャーニャーニャーで2月22日になったようですね。

 昨夜はまた身体の表面は暑いのに、身体の芯が寒い状態になりました。なかなか眠れず、どうにか寝付いたと思ったら悪夢を見ました。ある町で子供狩りが行われ、私も逃げています。しかし、追い詰められ、物陰に隠れましたが見つかって捕らえられて仕舞います。でも他の子供たちと連行される途中で何とか逃げ出し、必死に走り、やがて海辺に出ましたので、海に飛び込み沿岸沿いに隣町に逃げようとします。途中伯母の家があるのを思い出し、海から上がって伯母の家に行きます。(実在の伯母ではありません。)伯母は濡れた服を着替えさせてくれ、食事を出してくれようとしますが、伯父が帰り伯母に何事かを囁いております。どうやら自分に累が及ぶのを恐れて私を追っ手につきだそうとしているようです。私はそれを察してまた逃げ出します。伯父が追いかけて来ようとするのを伯母が必死に食い止めていますが、振り返ると伯父は伯母を殺害し私を追ってきます。私は畑や草地を横切って必死に逃げますが、足が速いはずなのに中々進みません。そうやって藻掻いているうちに目が覚めました。起きると汗をかいておりました。
 こんな時にはと昔読んだお話を思いだそうと致しました。「フランダースの牛」、「牛のモーさん」、「仔牛物語」、「牛の王子さま」???

??? とうとう私、乳製品を戴き過ぎて牛に変身して仕舞ったのか知らん?でも大丈夫。角も生えていませんし、手も蹄にはなっておりません。そう言う訳で本日はまた睡眠不足。そのうち失神するかも知れません。

 本日のお昼の音楽は、アルゲリッチクレーメールベートヴェン「ヴァイオリンソナタ第5番(春)、第9番(クロイツェル)」を聴いております。

それでは第1楽章を貼っておきます。「春」と言うだけあって、ベートヴェンの曲としては明るい曲ですね。この二人の演奏はそれこそ余裕たっぷりです。私が弾く時には必死になります。


2011年2月22日火曜日

「醤だれチキンサンド」、橋本治「巡礼」、お菓子、そしてシューマン

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「醤(じゃん)だれチキンサンド」です。

苺とアイスクリームが切れておりましたので、「博多あまおう」ハーテンダッツ 'Milk Classic' 買って参りました。左側は頂き物のパイです。

 本日は午前中読書会でした。今回読んだのは橋本治「巡礼」です。

ある「ゴミ屋敷」をめぐり、その家に住む一人の老人の過去が、まるでルポルタージュのような筆致で描かれます。主人公の家は、東京の多摩と覚しき町で「荒物屋」を営んでいます。主人公は戦後、商業高校を出て、荒物の卸問屋に住み込みで働き始め、やがては、お見合いで結婚し、駅前開発で移転し、住宅需要を見込んで瓦屋に転業した実家の家業を継ぐことになります。しかし、子どもの死と離婚、最後まで彼の面倒を見てくれた母親の死などを経て彼の生活は段々荒み、最後はゴミ屋敷となります。
 よく書けてはいると思いますが、とても読後感の悪い小説だと感じました。主人公を初め、この小説に出てくる人物は何故かものをきちんと考えようとはしません。確かに、主人公の場合、戦後間もない時代で、家業を継ぐのも、お見合いで何となく結婚するのも当たり前だったのかも知れません。それにしても、自ら考えることもなく、状況に押し流されて行く人たちの姿を見ると、何だかとても虚しくなって仕舞います。態と、ルポルタージュのように登場人物の内面を描いていないのだと思いますが、このように手際よく纏められた人生は無意味で虚しく感じられます。

 例によって、読書会ではケーキが出されましたが、本日はジェリーを選びました。

美味しく戴きましたけれど、苺は毎日戴いているので、矢張りケーキにしておけばよかったか知らんとちょっと後悔致しました。

 それから昨日またお菓子を頂きました。

有り難いことではございますが、何で皆さん、誕生日でもないのに態々私にお菓子を下さるのか些か理解に苦しみます。

 本日のお昼の音楽は竹村浄子さんのアルバムでシューマンを聴いております。

本日はホロビッツの演奏で「子供の情景」を貼っておきます。


2011年2月21日月曜日

「カレーパン」、「とろーり練乳小倉」そしてシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「カレーパン」「とろーり練乳小倉」です。

「とろーり練乳小倉」はその名前を見て思わず買って仕舞いました。(中が見えるように半分に切ってみました。)デーザーとはです。
 それから、また「のむヨーグルト」を買いました。

本日は「白桃」です。

 本日はこれまでも時々書いて参りました、K氏の些細な蘊蓄シリーズ(?)その3(?)をおおくり致します。本日のテーマは「マラプロピズム」('Malapropism')です。「マラプロピズム」言う言葉は、18世紀英国の劇作家シェリダン(Richard Brinsley Sheridann)の劇 'The Rivals' (「恋敵」)に登場する Mrs Malaprop からとられ、今では辞書にも載る普通名詞となっています。恐らくこの名前自体が、フランス語の 'mal à propos' (時宜を得ない)に由来すると思われます。このマラプロップ夫人はよく言い間違いをします。マラプロピズムとはそれに因んで、音の似た単語と言い間違えることを指します。マラプロップ夫人は、 'He is the very pineapple of politeness.' (あの人は礼儀正しさのパイナップルだわ。)といいますが、 'pineapple' は 'pinnacle' (極地)の間違いです。
 これとは直接には関係ありませんが、私も幼い頃は言い間違いを沢山していたようです。覚えているのは、「おくすり」を「おすくり」と言っておりました。今でも気を付けないと「めぐすり」を「めすぐり」、「しおひがり」を「ひよしがり」などと言って仕舞うことがあります。

 今週も忙しくなりそうです。本日は午前中に修士論文の審査結果の書類を作成し提出致しました。それから、成績の締め切りが金曜日。でも、金曜日は前期日程入学試験で、週末は採点で缶詰状態になりますから、木曜日までには成績を全て付けなくてはなりません。明日は午前中読書会で午後は会議、晩はヴァイオリンのレッスンがありますので、何とか今日中に2クラス分の成績を付けておかないと!やれやれ。

 本日のお昼の音楽はシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」です。

本日は神尾真由子の演奏で第1楽章を貼っておきます。




2011年2月19日土曜日

「お赤飯」と「ポテトサラダ」と「湯布院」そしてショパン「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「お赤飯」と「ポテトサラダ」に致しました。今朝、残り物のミートソースを使って、ピザトーストを戴きましたので、ご飯ものにしました。小さな豆大福は自宅に買ったあったのを一つ持って参りました。

 私はポテトサラダが好きですけれど、お総菜売り場で売っているポテトサラダは、余り美味しかった試しはございません。矢張り自分で作るのが一番です。最近はジャガイモを電子レンジで処理する方も多いと思いますが、私は茹でています。日頃、お料理をされている方には常識だと思いますが、ジャガイモは皮のまま茹でます。(コロッケを作る場合も同じです。)余分な水分を吸わず、ホクホクに仕上がります。それから、私はマヨネーズの他、バターを結構多めに使い、ミルクも少しだけ加えます。

 私の写真のデータベースを見ますと、一昨年の今日は湯布院温泉「玉の湯」に行っておりました。

(友人と博多から電車に)
(「玉の湯」)
(ウェルカム・ドリンク)

ああ、懐かしい!お料理もお部屋も温泉もとてもよかったです。また行きたいです。

 本日は一クラス分成績を付けて、後は来週の読書会で読む、橋本治「巡礼」を読み、来週のレッスンに備えてヴァイオリンの練習をしっかりしておくつもりです。

 本日のお昼の音楽はショパン「ピアノ協奏曲」小山実稚恵さんの演奏で聴いております。

本日は、第1番を昨年のショパンコンクールで優勝したユリアナ・アヴディエヴァさんの演奏で貼っておきます。とても綺麗な音を出していますね。




2011年2月18日金曜日

「どん兵衛」「黒蜜プリン」「鶏」そしてバッハ「パルティータ」

日の昼食は食欲がないので「どん兵衛」で済ませました。

情けない昼食。トホホ。
デザートはと、昨日買って参りました「榮太郎・黒蜜プリン」です。

 私は鶏肉は戴きますが、自体はどうも苦手です。鶏冠や足の皮膚の質感も嫌いですが、取り分け嫌なのは目です。全く知性の光が見えません。あの目は虚無に、意味不在の世界に向けられています。それが何とも恐ろしく感じられるのです。
 鶏と言えば、ちょっと変わった小説がございます。山上龍彦「鶏」(とり)です。

山上龍彦はマンガ家として有名ですが、小説も書いております。この小説は彼のマンガと同様かなりシュールでもあります。品種改良で巨大化した鶏が逃亡し、人を襲うというお話しです。
 こんなお話ししなければよかった!思い出して仕舞いました。今夜あたり巨大な鶏に追いかけられる夢を見そうです。

 本日のお昼の音楽はグレン・グールドバッハ「パルティータ」を聴いております。

本日は6番を貼っておきます。






2011年2月17日木曜日

「そのまま練乳みたいなヨーグルト」「榮太郎・黒蜜プリン」「ゼミ打ち上げ」そしてラヴェル「ツィガーヌ」

日の昼食は「チーズフランス」「博多めんたいコロッケ」です。

「チーズフランス」は何時も買っていたパン屋さんの「チーズフォンデュフランス」に近い感じです。焼きたてをお店に出しているところでした。何時ものショッピングモールの消滅したパン屋さんの後に、別のパン屋さんが近々オープンすると学生に聞きました。美味しいパン屋さんだといいのですが。
 後ろにあるのは「そなまま練乳みたいなヨーグルト」「榮太郎・黒蜜プリン」です。「そのまま練乳みたいなヨーグルト」は、以前より探しておりましたが本日めでたく発見致しました。クリックして拡大しよく見て下さい。練乳のパッケージと同じデザインです。後で戴いて見ます。練乳はチューチュー出来ませんが、これは飲むものですから、気兼ねなくチューチュー出来ます!プリンに関しましては、榮太郎は虎屋と並び幼少よりお馴染みの和菓子屋さんですので、思わず買って仕舞いました。

 昨夜はゼミの打ち上げに行って参りました。お食事は3500円で飲み放題。私はこの「飲み放題」と言うのが大嫌いです。何と節操のないことでしょうか?でも、お料理はまずまずでしたし、ゼミ生と楽しく会話をしながら戴けましたのでいいことに致します。最後に寄せ書きを戴きました。何やら沢山書いてあります。流石私のゼミ生です。一人、2000字くらいは書いてあるようです。イラスト付。それにミッフィーちゃんのシールが至る所に貼ってあります。その場で読んでウルウルして仕舞ったらいけませんので、帰ってからゆっくり読ませて戴きました。ゼミの指導は大変ですが、皆しっかり私の教えを受け止めてくれているようで嬉しい限りです。それぞれの場でしっかり生きていって欲しいと願わずにはいられません。お料理の写真を撮るのを忘れました。失敗!
 ゼミ生のうち2人はおフランス、一人はグァムに旅行に行くそうです。生意気な!(と実際に口に出して言いました。)ルーブルやオルセー、それからモン・サン・ミチェルにも行くとのことです。風景のみ、写真を沢山撮ってくるように命じました。

 本日のお昼の音楽はラヴェル「ツィガーヌ」を聴いております。

本日はジュリア・フィッシャーの演奏で貼っておきます。




2011年2月16日水曜日

KFC「チキンフィレサンド」、「コンデンスミルク」、「ボーリング」等、そしてベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「チキンフィレサンド」です。

コンデンスミルク、それから、お歳暮に戴いたウェッジウッドのティーバッグの詰め合わせが竟に切れてしまったので何時ものアールグレイを買って参りました。
 このコンデンスミルクのチューブを見ますと、一本まるまるチューチューしたい欲望に駆られて困ります。もちろん自制心の強い私のことですから、しっかり自制致しますけれど。何時か本当に辛いことがあった時にやろうと思っています。

 今晩はゼミ生のお付き合いで、ボーリングと食事会があります。卒論を無事提出しゼミ終了の打ち上げです。ボーリングそのものは特に嫌ではないのですが、汚いような気がして余りしたくはございません。まず、私は靴もボールも持っていませんから、ボーリング場で借りなければなりませんが、特に靴は消毒してあっても履くのが気持ち悪くて堪りません。
 私は、以前も申し上げましたが、少々過剰に潔癖性なので、電車のつり革も持てませんし、オフィスに人が来ると、出て行かれた後ドアノブを除菌ウェットティッシューで拭ったり致します。病院などに行く際にも必ず携帯用のスリッパを持参致します。ですから、誰が履いたか分からないボーリングシューズなど触るのも嫌です。本日はこういう時のために取っておいた捨てる積もりの靴下を持って参りました。終わったら捨てて、何時も持参している除菌ウェットティッシューで綺麗に足を拭くことに致します。それから、ボールも触るのが嫌です。ボーリングをすると後で手がとても汚くなっています。それに、重いので、ヴァイオリンを弾くのに支障が出てはいけませんので、手を痛めないよう気を付けないといけません。

 「野田ともうします。」を読みました。相変わらず野田さんは「野田さんエキス」を発散致しております。竟に、ブログまで始めました

検索してみましたが、ありませんでした。(当然!)私も、ブログ・タイトルを「ヨーゼフ・Kの変身」とでも変えようか知らん?第3巻も面白く読みました。

 本日のお昼の音楽はベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」です。

本日は1995年、彼女のドイツ・デヴューのライブから第3楽章を貼っておきます。この曲は通例第2楽章と第3楽章が続けて演奏されますので、第2楽章の終わりからになっています。ヒラリー、15歳の時の演奏です。まだ幼いですね。15歳と言えば、アメリカ人などでは既に大人のような方もいらっしゃいますが、彼女は奥手のようです。ヴァイオリンがヴィオラのように見えます。金色の帯と変なスカートは何なのでしょう。
 実は私も奥手で小学生のころは小さくて痩せっぽっちで、両親も心配していたようです。でも、中学高校時代にしっかり身長も伸びました。




2011年2月15日火曜日

「ひとくちコロッケバーガー」「いちごオムレット」そしてプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「ひとくちコロッケバーガー」と「いちごオムレット」に致しました。

「いちごオムレット」は生クリームと苺ジャムが挟んでありますが、生クリームのお味はまずまず合格点です。今度、これに本物の苺を入れて戴いてみようかと思います。ちょっと、フルーツサンド?
 コンデンスミルクが早くも切れそうです。買っておかないと!

午後は会議。やらなければいけないことが山積しております。何処かに雲隠れしてしまいたいような心境です。やれやれ。

 本日のお昼の音楽はプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲」です。

本日はヒラリー・ハーンの演奏を貼っておきます。






2011年2月14日月曜日

「野田ともうします。」第3巻とシューベルト「死と乙女」

日は朝から忙しく、お昼も途中で買って参りましたアンパン1個ですませました。

 昨日予約注文しておりました「野田ともうします。」第3巻が届きました。このコミックスは第1巻から楽しみに読んでいる、Hお気に入りのコミックスです。

野田さんは、群馬県の出身で、埼玉県にある「東京平成大学」(埼玉県には東京何とかと言う大学がよくあります。)のロシア文学科の1年生です。本当は地元の国立大学に入るつもりが、前日に交通事故に遭い、目が覚めたら受験できる大学がここしかなかったとのこと。おばあさんばかりの住む木造のアパートで一人暮らしをしています。お勉強もしっかりして、ジョリーズと言うファミレスでアルバイトもしています。野田さんは地味で真面目ですが旺盛な好奇心と行動力があり、それなり楽しい大学生活を送っています。H の勤務している大学に顔が似ている学生がおりました。(その子も今時珍しい佇まいの真面目そうな学生です。)もう卒業しましたが、彼女を見る度に、つい思い浮かべて仕舞い、笑いを堪えるのに苦労致しました。
 帯に「ワンセグドラマ放送中」とありますが普通のテレビで見られるのでしょうか?矢張り、Hお気に入りの「海月姫」もテレビでやっているようなのですが、見たことはありません。

 お腹が空いたので、セブンイレブンで「ロールケーキ」のむヨーグルト」を買って参りました。

中央はゼミの学生が態々届けてくれたヴァレンタインデーのプレゼントです。

 本日の音楽は、ウィーン・アルバンベルクの演奏でシューベルト「死と乙女」です。

本日はシマノフスキー弦楽四重奏団の演奏で第1楽章を貼っておきます。




2011年2月12日土曜日

雪とお結びとコロッケ、そしてバッハ「ブランデンブルグ協奏曲」

起きたら雪が降っていました。ベッドの中でエアコンのスウィッチを入れ、部屋の空気を暖めてから我慢して起きました。今日受験のある方は大丈夫か知らん?
 昼食を買いに出るのが大変そうでしたので、お結びコロリンを作り、それに出汁巻きタマゴでも作ろうと思いましたが、時間がなくなって仕舞ったので、お結びコロリンだけ持って参りました。オフィスに来たら、雪もほぼ止みましたので、ショッピングーモールに行って、「お肉屋さんの小さなコロッケ」と、「のむヨーグルト・ブルーベリー」を買って参りました。

昨夜も寒かったので、鶏肉でお出汁をとってお雑炊を作りました。それから、残り物のおでんと、レタス、ブロッコリー、トマトの野菜サラダ。野菜サラダの作り方に特にコツはございませんが、水をしっかり切ること、そして、ドレッシングはかけるのではなく、ボールで和えること、それでかなり美味しくなります。それから、フレンチドレッシングなど酸っぱいドレッシングを使うときは、少しマヨネーズを加えるとマイルドになって美味しいですよ。

 「野田ともうします。」第3巻を予約注文致しておりました。一昨夜発送したとのメールがございましたので、昨日中に届くかと楽しみに致しておりましたが、届きませんでした。今日は間違いなく届くと思います。

この写真は記事とは関係ありません。

 本日のお昼の音楽はバッハ「ブランデンブルグ協奏曲」です。

本日はフライブルク・バロック管弦楽団の演奏で、第5番アレグロを貼っておきます。


2011年2月11日金曜日

「たい焼き」と「牛」と「入試」、そしてベートーヴェン「チェロソナタ」

日は、何時もとは違うショッピングモールのパン屋さんで「半熟タマゴとベーコンのサンドウィッチ」を買って参りました。余り種類はありませんが、お店で焼いているのでそこそこ美味しいパン屋さんです。しばらくは、このパン屋さんを利用することになるかも知れません。残念ながら「フルーツサンド」は作っておりません。

デザートに「たい焼き」も買って参りました。型が余りかわゆくありませんね。

 突然ですが、私、牛が飼いたくなりました。ジャージー牛がいいです。毎日、ミルクを絞って、自家製の生クリーム、バター、牛乳、ヨーグルトを作って戴きます。あ~、何て素晴らしい!私は、ソフトクリーム・メイカーも持っておりますから、そのミルクでソフトクリームを作ったら、どんなに美味しいソフトクリームになることでしょう。
 ペットを飼ってもいいマンションなら飼えるのか知らん?ジャージー牛は小柄ですから、一部屋与えて、トイレの躾もしっかりすれば。綱を引き毎日お散歩をさせてあげます。もちろん、ミルクが出なくなっても、お肉になんかしません。ドナ・ドナ・ドナじゃ可哀相ですからね。仔牛のお値段を調べてみたら、40万円くらいするそうです。でも血統書付きのおわんこだってそのくらいするのはいますからね。時々、大学にも連れて来て、学生にも美味しいミルクを飲ませて差し上げたいと思います。
 庭のある家に住んでいる方は、それこそ現実的に考えて見られたら如何でしょうか。とても素敵だと思いませんか?

 入試シーズンですね。私の所も再来週の金曜日が前期日程の入試です。その週末は缶詰になって採点です。大量の答案を採点しますが、1点で合否が決まる場合もありますから、不公平になっては行けないととても緊張する作業を長時間続けます。特に、難しいのは精神状態のコントロールです。文意の通らない、訳の分からない答案が続くと、段々イライラしてきて、サーっと斜線を入れて0点にしたくなって仕舞いますが、そこをぐっと抑えて、客観的に部分点を与えて行きます。ふー。

 受験生を持つ親御さんもいらっしゃることでしょうが、受験などそんなに大したことではないのだと思います。第1志望の学校がいいとは限りません。要は、入ってからどのような学生生活を送るかだと思います。そう思って過剰に心配されませんように。

 私は、心が乱れた時には、綺麗な音楽を聴き、美味しいものを戴いて、気分を引き立てています。それに、匂い袋をクンクンしたりもします。

よろしかったらお試しになって下さい。

 本日のお昼の音楽はまたジャクリーヌ・デュプレベートーヴェン「チェロソナタ」を聴いております。

ピアノは夫のバレンボイムです。本日はピアノトリオ第5番(幽霊)第2楽章を貼っておきます。ヴァイオリンはズーカーマンです。




2011年2月10日木曜日

「おいなりさんとおはぎ」、K氏の英文学講義「サロメ」そしてシューマン「チェロ協奏曲」

日の昼食は、近くの甘味処で「おいなりさん」と「おはぎ」を買って参りました。

おいなりさん3個は多すぎましたので、2個戴き1個は自宅に持ち帰ります。ふと思ったのですが、「いちご大福」があるのですから、「いちごおはぎ」があってもよさそうなものです。今度、おはぎに苺を入れてみようか知らん?
 私が時々利用するこの甘味処はかなりご高齢のご夫婦がやっていらっしゃいます。以前、閉店になって、1月くらい経ってから復活したことがございます。何時までもお元気に続けて欲しいものですが、何時閉店するかわかりません。

さて、本日は先日の予告通り、オスカー・ワイルド(Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde)の「サロメ」(Salomé)のお話しを致します。

ワイルドは英国世紀末作家と呼ばれますが、実はアイルランドの支配者階級(アセンダンシー)に属す家に生まれました。ダブリンのトリニティーカレジを経て、英国に渡り、オックスフォード大学で学びます。 
 ジョン・ラスキンの講義を聴き、とりわけ、ウォルター・ペイターの影響を受けて、所謂、世紀末耽美主義の代表的作家となります。彼の唯一の小説「ドリアン・グレイの肖像」や「サロメ」にも耽美主義的な要素が色濃く出ています。また、私生活においても、所謂「ダンディー」として、派手な服装に身を包み、また、アルフレッド・ダグラス卿とのホモセクシュアルな関係が訴訟沙汰となり刑務所に投獄されてもいます。(当時は同性愛は法律で禁止されていました。)尚、「サロメ」は最初フランス語で書かれ、英語に翻訳したのはこのダグラス卿です。
 しかし、ワイルドはとても複雑な作家で、例えば、彼の書いた童話「幸福の王子」などは、極めて道徳的な作品のように見えます。このような二面性はどう解釈したらよいのでしょうか?

 当時の英国は産業革命が進展し、工場経営などで利益を上げ経済力を付けた中産階級が勢力を持つようになります。彼らは労働者に安い賃金で過酷な労働を強いて収益を上げて行きます。彼らの目的は、実際には、利益追求でしたが、それを正当化するため、地味な衣服を身に纏い、ピューリタン的な「勤勉の美徳」「労働の価値」などと言った道徳を説きます。ワイルドは、派手な衣装を纏い、耽美主義・快楽主義的な作品を書くことによって、そのような偽善的なブルジョワ主義に真っ向から対決しようとします。
 ワイルドは後に獄中にて De Profundis (「獄中記」、原題はラテン語を直訳すると「深淵より」)を書き、カトリックに改宗します。恐らく、本質的には極めて道徳的な観念を持っていたのだはないかと考えられます。

 さて、「サロメ」ですが、この作品は新約聖書(マタイ福音書14章など)を基にしています。

因みに、フローベールも「三つの物語」の中の一篇「ヘロディアス」で同じ箇所を基にした物語を書いています。
 ヘロデ王は兄の妻ヘローディアスに惹かれ、兄を殺害し妻とします。ヘローディアスの娘がサロメです。ヘロデ王にとっては姪にあたります。ヘロデ王はこのことを非難するヨカナーン(聖書の洗礼者ヨハネ John the Baptist)を捕らえ監禁しています。サロメはヨカナーンの肉体的な美しさに惹かれ口説こうとしますが、ヨカナーンはヘロデとヘロディアスの所業、そしてその娘であるサロメを激しく非難します。一方、ヘロデ王は姪であるにもかかわらず、サロメの美しさに魅せられています。そして、宴会でサロメに踊るようにと促しますが、サロメは踊ろうとはしません。ヘロデ王は諦めず、何でも上げるから踊るように言います。そこで、サロメは官能的なダンスを踊ります。そして、その後で約束通り、欲しいものをくれるようにと言います。それは、ヨカナーンの首です。ヘロデ王は躊躇するものの約束したので、それをサロメに与えます。劇では、銀の更にヨカナーンの首が載せられ舞台に登場し、サロメはその口にキッスをします。しかし、ヘロデ王はそのようなサロメを恐れて処刑し、最後はサロメも死にます。

 この劇には相対立する二つの価値観・イメージが現れます。19世紀の詩人・評論家のマシュー・アーノルドはその有名な著書 Culture and Anarchy (「教養と無秩序」岩波文庫)の第4章 Hebraism and Hellenism (ヘブライ主義とヘレニズム、ヘブライ主義とはキリスト教的価値観、ヘレニズムはギリシャ的価値観)において、ヨーロッパ文化には二つの大きな流れがあると述べています。それが「ヘブルーイズム」と「ヘレニズム」です。例えば、中世はキリスト教の時代であり、ヘブルーイズムが強い時代でした。ヘブルーイズムでは人間性悪説がとられ、人間の肉体・欲望は悪であり、抑圧すべきものと考えられます。それに対し、ルネサンスではギリシャへの回帰が謳われます。ギリシャ時代の考え方は、例えば、オリンピックや彫刻などからも窺えるように、人間の肉体は決して悪ではなく美として見られています。ルネサンスとは謂わばヒューマニズムの時代です。つまり、人間とは、肉体も含め、無限の可能性を持つ素晴らしいものだと言う考え方です。

 実は聖書の描かれる時代は、ギリシャ的な考え方から、キリスト教的な考え方へと移行する時期にあたります。「サロメ」におけるサロメとヨカナーンの関係も、ヘレニズムを代表するサロメと、ヘブルーイズムを代表するヨカナーン、この二つの価値観の対立と見ることが出来ます。
 サロメは月や百合のイメージと結び付けられます。月はギリシャの月の女神アルテミス。アルテミスは狩猟の女神であると同時に純潔の女神でもあります。また、古代ギリシャでは百合は純潔を象徴します。こうして、サロメはヘレニズムのイメージと結び付けられると同時に彼女が処女であることが暗示されます。彼女はヨカナーンの肉体的な美しさに惹かれますが、これもギリシャ的な考え方では決して悪いことではありません。しかし、キリスト教的な価値観を持つヨカナーンにとっては明確に悪なのです。
 このようにこの作品には2つの価値観の闘いが見られますが、作者がどちらの価値観を肯定しているのかは明らかにはされません。ワイルドは「ドリアン・グレイの肖像」の序文で、「道徳的あるいは非道徳的と言った書物などは存在しない。よく書けているか、書けていないか、それだけだ。」と言っています。それは、文学作品を道徳と言う観点から評価することは出来ないと言うことです。
 長くなりましたのでこの辺りにしておきます。私はワイルドの専門家でもありませんし、ここに書いたことは私見に過ぎませんので、そのまま鵜呑みにはしないで下さい。

 本日のお昼の音楽はジャクリーヌ・デュプレの演奏でシューマン「チェロ協奏曲」を聴きました。

それでは第1楽章を貼っておきます。