2011年3月29日火曜日

「たい焼き」と「読書会・きことわ」と「原発事故の情報」そしてシューマン「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「半熟タマゴ・ベーコンのサンド」「コロッケ」です。

それから「たい焼き」も買って参りました。

 本日の午前中月例の読書会がありました。今回読んだのは今年芥川賞を受賞した朝吹真理子「きことわ」です。この作品に関しては既に2月2日の記事で扱いましたので省略致しますが、今日本で起こっていることを考えると微温的だと言わざるを得ません。上手くは書けているとは思いますが、書かなくてはいられないと言った作者自身の切迫感を感じることが出来ません。
 例によって、ケーキを戴きました。本日は、カスタードクリーム、苺と生クリームをクレープ生地に包んだケーキを戴きました。

 今日の朝日新聞の書評欄で斎藤美奈子さんが被災地に元気づけるような小説を持って行って欲しいと言う趣旨のことを書いていました。もちろん、まずは生活必需品をお送りすることが必要だとは思いますが、もし私が被災者でしたら、小説を読めると言うのはとても慰められることになると思います。

 原発の状況は益々切迫しております。高濃度に汚染された水が3000~6000トンあり、その処理も一向に進んではいません。また、原子炉圧力容器・格納容器の損傷も明らかになっています。私の推測では、2号機の格納容器はメルトダウンにより穴があき、一部放射性物質が漏れていると思われます。私は当初から圧力容器が損傷しているのではないかと思っておりましたが、報道ではその可能性は殆どないと言っておりました。今回、高濃度の、燃料棒の損傷による放射性物質を含んだ水が検出されたことにより、ようやくその可能性が論じられるようになりましたが、ずっと前から専門家にはそれが分かっていたのではないかと思います。それについてこれまで説明がなかったのは、矢張り情報を隠そうとする姿勢があったからではないでしょうか。
 報道では、日本とアメリカ政府の関係者や研究者からなる合同会議を立ち上げるとのことです。また、東京電力はフランスに事故の収束に関して協力を求めたと言うことです。もっと早くそうすべきだったと思います。一刻も早く放射性物質の拡散を止めて欲しいものです。

 本日のお昼の音楽はシューマン「ピアノ協奏曲」に致しました。

本日はアルゲリッチの演奏で第1楽章を貼っておきます。


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