2009年8月18日火曜日

お盆と夏目漱石とバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ

お盆も H には特に何と言うこともなく通り過ぎてしまいました。父母も健在で、特にお墓参りに実家に戻ったりする必要がないのは有り難いのですが、1日も休むことなく仕事をしなければならない状況と言うのは考えものです。大学は何だか忙しく余裕のないものになってしまいました。
 本日は先週のオープンキャンパス、教員免許更新講習に引き続き公開講座があります。H は1時から話をすることになっているので、余り時間がありません。お昼には来る途中例によってアンパンを買って参りました。H の専門は現代英文学ですが、一般の方には余り馴染みがないだろうと思い、本日は夏目漱石の話を致します。漱石は英文学者で英国に2年間留学も致しました。本人は、英文学は分からない、嫌いだ、などと言っておりますが、当時漱石ほど英文学のみならず、西洋の文化を理解していた人はいなかったと言っても過言ではありません。それ故漱石は日本の文明開化を「上っ滑りだ」と言って批判しもしたのです。漱石を通して、日本の異文化受容の問題を考えてみると言うのが今回の講座の趣旨です。
 終わったら一休みしたいところですが、成績付けが切羽詰まっております。今夜も遅くまで成績を付けることになりそうです。やれやれ。大学の先生も大変でしょ?
 いい加減うんざりしているのでここはバッハのパルティータでも聴きながらアンパンを食べることに致します。譜面を見ているだけでも心が癒されます。バッハは凄いですね~!皆さんも写真を見て心癒されて下さい。(そんなもの見て心が癒されるか!ですって?メロディーを頭の中で奏でながら譜面をよーく見て下さい。癒されますよ。)

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