2011年12月24日土曜日

「カレーパン」と「クリスマス・救世主願望」そしてバッハ「ミサ曲ロ短調」

日の昼食は「ビーフカレーパン」「キャラメルブレッド」です。


 今日はクリスマスイヴですね。それで、朝からずっと宗教音楽を聴いています。私は無宗教で、キリスト教の男系的・男権主義的な所には強い反発を感じますけれど、もしかしたら結構宗教がかったところがあるのかも知れません。一つには、私が英文学者でキリスト教に関する知識が必要不可欠だと言う事情もあります。

 クリスマス 'Christmas' は文字通りキリストのミサと言う意味です。 'Xmas' と書くこともありますが、ギリシャ語のΧριστος (Khristos) の頭文字を取ってキリストを XPI と表すこともありますので、その X なのだと思います。

 ところで、私にはどうも「救世主願望」があるようです。救世主を待ち望んでいると言うことではなく、自分が救世主になりたいと言う願望です。(何とまあ身の程知らずな!) キリスト教ではもちろん女性は汚れた者であり、救世主にはなれません。でも・・・、自分の身を犠牲にすることによって、病気の人を治す奇跡を行ったり、震災や福島第一原発の事故をなかったことに出来るのなら、喜んで我が身を捧げたいと思って仕舞います。救世主シンドロームなんて病気があるのなら、私はそれかも知れないのです。だから、以前ご紹介致しましたが、私の好きなタルコフスキー監督の最後の映画「サクリファイス」などを観るととても感動してしまうのです。


この映画については以前のブログをご参照下さい。こちらです。

 自分の大切なもの全てを失うことによって愛する者を救おうとする気持ちに共感を覚えます。この映画の最初に流れるバッハ・マタイ受難曲のアリア 'Erbarme Dich, Mein Gott' がとても印象的でした。今日もは病気の方のご快癒、友人の幸福、被災者の方たちの救済を静かにお祈りしたいと思います
今日は早めに大学を出て、デパ地下でケーキと何か美味しいものを買って帰ることに致します。

 本日のお昼の音楽はバッハ「ミサ曲ロ短調」です。


本日は「ミサ曲ロ短調」より 'Kyrie eleison' (主よ憐れみ給え)、「マタイ受難曲より導入のコーラスと「エルバルメ・ディッヒ」を貼っておきます。それでは皆様、 それでは皆様、Joyeus Noël、Merry Christmas、Frohe Weihnachten!






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