2011年12月8日木曜日

「チキン南蛮ドッグ」と「スコーン・チョコ」と「現代思想・危機の大学」そしてチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「チキン南蛮ドッグ」「スコーン・チョコ」です。


ちょっと戴き過ぎか知らん?それからお林檎(ジョナゴールド、サンふじ)とインスタントの「キャラメル・マキアート」も買っておきました。

 お買い物の帰りにメールボックスを覗いたら「現代思想」12月号が届いていました。


特集は「危機の大学」です。討議「大学はいかに可能か」では、矢張り福島第一原発の事故が取り上げられていました。例えば、地元の福島大学では、地元の大学として事故について発信する目的で「福島大学原発災害支援フォーラム(FGF)」と言う、大学とは関係のない非公式な組織が結成されたそうです。このFGFメンバーは圧倒的に文系の研究者が多いと言うことです。大学自体は国の方針にそって事故を過小評価する傾向があり、理工系の研究者はその方針に従っていると言うことでしょうか。
 東京大学でも大学のホームページに「人体に影響を与えるレベルではなく、健康にはなんら問題はない。」と発表したことに対し抗議運動が起こり、73名が署名に応じたと言うことです。(東京大学の教員数を考えれば極めて少ない数字ですね。)やはりここでも圧倒的に文系の研究者が多く、工学部・法学部はゼロ、医学部は2名だったそうです。工学部は大学の広報を通さず発言はしないようにとの箝口令がしかれていたそうです。東京大学のお偉い先生方は、事故当初は、メルトダウンは起こっておらず核燃料は原子炉圧力容器内に残っていると仰っていました。そう言う方たちが箝口令を敷かれたのでしょうね。どうも、医学部を初めとする理工系の学部・学科は封建的な風潮が残っているようです。理系の研究には実験施設や研究費が沢山かかるので、そこに利権が絡み、反抗をすると研究が出来なくなると言う事情もあるのだと思います。しかし、自由にものが言えない体質で、本当の意味での学問が出来るのでしょうか。取り分け、原子力の研究分野では、原発が廃止にでもなったら研究自体が危機に瀕する訳ですから、本当は危険でも安全だと言い張るのでしょうが、そんな学者が本当に必要なのでしょうか?
 しかし、日本の大学では近年、例えば、文学部は窓際族になりつつあります。経済的に非生産的な学問はむだだと言う考え方が支配的になっています。きちんと物事を考える人間は国家統制には不要だとでも思っているのでしょうね。私はそのような風潮に本当に危機感を覚えます。大学は特に独立行政法人になって以来益々管理が進んでいます。とても恐ろしいことだと思います。

 本日のお昼の音楽はチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」です。


本日はジャニーヌ・ヤンセンの演奏を聴いています。それでは、ヤンセンの演奏で第1楽章をお聴き下さい。力強く美しい演奏です。このようなパワフルな演奏をするには矢張り、くのくらい太い腕でないと駄目なのでしょうか?私も腕立て伏せでもして腕を鍛えた方がいいのか知らん?



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