2012年5月2日水曜日

KFC「チキンフィレサンド」と「五月」と島田雅彦「英雄はそこにいる」そしてバッハ「シャコンヌ」

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「チキンフィレサンド」です。


学内の五月が満開です。綺麗なので写真を撮りました。


 また本を買いました。島田雅彦の「英雄はそこにいる」です。


以前ご紹介した「カオスの娘」の続編です。主人公のナルヒコはアイヌのシャーマンを祖母に持つ少年で、自らも修行を積みシャーマンを受け継ぎ、その得意な能力を使って事件を解決して行きます。そのナルヒコが20歳になって登場致します。読んだらまたご報告致します。不思議なことに後付けに2012年5月10日第1刷発行とありますが、もう出ています。どうしてなのでしょう?

 最近、フレッシュマンセミナーの授業で原発問題を取り上げることもあり、YouTube でテレヴィやインターネットで放送された番組をチェックしています。もちろんリアルタイムで見たものも沢山あります。最近では、保安院が主催する再稼働に関する専門委員会やNHKで放送された「徹底討論・どうする原発」などをチェック致しました。見ていると本当に腹が立ちます。「徹底討論」では、北大教授で安全委員会専門委員の奈良林氏が出ていて、未だに原発派安全だなどと言っておりましたが、その際、かつて東芝で格納容器の設計に携わっていた後藤政志さんが当時から危険だと思っていたと発言したところ、危険性が分かっていたならば、どうして止めなかったのか?それは倫理に反すると攻撃しておりました。後藤さんは危険性は指摘したが止められなかったと仰っていました。当然のことです。会社員であった後藤さんが止められる筈もありません。ご存じのようにその後後藤さんは東芝を退社し、原発の危険性を訴え続けて来ました。一方奈良林氏は原子力村の一員として安全委員会の委員をしながら、危険性の指摘を無視して原発を推進し、このような大事故を起こした今も原発派安全などと無責任なことを言っています。後藤さんが偉いと思ったのはそのようなことを一切仰られなかったところです。そのような個人に対する誹謗を潔しとせず、ひたすら科学的見地から原発の危険性を指摘されておりました。
 私は人の言葉を信じられるか否かは、最終的にはその人の人格だと思っております。出世や利益を顧みず、人々の命を第一に考えて原発の危険性を指摘して来られた、故高木仁三郎さん、小出裕章さん、後藤政志さんなどは本当に立派だと思います。それに引き替え、今も要職に付き、このような事故が起こった後も、自分の利益のために原発派安全だなどと無責任なことを言い続けている御用学者は本当に醜いと思います。事故の後テレヴィで事故をひたすら小さく見せようと嘘をついていた人たちです。恥知らずもいいところです。余りにも腹が立ったのでまた書いて仕舞いました。

 本日のお昼の音楽はバッハ「シャコンヌ」です。


また、ヴァイオリン版とピアノ版を貼っておきます。





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