2012年5月29日火曜日

「ざる蕎麦」と「読書会」と「原子力委員会」そしてリスト「超絶技巧練習曲」

日の昼食は「ざる蕎麦」です。クジを引いたら缶コーヒーが当たりました。飲まないのに!私は、コーヒー・紅茶は夏でもホットです。学生にでもあげることに致します。


今日はケーキも戴いたのに、間違って(?)「水ようかん」を買って仕舞いました。このような堕落した生活はいけません。喝!

 午前中は、1限が授業でその後「読書会」がありました。本日読んだのは先日もご紹介致しました原田マハ「楽園のキャンヴァス」です。


アンリ・ルソーの「夢」を巡って展開するミステリーです。皆さん面白く読まれたようです。私の方は今回は本の内容より絵画のお話しをして仕舞いました。先日ご紹介致しました高樹のぶ子「マルセル」も面白い小説ですが、こちらも特に絵画好きには面白く読める小説です。例によってケーキを戴きました。


美味しかった!

 先日、事前に「秘密会議」を開いていたことが発覚した、国のエネルギー政策を決める「原子力委員会」の会議の模様を YouTube で見ました。会議の冒頭で近藤駿介委員長が「秘密会議」に触れていましたけれど、誤解を招くとか何とかもぞもぞ言っていただけ。会議の模様を見ておりますと、全く呆れて仕舞います。まるで福島第一原発の事故がなかったかのように、原発や再処理、高速増殖炉を今後も続けるべきだとの意見が述べられます。
 大体、この委員会のメンバーは福島第一原発事故の前に決められたもので、殆どが原子力村の人たちです。事務局は、経産相の役人の他、電事連や原発のメーカーから出講している人たちに占められています。委員長ももちろん原子力村の方です。
 ここでの議論を聞いていると吐き気がして参ります。余りにも科学的見地や常識から乖離しています。福島第一原発事故は偶々起きたちょっとした事故、高速増殖炉や核燃料サイクルも何年かすれば軌道に乗るとでも言った口調。嘘を言っているか、さもなければ、底なしの馬鹿と考えるしかありません。まるで事故がなかったかのような議論はおかしいのではないかと反論していたのは金子務委員だけ。大体、原発を推進し、安全だ安全だと言い続け、事故後もテレヴィに出ては事故を過小評価しようとしてきた御用学者が、自分たちの責任も取ろうとせず、相変わらず委員を続け、原発や核燃料サイクルを進めようとしていること自体許せません。この委員会に限った訳ではなく、原子力やエネルギーに関する政府委員会は、官僚がメンバーを決めていますけれど、殆どの委員が原子力村の人たちです。この方たちは被災者の苦しみなどこれっぽっちも想像出来ないのでしょうか?責任は感じないのでしょうか?とても同じ人間とは思えません。

 本日のお昼の音楽はリスト「超絶技巧練習曲」です。


本日はこのアルバムにおまけで入っている「ラ・カンパネルラ」を貼っておきます。来週、アリス・沙良・オットのリスト「ピアノ協奏曲」を聴きに行きます。

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