2010年8月11日水曜日

「海月姫」「一週間」そしてメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」

夜はヴァイオリンのレッスンでしたが、順調に進みました。よしよし。

 本日の昼食は「コロッケサンド」「チョココロネ」です。

私は昔からコロッケが結構好きです。

 昼食を買うついでに書店に立ち寄り、昨日発売された東村アキコ「海月姫」第5巻と、井上ひさし「一週間」を買って参りました。

「海月姫」は現在私が愛読しているコミックスの一つです。おたく系腐女子のお話です。なかなか面白いですよ。

「一週間」は先日亡くなられた井上ひさしさんの最後の小説です。井上ひさしさんは、戦争を憎み、私も入っている「九条の会」の発起人でもあります。「東京セブンローズ」では、根津の団扇屋の主人が書く日記形式を取っていますが、戦中の庶民の生活を見事に描き出しています。筑紫哲也さん、そして今回の井上ひさしさんと、戦争に徹底的に反対し、民主主義を守ろうとして来た文化人が次々と亡くなって行きます。何だか危機感のようなものを感じて仕舞います。読んだらまたご報告致します。

 昨夜は NHK の「シンドラーに救われたユダヤ人」と言う番組を見ました。先日「シンドラーズ・リスト」を見返したばかりだったこともあり興味深く見ました。シンドラーに救われたユダヤ人の人たちや、クラクフのプワショフ収容所の所長アーモン・ゲートの娘さんも出ていました。自分の罪ではありませんが、ユダヤ人を虐殺した父を持つ方の苦悩が伝わって参りました。私たちの世代には第二次世界大戦は遠い歴史的な出来事のように思われますが、ここに描かれる人たちや原爆被爆者の方々など、その悲惨な体験を引きずって生きている方が大勢いらっしゃいます。戦争は未だ終わることのない現在の問題なのだと改めて痛感致しました。

 本日のお昼の音楽はメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

第1楽章の一部をジャニーヌ・ヤンセンの演奏で貼っておきます。


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