2012年3月28日水曜日

「ミスター・ドーバッツ」と「原発」そしてエレーヌ・グリモー「バッハvsバッハ・トランスクライブド」

日の昼食はミスター・トーナッツの「オールドファッション」「ポムデリング」です。


これだけでは如何なものかと考え「くるみパン」も1個買いました。

 昨日と一昨日、福島第一原発2号機の内部に内視鏡が入れられ格納容器内の調査が行われました。水位は予想よりずっと低い60センチで温度は50度程度だと言うことです。溶融した核燃料は確認されませんでした。東京電力は水位は60センチしかないが、その水で冷却されていると言っています。このデータから見る限り、私は溶融した核燃料の殆どは既に格納容器の底を突き破りその下に出て仕舞っているのだと推測しています。
 昨日の検査では内部の放射線量は73シーベルトとのことです。凄まじい放射線量です。7万3000ミリシーベルト、つまり、日本人が許容されている1年間の放射線許容量の7万5000倍の放射線を1時間で被曝する量になります。もちろん、人間が近づけば即死します。精密機械も近づければ作動しない程の放射線量です。これを一体どう処理するのでしょうか?もちろん人類が経験したことのない事態ですし、処理技術もありません。これから、技術を開発し何とか撤去できるのには恐らく50年以上かかります。そしてその間に溜まる膨大な量の高濃度汚染水は一体どうするつもりなのでしょうか?前途多難です。

 本を注文するついでにエレーヌ・グリモー「「バッハvsバッハ・トランスクライブド」を買って仕舞いました。


平均律クラヴィーアから数曲、ピアノ協奏曲第1番、そして無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番・シャコンヌをピアノ用に編曲したものなど、幾つか編曲した曲が入っています。
 バッハの曲には楽器が指定されていない曲も数多くありますし、例えば、ヴァイオリン協奏曲第1番はピアノ協奏曲第7番としても演奏されます。
 以前にも何度かご紹介していますけれど、ジャニーヌ・ヤンセンもインヴェンションを2声をヴァイオリンとチェロ、3声にはヴィオラを加えて演奏しています。


私もインヴェンションなどをヴァイオリンで弾いて愉しんでいます。バッハの音楽はそう言う楽しみ方も出来ますね。

 明日29日13:00からBSプレミアムで私の好きなタルコフスキー監督最後の作品「サクリファイス」が放送されます。以前にもご紹介致しましたが、とてもいい映画です。是非ご覧になって下さい。

 本日は、エレーヌ・グリモーの演奏でバッハ「シャコンヌ」を貼っておきます。なかなかいいでしょう?

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