2012年3月29日木曜日

「おはぎ」と「電力需給」そして再びエレーヌ・グリモー「バッハ」

日の昼食は「炊き込みご飯」「おはぎ」です。


「お稲荷さん」を買おうと思っていたのですけれど、なかったので「炊き込みご飯」に致しました。

 先日東京電力は今夏の電力需給の見通し発表致しました。それによると供給は5700万~5800万ワット、一昨年のピーク時には5999万ワットを記録したので足りなくなると言っています。しかし、一昨年は猛暑でしたし、昨年は節電のおかげで使用電力はピーク時でも4000万ワット台でした。しかも、東電は詳細なデータを提供しようとしませんが、ピーク時と言うのは一年間で5時間程度だと言うことです。一時的にちょっと節電すれば問題なく乗り切れる筈です。東電は事故後も需要見込みを、実態とはかけ離れた計算によって大きく見せようとしてきました。また、昨年の計画停電は実際には全く必要はありませんでした。ただ、脅しのためにやったとしか思えません。脅したり、騙したりしながら、何とか原発を再稼働しようとしています。私たちは決して騙されてはいけません。節電を心懸ければそれだけで原発は一基たりとも必要ありません。節電だけで原発を止めましょう。そして、送電分離を求め、電力の自由化を促し、再生可能エネルギーの開発を促進するように求めましょう。
 ドイツが脱原発に踏み切ったのは、もちろん原発の危険性を認識したからですが、そればかりではありません。ドイツは、いずれ世界が再生可能エネルギーへと向かわざるを得ないことを見越し、再生可能エネルギーの開発を世界に先駆けて行うことで、将来の経済発展も視野に入れています。経済的に考えても、廃炉や核廃棄物の処理に厖大な費用のかかる原発より、そちらの方がずっと将来性があります。また、太陽光や風力を使えば、世界的な経済格差もなくなって行きます。現在は先進国でウランも含めた石化燃料の殆どを消費しています。再生可能エネルギーならば、施設さへ作れば石化燃料を輸入できない貧しい国でも電力を確保出来ます。今こそ、目先のことのみに囚われず将来をも見越して再生可能エネルギーへの転換を目指すべき時なのではないでしょうか。
 東電は先日1兆円の資本注入と8500億円の賠償費用を申請しました。全て私たちの税金です。それでいて体質改善・経営合理化も行っていません。そして私たちを騙して原発を再稼働させようとしているのです。原発をこのまま続ければ近い将来必ず大事故が起こります。そのことをしっかり胸に刻んでおきましょう。

 本日のお昼の音楽はまたエレーヌ・グリモーバッハを聴いています。


何度も聴きましたが、お気に入りの1枚になりそうです。先日も貼りましたがこのアルバムからバッハ「ピアノ協奏曲第1番」を貼っておきます。





0 件のコメント: