2012年3月21日水曜日

「コロッケバンズ」と「マルセル」と「原発」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「コロッケバンズ」「生チョココロネ」です。


喉飴が切れたので「キシリクリスタル・ピーチミント」を買っておきました。

 高樹のぶ子「マルセル」を読み終えました。


主人公は新聞社の文化部に勤務する36歳の独身女性、瀬川千晶です。父親も新聞記者ですが、母親はいません。父親に母親のことを聞いても、死んだとしか答えず何も教えてくれません。父親は既に時効となったマルセル盗難事件を追い続け、肝臓癌で亡くなった後、主人公千晶は父の残した取材ノートを元にマルセル盗難事件を追います。その過程で彼女の母親の姿も浮かび上がって来ます。
 主要な舞台は、マルセルが盗まれた京都。そして、パリ、トゥールーズへと広がりを見せます。面白かった!これもお薦めの一冊です。

 野田総理が原発を再稼働させようとしていますけれど、余りにも酷い話です。3月末でなくなる保安院は大飯原発の再稼働を認め、福島第2原発についても、当初政府は廃炉にするとはっきり言っていたのにも拘わらず、東電の今後10年の運転管理方針を認可致しました。また、六カ所村の MOX 燃料処理についても密かにゴーサインを出しています。安全管理を怠るどころか、原発推進のため様々な不正を働いてきた保安院が何の資格があって安全審査を行えると言うのでしょうか。明らかに、なくなる前の駆け込み認可ですが、こんなことが許されるのでしょうか。野田総理も政治判断で再稼働をする旨仰っていますけれど、安全基準も出来ていないのに政治判断などされてはたまったものではありません。
 最近、中沢新一氏などを中心に「グリーンアクティヴ」と言う組織が発足致しました。私も参加しようかと考えています。何も行動を起こさずこのまま原発を進められたら死んでも死にきれません。

 本日のお昼の音楽はラフマニノフ「ピアノ協奏曲」です。


本日はまたエレーヌ・グリモーの演奏を貼っておきます。




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