2011年10月7日金曜日

「出講」と「原発」そしてメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」

日は出講日でした。先ほど帰って、音楽を聴きながらおやつを戴いたところです。


梨は豊水ですけれど、やはり幸水の方が美味しいですね。

 本日も、少し原発・電力政策に関する最近の動向について少し書いておきます。恐らく、ご存じない方が多いのではないかと思います。私自身は「たね蒔きジャーナル」で知りました。
 まず、国の「放射線審議会基本部会」で、どうやら一般の人の放射線被曝線量の限度を変更しようとする動きがあるようです。つまり、現在の1年で1ミリシーベルトと言う基準を引き上げようとしていると言うことです。現在もこの基準は守られていません。守ろうと思えば厖大な土地が立ち入り禁止になって仕舞うからです。然し、基準が守れないから買えてしまうのならば、もともと基準などないも同然です。ある法律を、国に都合が悪くなったからと言って変えてしまうなどと言うことが許される筈もありません。ゴフマンと言う学者の試算によれば、年間1ミリシーベルトを被曝すると10000人中4人が癌で死亡すると言うことです。20ミリシーベルトならば、80人、乳幼児の場合影響は4倍となりますので、320人が癌で死亡することになります。
 もう一つ、これは前原政調会長の人事ですが、政策委員会に「エネルギー対策プロジェクトチーム」を立ち上げ、座長に元経産大臣の大畠章宏氏を起用しました。このプロジェクトチームでは今後のエネルギー政策をどうするかが検討されることになっています。この大畠氏は議員になる前は日立で原発の設計などに携わっていた人だそうです。もちろん、ばりばりの原発推進派です。このような人を座長にして日本のエネルギー政策をどうするつもりなのでしょう?
 先日、アメリカの原子力規制委員会会長のヤスコ氏が、何故日本は海岸線に原発を建設するのかと言う質問に答え、福島の原発事故は、立地を含めた日本の安全基準を見ると起こるべくして起こった事故だと言う認識を示しました。全くその通りです。日本でも多くの学者が危険性を指摘していました。東海地震の予測される震源の中心にある浜岡原発などは狂気の沙汰です。私たちはこれからの政府の動きをしっかり監視して行かなければなりません。

 本日は先日購入した庄司沙矢香のメンデルスゾーン・チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲を聴いています。


本日はメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」の第1楽章を貼っておきます。

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