2011年10月6日木曜日

「パンプキン」と「ドーナッツ」と「原発」そしてプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」

日の昼食は「パンプキン」「ドーナッツ」です。


「パンプキン」はその名の通り中にカボチャが沢山入っています。果物が切れておりましたので、林檎と梨(豊水)を買って参りました。

本日は午後ゼミがありました。卒論の中間発表会も近づいて参りましたので、2コマ分くらいやって仕舞いました。東京に内定した企業の研修に行ってきた学生がお土産を買って来てくれたので、それを戴きながらしました。

少し間が空きましたので、また「原発問題」について少し書いておきます。先週、玄海原発4号機で二次系配管に問題が生じ、緊急停止になると言う事故がありました。詳しいことは結局発表されない儘なので分かりません。それ程大した事故ではないのだと思いますが、テレヴィ等では全く報道されなかったようです。
これまでも、原発事故は報道されることが少なく、柏崎刈羽原発、浜岡原発、「もんじゅ」のナトリウム漏れの事故等、もう少しで大変な事態になりそうだった事故については流石に報道はありましたけれど、扱いは小さく、安全を強調する内容でした。今回の玄海原発の事故も「小さい事故」と言うことなのでしょうが、現在、原発の安全性について関心が高まっているにも関わらず全く報道されないと言うのはどういうことなのでしょう?政府・官僚・電力会社・マスコミあげての隠蔽体質は全く改まっていないようです。
また、東京電力が、自民党議員を中心に、原発推進、電力行政に対する貢献度に応じて額を定め、パーティー券を購入していたことが発覚致しました。それも、政治資金規正法で名前を出さずにすむ、20万円以下に小分けして購入していたとのことです。しかし、誰にどのくらい出していたのかは、全く公表されていません。きっちり公表して戴きたいものです。マスメディアも本来しっかり追求すべき問題だと思いますが、申し訳程度に報道されただけでした。
政府もどうやら東京電力をこのままの形で守るつもりのようです。本来ならば、事故補償などで当然倒産する筈ですが、増税し税金を投入して一企業を守ると言うのは如何なものでしょうか。しっかり賠償をさせた上で、会社更生法を適用し、抜本的な改革を行うべきだと思います。東電は大幅な電力料金の値上げを申請していますけれど、電気事業法によりどんな杜撰な経営をしても全て電気料金に転嫁出来る今のシステムはどう見てもおかしいと思います。また、全く稼働の見込みもなく、極めて危険な「もんじゅ」、そして、六カ所村再処理施設に何十兆円もの税金をつぎ込むのは即刻やめて欲しいと思います。増税も電気料金の値上げも、電力行政の抜本的な見直しと、原子力開発に多額の税金をつぎ込むことを停止することなしには到底容認は出来ません。
それから、福島の6ヶ月から16歳までの130人の子供の甲状腺を検査したところ、10人からホルモンの減少などの異常が見つかったと言うことです。残念なことですが、私も原発周辺に住む子供たちは今後かなりの割合で甲状腺癌などを発症すると思っておりますけれど、このように早い時期に異常が見つかったことを聞くと、本当に悲しくてなりません。
政府が SPEEDI による放射能拡散のシミュレーション結果を発表したのは事故後何ヶ月も経ってからでした。放射性ヨウ素は半減期が短いので、シミュレーション結果を早く発表して子供たちを短期間でも避難させていたらこんなことにはならなかった筈です。今も高濃度に汚染された地域の子供たちを避難させようともしていません。私には犯罪行為としか思えません。

本日のお昼の音楽はプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」です。


本日はヒラリー・ハーンの演奏で第1楽章を貼っておきます。ヒラリー・ハーンと言えば、10月26日に新譜が出ます。チャールズ・アイヴズのヴァイオリンソナタです。もう予約してあります。

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