2012年10月11日木曜日

「あんまん」と「うた恋い」と「幸せは一瞬の中に」そしてヴィヴァルディ「四季」

日は時間がなかったのでまた昼食を抜きました。


でも、お腹が空いたので、ゼミが終わってから「あんまん」を買って来て戴きました。「あんまん」も久しぶりです。

 先程疲れたのでちょっと一休みしてゼミ生に借りた「うた恋い」を読みました。


「百人一首」のそれぞれの歌に纏わる物語が綴られています。私は古典が好きなので面白く読みました。続きも借りないと!

 人は幸福な将来を夢見て現在を犠牲にすることもあります。私も、学生時代から学者になることを目標としていましたので、遊びたいのを我慢して勉強に励んでおりました。確かに、そう言ったことは必要なのでしょうが、何時も先のことばかり考えてばかりいるのもどうかと思います。だって、私たちには実在するのは現在のこの一瞬だけなのですから。私はそれも大切にしているつもりです。コンサートで美しい音楽を聴く喜び、親しい友人と美味しいものを戴きながらお話しをする楽しさ、そう言った一瞬一瞬を大切にして来たつもりです。シェイクスピアのオセローではございませんが、 "If it were now to die、/ 'Twere now to be most happy." (もし今死ぬのなら、それが一番幸せなのに)と感じたこともあります。他愛ないことのようでも、そう言った些細なことにこそ、幸せは在るのだと思います。そしてその一瞬一瞬を大切な思い出として心に焼き付けています。

 本日の音楽は久しぶりにヴァイヴァルディ「四季」です。


かつてコンサートで後ろの席に、しきりと蘊蓄を垂れるオジサンが座っていました。その蘊蓄がどうも眉唾もので、「四季」の「春」「夏」「秋」「冬」が終わる度に、もちろん観客席から拍手がありましたが、その際そのオジサンは「何で途中で拍手をするのか?」と馬鹿にしたように言っておりました。別にどうでもいいのですけれど、せっかく気分よくコンサートを聴いているのに、誤った蘊蓄を態と周りに聞こえるように語られては、迷惑もいい所です。ちょっとそんなことを思い出して仕舞いました。
 それではムター姉さんとカラヤン/ベルリンフィルの演奏を貼っておきます。

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