2011年11月5日土曜日

「たこ焼き」と「三島由紀夫・豊穣の海」と「フジタ」そしてショパン「ピアノ協奏曲第1番」

日の昼食は食欲がございませんでしたので「たこ焼き」で済ませました。


昨夜は家に帰ってから夕食を作る気になれず、近所のインド料理店でカレーを戴きました。レイディース・セットと言うセットメニューを戴きました。まずはサラダ。


次はスープです。


それから、メインのチキンカレーとナン。


そしてチャイです。


店内が暗かった上に、携帯電話のカメラで撮ったので、画質がよくありません。


私は何時も複数の本を読んでいます。オフィスではお仕事の本、家では楽しみで読む小説や、知りたいことを調べるために読む本などを読みます。今は、次回の読書会で扱う三島由紀夫「豊穣の海」を再読し始めたところです。


「豊穣の海」は「春の雪」、「奔馬」、「暁の寺」、「天人五衰」の4巻からなる長い小説です。「春の雪」は何年か前、妻夫木聡と竹内結子の主演で映画になりましたね。私も観ました。最初から余り期待はしておりませんでしたけれど、矢張り原作とはほど遠いものになっておりました。それに、この小説は輪廻転生を主題としておりますので、「春の雪」だけではそのテーマを描く事は出来ません。主人公の松枝清顕は美少年ですが、如何にも三島の小説の主人公らしく心の屈折した人物です。子供の頃に預けられた綾倉家の娘で幼なじみの聡子が皇族に見初められ婚約をすると、聡子を求め妊娠させます。二人の関係は世間に知られるところとなり、聡子は流産、出家して清顕には二度と会おうとはしません。清顕は聡子に会いに行き、雪の中で長時間待ち続けたことが原因となり肺炎にかかって、20歳の若さで他界します。清顕は友人の本田に生まれ変わって再会する約束をしますが、やがてそれは実現することになります。長いですけれど、なかなか面白い小説です。

ここの所、私の好きな絵をご紹介しておりますが、本日もご紹介致しましょう。本日は藤田嗣治(レオナール・フジタ)の絵です。



展覧会で買って来た絵葉書をスキャン致しました。藤田独特の乳白色は最近までどのようにして出しているのか分かっておりませんでしたけれど、今年になって和光堂のシッカロールを使っていたことが分かりました。ベイビーパウダーですね。(私も夏になるとお風呂上がりにヴェランに出てパタパタと首の辺りにはたきます。)それから、藤田は面相筆と言う日本画で眉や輪郭を描くのに使う穂先の非常に細い筆を使います。晩年にはカトリックの洗礼を受けレオナール・フジタとなり、宗教画も沢山描いています。

本日のお昼の音楽は来週のコンサートに備えショパン「ピアノ協奏曲第1番」です。。本日はラファウ・ブレハッチのDVDで聴いております。


ラファウ・ブレハッチは2005年のショパンコンクールの優勝者です。コンサートでも聴きましたが、オーソドックスでとても音の綺麗なピアニストです。本日は、2005年の優勝者ブレハッチと2010年優勝者ユリアンナ・アヴディーエワさんの演奏で第1楽章を貼っておきます。まずはブレハッチ。





そしてアヴディーエワさん。



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