2011年11月2日水曜日

「あんパン」と「林檎」と「原発」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食は「あんパン」「くるみパン」です。


それから果物と紅茶が切れておりましたので、買っておきました。紅茶はまた「チャイ」、それから林檎は「シンシュウスウィート」と「ジョナゴールド」です。

 昨日から本日にかけて、また原発関係のニュースが幾つかございました。
まず、福島第一原発2号機の圧力容器からキセノンが検出され、核分裂が起こっていることが確認されました。もちろん発表では「核分裂が起こっている恐れがある。」となっています。キセノンは核分裂の際に生成される気体状の核種で半減期は極短いので、キセノンが検出されたと言うことは即ごく最近核分裂が起こったと言うことになります。
実はこれ迄も明らかに、核分裂もしくは再臨界が起こっています。東京都などで放射線レベルが急速に上がった7月と8月にあったことは間違いありません。7月中旬には東京都や神奈川県の下水処理場からヨウ素131が検出されましたが、ヨウ素131も核分裂の際に生成される半減期の短い核種ですから、これが検出されたと言うことは核分裂があったと言うことになります。
然し、国も東電も核分裂が起こったと言うことを報告することなく、ひたすら安定していると言い続けて来ました。そして、今年中に「冷温停止」を実現するなどと言っておりました。随分楽観的な方が揃っていらっしゃるようで・・・。
 また、最近は海外の様々なソースから今回の事故で環境に放出された放射能の推定値が発表されておりますけれど、どれも東電が発表している値より大幅に大きな値になっています。東電は、例えば、側溝や原子炉建屋の地下からしみ出し、海に流れ込む放射能を計算に入れていませんから、少なくとも、発表値が実際より小さくなっているのは間違いありません。全てにおいて事故の影響を小さく見せかけようとしている態度には憤りを覚えます。
 本日はまた、原発関連施設の唯一の法定検査機関で独立行政法人の「原子力安全基盤機構」が対象の事業者に検査内容の原案を事前に作成させ、それを丸写しした資料を基に検査していることが発覚致しました。しかも、機構の幹部は「自前で作れば日が暮れる。」と開く直っているとのことです。それでは仕事の放棄でしょう。仕事をしない全く無用の組織を税金で維持する必要はありません。即、廃止して下さい。
安全を全く顧みない人たちによって保証される安全なんて語句矛盾です。先日、緊急停止した玄海原発4号機が早くも再稼働するようです。やらせメール問題が発覚しながら、第三者委員会の答申を無視して、報告書を出そうとした九電、それに関与した古川佐賀県知事、弟が社長を務め自らも大株主の建設会社が原発関係の仕事で大きな利益を上げている玄海町町長、この3者の合意で再開が決まったようですけれど、本当にそれでいいのですか?やらせメール事件なんて関係ないのですか?
そして、更に野田総理大臣はヴェトナムに原発を輸出する旨を発表致しました。原発事故が進行中で、事故の分析も出来ていないのに輸出などしていいのですか?馬鹿じゃないの!

本日のお昼の音楽はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」です。本日はアシュケナージの71年の録音で聴いております。


本日は来週コンサートでこの曲を聴くことになっているキーシンの演奏で第1楽章を貼っておきます。



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