2012年1月11日水曜日

「チーズフォンデュ」と「たい焼き」と「ポピュリズム」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「チーズフォンデュ」「ドーナッツ」でした。


ここのところ仕事が忙しくて、流石の私も疲れています。そうでなくても忙しい時期に、昨年10月末締め切りの原稿の校正が来たり、予定外の仕事もあって大変です。忙しすぎて腹が立ちます。そこで、今日は可哀相な私に「たい焼き」を買って上げました。(言い訳がましい?) 美味しかったわん!

 最近の日本の政治情勢には様々な不安を感じていますけれど、例えば、小泉氏や橋下氏のような方がもてはやされるのはとても危険なことのように思えます。時代に閉塞感を感じるとどうしても分かりやすいことに飛びつきたくなると言う心理は分かります。ですから、単純化して、郵便局を民営化したり大阪都構想で全てがうまく行くと言われると、それで実際に社会がよくなるのかどうかじっくりと考えることなく飛びついて仕舞う ー そう言うことが起こっているように見えます。例えば、公務員の人件費などをスケープゴートにして、生活の苦しい一般庶民の歓心を煽ると言うやり方もよく使われます。
 橋下氏は「何も決定できぬ民主主義」を批判し「独裁」政治を行うなどと言います。確かに、民主主義は迂遠な制度かも知れませんが、少なくとも「独裁」よりはずっとましです。
 とにかく、現状を変えてくれそうだと言うだけで、どのように変わればいいのかと言う肝心な点をよくよく考えることなく極めて投げやりな態度だと言わざるを得ません。
 結局、小泉氏にしても橋下氏にしても、目指しているのは規制緩和して自由競争を煽り、弱者を謂わば社会的に不要なものとして切り捨てるような社会です。それは謂わばアメリカ型の社会ですけれど、私自身はそのよな考え方を容認することは出来ません。北欧型の高福祉社会のほうがずっと住みやすい社会だと思うからです。そればかりでなく、私自身の思想として、弱者が生きやすいかどうかが、その社会がよい社会なのかどうかのメルクマールだと思っているからです。
 このように閉塞した時代だからこそ、社会をどのように変えて行くのか一人一人がじっくり考えることがとても大切なのだろうと思います。

 本日のお昼の音楽はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」です。


それではマルちゃんとリッカルド・シャイーの歴史的名演奏をどうぞ。

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