2012年1月5日木曜日

「コロッケバンズ」と「日本の政治」と「階段」そしてバッハ「無伴奏チェロ組曲」

日の昼食は「コロッケバンズ」「スコーン」です。


それから、鳥取のお土産を頂きました。


先ほどまでゼミでしたので、学生と一緒に戴きました。

 昨年暮れにあったニュースで気になっていたことがあります。政府が武器輸出三原則を緩和し、兵器の共同開発が出来るようにすると決定したと言う報道です。もちろん、主たる相手国はアメリカです。アメリカは一方で紛争解決などといいながら、その一方では様々な国に武器を輸出しています。日本が武器の開発に関与するのは、一国民として許し難く思います。
 武器輸出三原則の緩和は自民党政権時代から画策されていました。しかし、民主党政権になってからそれが実現すると言うのは些かこの国の政治の有り様を象徴しているように思われます。所謂二大政党による政治が行われている国では、例えば、英国の保守党と労働党、アメリカの共和党と民主党と言った具合に、保守対リベラルと言う構図になっています。ところが、日本の自民党と民主党は必ずしもそのようになってはいません。それぞれの政党に保守派とリベラル派が入り乱れています。同じ民主党でも、菅首相はリベラル、野田首相は保守的です。そして、日本で改革派と言われるのは、ブッシュ政権時代に主要なポストを占めたネオコン(新保守主義)と呼ばれる極めて保守的な勢力です。つまり、規制緩和をして弱肉強食の競争社会を作り出そうしている勢力です。大阪市長の橋下氏などもこの系列に入ります。
 日本でリベラルな政党と言えば社民党などがそれにあたるのだと思いますけれど、全く勢力を伸ばすことが出来ないでいます。すぐに十分なものにはならないとは思いますけれど、せめて、政界再編成が起こり保守とリベラルがはっきりわかるような二大政党が出来ないと選挙の際にもどう対応していいか分かりません。このようなことなら、ヨーロッパに多い中選挙区制多数政党の方が余程分かりやすいのではないかと思います。ドイツの緑の党のように、はっきりと原発廃止を謳う政党が出てくれば私も喜んで一票を投じられます。

 私のオフィスは8階にありますけれど、私は足腰を鍛えるためなるべく階段を利用しています。先ほど、階段を上っていて気付いたのですけれど、階段のステップにステッカーが貼ってありました。曰く「健康へ一歩一歩の積み重ね」、「ちょっとした運動習慣がメタボを防ぐ」。ケッ!(おやはしたない!)余計なお世話!

 本日のお昼の音楽はまたバッハ「無伴奏チェロ組曲」です。バッハの一つ覚え?(おじさまギャグです。)でも、今年は何と言ってもバッハ生誕327年記念の年ですからね。(???)本日はヨーヨーマで聴いております。


本日はロストロポーヴィッチの演奏で第1番を貼っておきます。同じくロシアから亡命した映画監督アンドレイ・タルコフスキーの葬儀でロストロポーヴィッチがこの曲を演奏致しました。





0 件のコメント: