2010年4月10日土曜日

「フルーツサンド」と「マーラー」

日の昼食は「フルーツサンド」でした。美味しくて好きなのですが普段は殆ど戴きません。私は禁欲てきですので、昼食にこのようなものを戴いてはいけないという心理的な抑圧が働くからです。本日は禁欲主義をお休みして戴きました。デザートには苺を戴きました。フルーツ尽くしです。美味しかった!

今年はマーラーの生誕15周年にあたりますが、「N響アワー」で明日からマーラーの交響曲特集を行うとのことです。明日は交響曲第5番です。
 マーラーと言えば、ケン・ラッセル監督の映画「マーラー」はご覧になったことがおありですか?

ケン・ラッセル監督のことですから、少々前衛的な映画になったおりますが、中々面白い映画です。それに、背景に流れる音楽はコンツェルトヘボウが演奏をしております!
 この映画は、マーラーと妻のアルマがアメリカでの公演を終え、列車でウィーンに向かっている場面が描かれたいますが、その過程で、回想シーンや幻想・夢などが挿入されます。例えば、冒頭近く、列車が止まる駅のホームに明らかにヴィスコンティの「ヴェニスに死す」に出てくるアッシェンバハと美少年と思われる人物が登場し、背景に第5番の「アダージェット」が流れます。これは、「ヴェニスに死す」の最後の場面に流れる曲です。つまり、「ヴェニスに死す」のパロディーになっていると言うことです。
 また、ナチスの台頭を暗示する場面もあります。マーラーはユダヤ人であり、それらの場面は、そのユダヤ人にやがて訪れる運命を暗示しています。
 そう言う訳で(?)、本日はマーラーの交響曲第5番を聴きました。
 
以前にも貼りましたが、「アダージェット」の流れる「ヴェニスに死す」の最後の場面を貼っておきます。


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