2013年4月2日火曜日

「冷やしうどん」と「維新の会の憲法観」そしてラフマニノフ「ピアノ協奏曲第1番」

日の昼食は「冷やしうどん」です。


デザートに「杏仁豆腐」を買って参りました。

 先日、「維新の会」の党大会が開かれ政策綱領が発表されました。それによりますと、

「日本を孤立と軽蔑の対象におとしめ、絶対平和という非現実的な共同幻想を押しつけた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を真の自立に導き、国家を蘇生させる」

となっております。「維新の会」が改憲を目指していることはもちろん知っておりましたが、それにしてもこのような愚劣な表現には呆れてものが言えません。仮にも公党が書いた文書とは到底思えません。これほど、粗雑で陳腐な言葉を並べ立てられると、こちらまで恥ずかしくなって仕舞います。
 昨年は、「東京維新の会」が紹介者となって、現憲法を無効であり、日本帝国憲法を復活させよと言う請願が東京都議会に提出され、「維新の会」はそれに賛成しています。このような内容の請願です。

「我々臣民としては、国民主権といふ傲慢な思想を直ちに放棄し、速やかに占領典範と占領憲法の無効確認を行つて正統典範と正統憲法の現存確認をして原状回復を成し遂げる必要があります」

その時には馬鹿馬鹿しくてコメントもする気になれませんでした。だって、「我々臣民」ですよ!とても今のお話しとは思えません。ご丁寧に旧仮名遣いまで使っちゃって!でも、今回の政策綱領を見るとどうやら本気のようです。自民党は流石にもう少しソフィスティケイトされた表現を使っておりますけれど、基本的には余り変わりがありません。「臣民」になりたい方は、どうぞ次の参院選では、「自民党」と「維新の会」に一票を投じて下さいませ。

 本日の音楽はラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」です。


それではグリモーの演奏を貼っておきます。

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