2012年9月27日木曜日

「ミニちゃんぽん」と「ホルヘス・伝記集」そしてバッハ「管弦楽組曲第3番」

日の昼食は「ミニちゃんぽん」です。


それから「みたらし団子」も買って参りました。ふとカロリーを見てみたら、ミニチャンポンが123kc、そしてみたらし団子は125kcありました。えっ!みたらし団子ってそんなにカロリーがあるの?ちょっと考えないといけないかも知れません。だって、昼食よりデザートの方が多いと言うのはちょっと問題ですものね。

 一昨日の読書会の続きですけれど、一人ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「伝記集」を挙げた方がいらっしゃいました。ちょっと以外でした。ボルヘスは所謂ポストモダン作家で、この作品もかなり読みにくく難しい本です。このような作品も一度読んでおいた方がいいと思い私の好みで取り上げました。この本の「プロローグ」にはこんなことが書いてあります。

 「厖大な本の構成は骨が折れ、かつ、身をけずる濫費である。完全な口述の解説ならば数分ですむ一つのアイデアを、五百ページにわたって発展させてゆくことは!もっとよい手段は、これらの本が既に存在しているふりをして、要約、解説を提供することである。」

 どうですか?面白いでしょう?存在しない本についての解説だなんて!つまり、オリジナルがなくて、そてについてのメタ言語のみがあると言うことです。何だか騙されているような気がするかも知れませんが、私たちの生きている世界は、そのようなオリジナル不在のコピーに溢れています。例えば、私たちに雨あられのように降りかかる情報は、私たちがその事件なり、出来事なりに直接触れることはなく、あるのはそれについての言説のみです。また、何でもいいのですが、例えば、国家などと言うものは存在しているのでしょうか?私たちに実態として把握出来るのは一人一人の国民であり、その集合を象徴する国家などというものは実態が極めてあやふやなものです。そして、私たちの周りにあるのは、国家についての言説のみです。何だか訳の分からないお話しになってきたのでこの片で止めておきます。

 本日のお昼の音楽はバッハ「管弦楽組曲第3番」です。


本日はこの曲の有名なアリア「G線上のアリア」を貼っておきます。何時聴いても切ないメロディーです。

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