2009年5月19日火曜日

卓球と「徒然王子」と「平均律クラヴィーア」

本日はお昼休みに中国から来られた先生と卓球を致しました。久しぶりで大変疲れました。いい運動になります。会議が立て込んでいない週は、毎週火曜日のお昼休みにすることになりました。
 日曜日に島田雅彦の「徒然王子」第2巻を読みました。新聞連載中にも読んでおりましたが、結構面白かったですよ。徒然王子が過去に遡り前世の生を生き返すのですが、権力闘争の中で好きな女性と引き裂かれたりします。三島由紀夫の「豊穣の海」を下敷きにしていると思われますが、「豊穣の海」の主人公・松枝清顕が、ある意味、英雄的であり、ハイデガー流に言えば特権的な死を選ぶのに対し、徒然王子は権力から逃れ、非英雄的で個人的な生を求めようとします。
 さて、本日はおやつにハーゲンダッツをいただきながら、グールド演奏の「平均律クラヴィーア」を聴いております。バッハにとって「平均律」とは何だったのでしょうね。

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