2009年4月9日木曜日

諏訪内晶子のチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲

H氏のブログには諏訪内晶子さんがよく登場致しますが、ご推測通り、Hは諏訪内晶子の演奏が好きなのです。もちろんハイフェッツやスターンと言った巨匠の演奏もよいのですが、諏訪内晶子の演奏もそれに劣らないと思っています。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に関して言えば、とりわけ、アシュケナージ・チェコフィルと録音した2000年版は素晴らしいと思います。下の写真の90年チャイコフスキー国際コンクールで優勝した際のガラ・コンサート版も悪くはありませんが、2000年版の方が余裕を持って伸びやかに弾いている感じが致しますし、一つ一つの音を大切にしっかりと引き込んでいるように思われます。それにヴァイオリンの音そのものにも深みが感じられますが、これはハイフェッツが弾いていた、ストラディヴァリウス・ドルフィンを使用しているからかもしれません。
 Hはまだ諏訪内晶子のライヴを聴いたことがございません。昨年暮れにNHKの芸術劇場でブラームスのヴァイオリン・ソナタ3番等の演奏(ピアノ:ニコラ・アンゲリッシュ)を放送致しておりました。久しぶりに演奏姿を拝見致しましたが、随分大人になっていらっしゃいました。それに演奏も素晴らしいものでした。そのうちに是非コンサートを聴きに行きたいと思っております。

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