2011年7月5日火曜日

「バケットサンド」と「玄海原発」そしてモーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」

日の昼食は「バケットサンド・ハム/チーズ」です。

昼食を買いに行くのに少し歩いただけでも汗をかいて仕舞います。何とかならないものか知らん?

 昨日のニュースで玄界町の町長が原発の運転再開を認めたとの報道がありました。福島第一原発の事故収束の目処も全く立っていない段階で、きちんとした検証もなしに運転を再開すると言うのは到底容認出来ません。大体、海江田大臣は何をもって安全を保証するなどと言えるのでしょうか?根拠もない安全宣言は無責任としか言いようがありません。なお3号機はプルサーマル運転が初めて行われた原発です。
 そればかりではありません。玄界原発で今回運転再開が問題になっているのは、点検中の2号機・3号機ですけれど、1号機・4号機は現在も運転されています。以前、原子炉圧力容器の脆弱性の問題をお話ししたことがありますけれど、日曜日の朝日新聞に1号機のデータが掲載されていました。それによりますと、約36年運転されている1号機の「脆性遷移温度」は76年で35度、80年で37度、93年で56度だったものが、2009年の段階で98度になっていると言うことです。原子炉圧力容器は中性子を浴びるうちに段々脆くなって行きます。何かあって、ECCS(緊急冷却装置)が働くと、炉内が急速に冷却されます。脆性遷移温度が98度と言うことは、98度以下になると原子炉圧力容器が割れてしまう可能性が高いと言うことです。ECCS が作動した場合確実に98度以下になりますから、原子炉圧力容器が破損する危険性が極めて高くなります。
 日本にはすでに40年以上運転を続けている原発があります。福島第1原発1号機や、敦賀原発1号機、美浜原発1号機などがそれにあたります。その他30年以上になる原発は90基にも及びます。老朽化した原発の危険性については以前より再三指摘されて来ましたが全く無視され、経済的な理由から当初30~40年の寿命とされてきた原発を延長して運転していると言うのが現状です。これからも危険性を無視し老朽化した原発を運転し続けるつもりなのでしょうか?このようなことをやっていると必ず福島に続く大事故が起きます。それを放っておいてよいのでしょうか?少なくとも35年以上経過した原発は即座に停止し廃炉にすべきです。

 本日のお昼の音楽は昨日に引き続き内田光子さんのモーツァルト「ピアノ協奏曲」を聴いています。本日は20番と27番です。

本日は内田さんの演奏で20番第2楽章・ロマンツェを貼っておきます。映画「アマデーウス」のエンディングで流れる美しい旋律が印象的な曲です。内田さんはよく弾き振りをされますけれど、このお顔と動作は何とかならないものでしょうか?(失礼)演奏はとても素晴らしいのですけれども・・・。


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