2009年6月25日木曜日

ブログと疲労と「ダンザー・イン・ザ・ダーク」

H 氏はここのところ忙しく疲れ睡眠不足にもなっています。本日は1限が授業、その後本日中にしておかなければならない仕事を何とか済ませ、4限の授業に臨みましたが、疲労が極限に達しておりましたので、「映画鑑賞」作戦を敢行致しました。これは、忙しい折など時として H が行う作戦で、要するに、授業中に映画を見せると言う、教師としては些か怠慢な作戦です。学生には結構評判がいいのですが、授業より映画を見る方が面白いというのは尤もなことにしても、教える側としては少々引っかかるものがあります。この作戦は精々前期・後期にそれぞれ1回までなのですが、本日それを使ってしまいました。
 鑑賞した映画は H の好きなラース・フォン・トリアーの2000年の作品「ダンサー・イン・ザ・ダーク」です。この映画はフォン・トリアーの様な前衛的な監督の作品にしては興行的にもヒットした映画です。主人公のセルマは、遺伝的に失明する運命にあり、やがては同じ運命を辿る一人息子に手術を受けさせるため、チェコからアメリカに渡り、工場で働きながらお金をためています。彼女が唯一情熱を傾けているのはミュージカルで、仕事が終わった後劇団でミュージカルの練習に励んでいます。ある日、彼女は浪費癖のある妻を持つ警察官の大家にその大切なお金を盗まれ取り返しに行きますが、誤って銃で彼を撃ってしまいます。その後警察に捕まった彼女は絞首刑にされます。
 この映画は通常の場面では、一切バックグラウンド・ミュージックもなく、まるでドキュメンタリーのように淡々と進んで行きますが、時折、場面がミュージカルに変わります。これは、セルマの幻想と言うことで説明が付きますが、極めてリアリスティックな映像の中に、ミュージカルと言う、謂わば、アンチ・リアリスティックな映像が挿入される訳です。このあたりはフォン・トリアーらしい所です。H、お薦めの映画です。
 H がブログを書き始めたのは、一つには日々の生活記録を写真付きで取っておこうと思ったこと、また、音楽や映画や本などをご紹介して参考にして戴くと言う、教育的目的(???)もありました。でも、最近では、極少数とはいえ読んで下さっている方がいらっしゃるようなので、楽しみにしてくださっているのに(本当???)お休みしたらがっかりさせることにならないか知らん、などと考え少々忙しい時にも書いています。H は結構律儀なものですから。でも、先日のパフェや豆餅の写真やらを見ると、食べたくなってしまったりして少々閉口することもあります。因みにご存じのこととは思いますが、写真をクリックすると拡大されます。豆餅などクリックしてみて下さい。食べたくなっちゃいますよ。

2 件のコメント:

きな子 さんのコメント...

Hさん、随分お疲れのようですね。
お身体大事にしてくださいね。

いつもブログの更新を楽しみにしています。
でもご無理なさらないでくださいませね。

豆餅。

写真の拡大なんかしたら、、、

あー、我慢できない!

きな子

hippopotamus さんのコメント...

きな子さん、有り難うございます。身体には気を付けます。豆餅、京都に行ったら是非食べて下さい。