2009年6月5日金曜日

桜桃

本日は出講日、帰ってからすぐに会議に出て先ほど終わったところです。疲れました。でも、これで1週間の仕事が終わりました。疲れたので、ハーゲンダッツを戴きました。
 先日も書きましたが、Hは桜桃が好きです。(アメリカン・チェリーは好きではありません。)可愛らしい小粒の赤い果実。口に含むと仄かな甘みと酸味。(食べたくなってきたでしょう!)食べては種を出し、食べては種を出し、それから種と軸は白い紙の上に載せておきます。(???)
 太宰治は余り好きではありませんが、「桜桃」は結構好きです。女性の胸の谷間を見ると、思わず「涙の谷(Vale of tears)」と言う表現を思い浮かべます。Hは文学者なので、何かと言うと小説とか詩の表現が心に浮かびます。例えば、牡蠣を見ると、James Joyce の Ulysses の中に出てくる "clots of phlegm" (痰の固まり)などと言う表現を思い浮かべ、些か閉口したり致します。(牡蠣は好きです。)また、夕暮れの海を見るとホメロスの「オデュッセイア」第1歌に出てくるエピセット "epi oinopa ponton" (ワイン色なす海)と言う少々教養の滲み出るフレーズが口をつきます。そればかりでなく、音楽の旋律がわき上がってくるのですからうかうかしていられません。 (???)
 今日はまた DVD でベートーベンのトリプルコンチェルトを聴いています。それでは今日はこの辺で。よい週末をお過ごし下さい。

1 件のコメント:

きな子 さんのコメント...

アメリカンチェリーは、色も味も過剰な感じ?ですよね。
それに比べて、日本の桜桃は何と上品で可憐でかわいらしいこと!