2013年8月8日木曜日

「ビッグフランク・カレー」と「汚染水漏れ」そしてフォーレ「レクイエム」

日の昼食は「ビッグフランク・カレー」「スコーン」です。


「ハーゲンダッツ」も買って参りました。 暑い日が続きます。買い物に出るだけで汗をかいて仕舞います。仕事もたまっているのに何だか捗りません。困ったものです。

 汚染水の海への漏洩は極めて深刻な状況にあります。政府の原子力災害対策本部は昨日、流出量は1日約300トンに上るとの試算を初めて明らかにしました。ずっと以前から、海に漏れる危険性とその対策を講じる必要性が指摘されていましたが、東電はこれまで漏れていないと主張し対策を講じてきませんでした。、最近になって漸く東電も漏洩を認めたところです。それにしても、東電の情報の公開や事故への対応は極めて不誠実だと言わざるを得ません。恐らく経営を考えてのことなのだと思いますが、これだけの事故を起こし、今も危機的状況が続く中、情報を隠蔽し、必要な事故対応を痴たるとは、全く無責任極まりありません。
 先日は、福島第一原子力発電所に長年勤務していた原子力技術者の木村俊雄さんが、東電に公開質問状を提出しました。東電は当初より事故の原因は津波にあり、地震で壊れてはいないと主張して来ました。それに対しては多くの専門家が疑問を呈しています。今年の初めには国会事故調委員の田中三彦さんが、立入調査を申し出たところ、東電は嘘をついて調査を妨害しました。今回、木村さんは諸々のデータから、津波以前に地震によって壊れていたのではないかと考え、もし、地震によって壊れていないと言うならば、データはある筈なのでそのデータを公表すべきだと言っています。然し東電は結局データを公開しませんでした。原子力規制委員会が作成した安全基準は基本的には従来の基準と変わらず、耐震基準も従来のままになっています。自己原因が分かっていないのに基準を作成すること自体問題なのですが、もしも、地震によって壊れていたのだとしたら、耐震基準を根本的に見直さなければなりません。そうなれば、現存する原発は再稼働出来ないことになります。東電も政府も一体となって地震自体が事故原因ではないと言いたいようです。
 政府は来年度予算で予算をつけることを決定しました。私たちの税金が投入されると言うことです。このまま放って置くわけには行きませんので止むを得ないこととは思いますが、自力で収束出来ないのなら、会社更生法に基づききちんと破綻処理し、株主や銀行がまず負担した上で税金を投入すると言うのが筋です。
 ついでに、先日来3号機建屋から湯気が出ていることが報道されましたが、東電は雨が原子炉で温められて湯気になっているのではないかと説明していましたが、最近、原子炉上部の温度を発表致しましたが、30度であったと言うことです。30度では湯気は出ません。この問題もきちんと調べて原因を突き止める必要があります。

 本日の音楽はフォーレ「レクイエム」です。


本日はデンマーク放送管交響楽団の演奏を貼っておきます。

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