2013年10月5日土曜日

「ブリオッシュ」と「貧しい国・日本」と「グールド・命日」そしてバッハ「ピアノ協奏曲第1番」

日は出講日でした。大学に戻ってから急ぎの仕事があり、済ませた時にはすっかり遅くなっていたので更新出来ませんでした。失礼致しました。

 本日の昼食は「マカデミアナッツのブリオッシュ」「お芋のタルト」です。


ドーナッツが写っていますが、これはおまけです。今日は何時もと違う少し離れたショッピングモールのパン屋さんに行ったところ、私の演習を取っている女子学生がアルバイトをしており、おまけですと言って入れてくれました。3つは食べられないので自宅に持ち帰り明日戴くことに致します。大学の教員をやっていると時々このようなことがあります。先日も、街でちょっとカフェに立ち寄り昼食を摂ろうとしたところ、矢張り知っている学生がいて、コーヒー代をおまけしてくれました。それに、学生は色んな所から来ていますので、帰省するとよく、その地方のお土産を買ってきてくれます。
 でも、困ったこともあります。街などに出ると大抵誰かしらに目迎されます。噂はすぐに学生の間にひろまりますので、やたらなことは出来ません。

 今朝の朝日新聞に作家の池沢夏樹さんが時評で、日本はハードウェアばかりでソフトウェアの乏しい国であると言う趣旨のことを書いていらっしゃいました。全くその通りだと覆います。何かと言えば公共事業、教育費や文化関連予算は先進国では最も低い水準にあります。本日は「ホワイト・イグゼンプション」の制度を断念したとの報道がありましたが、当たり前のことです。「ホワイト・イグゼンプション」とは一定条件のもとで残業代をゼロに出来る制度のことです。そうでなくとも、今の日本は非正規労働者が多く、所謂ブラック企業など、労働条件が極めて劣悪な環境にあります。それにもかかわらず、残業代を只にしようとしたり、安倍首相が行おうとしている、労働者を簡単に解雇できる「解雇特区」の制度など、企業は大切にしてもそこで働く人間を大切にしようとしない、人に優しくない政治が横行しています。そんな社会が本当によい社会だと思っていらっしゃるのでしょうか?将来に対して常に不安で、自助だとか言って社会保障は切り捨てられ、鬱病になったり過労死したりするような社会で本当によいのでしょうか?今の日本は、何だか、とても心の貧しい国のように思えてなりません。

  昨日更新出来なかったので一日遅れになりましたが、昨日10月4日はグレン・グールドの命日でした。本日の音楽はバッハ「ピアノ協奏曲第1番」に致します。


それではグールドの演奏を貼っておきます。この時代からもうあの性の低い愛用の椅子を使っているのですね。最後のほうはもうボロボロでしたけれど。

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