2009年3月25日水曜日

ヒラリー・ハーンの "Hilary Hahn plays Bach"



昨日、ヤマハに楽譜を買いに行ったところ、求めていた楽譜が無くて購入できませんでした。その代わりまた CD を買ってしまいました。先日、音楽関係の出費が嵩んでいるので節約しなければと言ったばかりなのに!しかも、またバッハです。(写真・上)先日購入した「ヴァイオリン協奏曲集」が中々よかったので、ハーンがパルティータ・ソナタをどのように弾いているのか聴いてみたくなりました。
 この CD はハーンのデビュー・アルバムで、この時彼女は何と弱冠17歳です。以前書きましたように、Hが一番よく聴くのはギドン・クレーメルの全集ですが、それと比べると全体的にテンポはやや遅めです。録音はクレーメルのものが、残響が若干過剰であるように思われるのに対し、ハーンのものは適度に抑えられていて、この点に関してはハーンの録音の方がいいように思われます。技術的にはクレーメルの方が上なのでしょうが、ハーンも一つ一つの音を丁寧に弾いていて好感が持てます。いずれにしても、大変心地よく聴ける演奏です。
 それにしても、17歳でこのような演奏が出来ると言うこと自体素晴らしいことだと思います。ジャケットの写真はまだ子供と言った感じですよね。それに、ヴァイオリンがまるでヴィオラのように大きく見えます。中央は2003年にリリースされたアルバムです。すっかりお姉さんらしくなられました。下の写真は昨年リリースされた最新のアルバムですが、大分大人らしくなられていますね。以前ご紹介致しました、ドゥダメルと共演したローマ教皇の誕生日記念コンサートの DVD を見て、すっかり大人の女性になっていらっしゃったので、ちょっと驚きました。次はエルガーのヴァイオリン協奏曲でも購入してみようかと思います。

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