2011年7月22日金曜日

「出講」と「原発関連の本2冊」と「うなぎ」そしてシューマン「ピアノ協奏曲」

日は出講日でした。授業は本日で終わり、来週は試験です。疲れたので一休み、「ハーゲンダッツ(クリーミー杏仁)」を戴きました。

帰りに大学生協に立ち寄り、原発関係の本を2冊買いました。広瀬隆・明石昇二郎「原発の闇を暴く」(集英社新書)と石橋克彦(編)「原発をおわらせる」(岩波新書)です。


最近は、原発推進派の動きが目立ち、少々不安になっています。まだ、事故も全く収束の目処が立たず、放射能汚染が益々拡がっていると言うのに、「電力不足」を大々的に宣伝し、原発再稼働、原発依存の維持を画策しています。そして、明らかに情報操作をしています。
 例えば、原発をなくすと電気料金が上がると言うのは全くの嘘です。現在の世界一高い電気料金の最大の原因は、全てのコストを電気料金に上乗せできる、電力会社の独占体制です。今回の事故の補償は除いても、廃炉や放射性廃棄物の処理に莫大な費用がかかるため、原発は決して低コストの発電ではありません。少なくとも、電力会社の独占を改め、小規模発電等の参入を可能にすれば、コストは下がる筈です。
 また、電力の需要と供給に関するデータは隠蔽され、ひたすら原発無しでは電力が不足すると宣伝していますが、心ある学者からは、少なくとも、電力会社などが言う程電力が不足することはないと言うデータが示されています。
 私たちは、原発推進派に歪曲された情報に惑わされることなく、正確な情報をもとに原発推進派のもくろみを阻止しなければなりません。さもなければ、日本はいずれ放射能まみれになり、人の住めない国になって仕舞います。原発の危険性を知るには、高木仁三郎「原発事故はなぜくりかえすのか」(岩波新書)、小出裕章「原発のウソ」(扶桑社新書)あたりを読んでおくとよいと思います。

 昨夜は「土用の丑の日」でしたので、牛肉?ではなくて、「鰻」を戴きました。今年は少々お高いようですけれど、久しぶりに美味しく戴きました。でも、「鰻」は結構苦手な人もいるようですね。私の親しい友人も苦手にしており、一緒に食事に出かけたときなど、私が「鰻」にしない?とか言うと、即座に「嫌」と答えます。スッポンは戴けるくせに!?私は殆ど何でも戴きます。

 本日の音楽はシューマン「ピアノ協奏曲」です。

もちろんマルちゃんの演奏で。シューマンはマルちゃんが最も好きな作曲家の一人です。本日は、マルちゃんとリッカルド・シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの演奏で第1楽章を貼っておきます。


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