本日の昼食は「くるみパン」と「あんパン」です。
昨日、食料品を買いに出るついでに TSUTAYA に立ち寄った所「ノルウェイの森」があったので借りて来て観ました。何だかいま一歩でした。映画化されたことによるものかも知れません。原作のある側面が強調され過ぎているのかも知れません。でも、逆に言えば、私が原作に感じていた違和感がより明確になったと言えるのかも知れません。それは描かれる女性に対しての違和感です。これって矢張り男性が描く女性だなって感じて仕舞います。(私も男性ですけれど。)それから、原作にはバッハやブラームスの交響曲など、なかなかいいクラシック音楽への言及があるので期待しておりましたが、映画には何故か全く流れませんでした。どうして?
それから、先日買った小出裕章「原発のうそ」を読みました。
分かりやすく書かれていて読みやすい本です。皆さまにも是非読んで戴きたい本です。
最近、菅首相に対する批判が強まっているようです。でも、私は何だか違和感を感じて仕舞います。大体、政治の停滞をもたらしたのは、こんな時に、はっきりした根拠を示すことなく菅さんにだけには協力出来ないと言って、内閣不信任案を出した自民党と、それに同調しようとした一部の民主党議員です。その結果菅さんは辞任を表明せざるを得なくなりました。菅さんは、再生可能エネルギー買い取り法案を成立させた後辞任すると言っていますけれど、それに対して早期退陣すべきだと言う声が自民党ばかりでなく民主党内からも聞かれ、マスコミなどの論調もその方向に傾いています。先日も申し上げましたが、菅おろしの最大の理由は、菅さんが脱原発に舵を切ろうとしているからだと考えるのが合理的です。今回の玄海原発再稼働の問題にしても、恐らく経産相を中心に再稼働が画策され、菅さんがそれを止めたと見るべきだと思います。一旦経産相の海江田氏が安全宣言を出した後に、ストレステストを行う旨言い出したのは不手際だったと言わざるを得ないかも知れませんけれど、まともに事故の検証も終わらぬうちに安全宣言を行う方がどうかしています。菅さんが首相を早期にやめようとしないのは、地位に恋々としているなどと批判されますけれど、私はそうではないと思います。どうせ退陣しなければならないのなら、潔くさっさと止めたほうが格好いいに決まっています。菅さんが退陣を引き延ばしているのは、一歩でも脱原発を進めておきたいと思っているからだと思います。菅さんが止めたら、原発推進派が力を盛り返し、なし崩し的に原発が再稼働され、現在の原発行政も電力会社の独占体制もそのままになって仕舞うと考えているからではないかと思います。(私もそう思います。)だからこそ、何と言われようがせめて安全基準の見直しと、再生可能エネルギー買い取り法案だけは自分の手で行なわなければならないと考えているのだと思います。マスコミもこぞって菅おろしの論調になっているのが何だか不気味に感じられます。
本日のお昼の音楽は久しぶりにベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番・皇帝」を聴きました。
ポリーニとベーム/ウィーンフィルの版です。本日はツィメルマンの演奏で第1楽章を貼っておきます。
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