2010年8月24日火曜日

読書会、「ピアノの森」とショパン「ピアノソナタ第3番ロ短調」

日は午前中読書会でした。読んだのは以前ご紹介した島田雅彦「カオスの娘」です。

探偵小説仕立てになっていて面白く読める作品ですが、注意深く読む必要のある作品です。
 昼食は食欲がないので抜いてしまいました。ただし、読書会でケーキを戴きました。

今晩は、ヴァイオリンのレッスンがあるのでお腹が空くかも知れません。

 昨日は仕事を終えてから、「ピアノの森」第18巻を読みました。ショパン・コンクールもいよいよ佳境にさしかかりつつあります。

読んでいてふと思ったのですが、「ピアノの森」は構造が「ヒカルの碁」に似ているような気がします。
 まず、ヒカルが本格的に碁の世界に入って行くのは、祖父の家で見つけた古い碁盤とそこに宿る藤原佐為の霊のせいですが、「ピアノの森」でも、海をピアノの世界に導くのは森に捨てられた古いピアノとその嘗ても持ち主で今はピアノを弾けなくなった阿字野です。それから、ヒカルにも海にもライヴァルがいて、二人ともそのライヴァル関係の中で成長して行きます。ヒカルのライヴァル・アキラの父は著名な棋士、海のライヴァル・雨宮修平の父親も著名なピアニストであり、二人は謂わばサラブレッドです。
 このようなパターンは「ピアノの森」と「ヒカルの碁」に限ったわけではなく、嘗ての少年漫画によく観られたパターンなのかも知れませんが、「ピアノの森」はもしかしたら「ヒカルの碁」のパターンを意識的に踏襲しているのかも知れません。

 本日のお昼の音楽はショパン「ピアノソナタ第3番ロ短調」に致しました。アニメ映画の「ピアノの森」では、阿字野が交通事故に遭う場面で使われていました。演奏は多分アシュケナージです。

本日はルイサダの演奏で第4楽章を貼っておきます。


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