2010年8月21日土曜日

梨と「スローターハウス5」と「音楽の友」そしてバッハ「ヴァイオリン協奏曲」

夜、実家からが届きました。暫くは美味しい梨が戴けます。それから本日の昼食は「とろろそば」です。

昨夜は注文しておいた「スローターハウス5」の DVD も届きました。


先ほどざっと観ましたが、なかなかよく出来ています。1972年カンヌ映画祭、「審査員賞」そして、「最優秀賞」ノミネート作品だそうです。その他にも幾つか賞を受賞しています。原作と一番異なるのは、先日申し上げましたようにこの作品はある作家がこれから書こうとする小説について語る部分がありますが、映画にはこの「枠」の部分がございません。小説の構造としては、この部分は必要不可欠な役割を果たしています。しかし、この部分は語りですから、映像化出来ないので仕方ないところです。原作はかなり複雑な構造を持った作品ですが、工夫を凝らして上手く映画化してます。
 一番驚いたのは、「音楽」がなんとグレン・グールドになっていることです。どの程度関わったのかはよく分かりません。しかし、音楽は全てバッハ!中心となるバックグラウンド・ミュージックは「ゴールドベルグ変奏曲」です。その他にもバッハの曲が使われています。例えば、ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章が流れる場面がありますが、ソロヴァイオリンの代わりにピアノが使われています。もう一度じっくり聴いてみようと思いますが、このピアノはグールドではないかと思います。

 それから「音楽の友」9月号が届きました。

表紙はご覧の通り、小山実稚恵さんです。冒頭にインタヴューが掲載されています。25周年を迎えられたそうです。その記事によりますと、今度、コンサートでブラームスのピアノ協奏曲を両方弾かれるそうです。一つのコンサートでピアノ協奏曲を2曲弾くなんて、相当大変なことだと思います。それも、特に2番は第4楽章まであり、ピアノの入った交響曲とでも言うべき壮大な作品なのですから。どこでやるのか知らん?私も聴きたいです。ショパン・イヤーと言うことでショパンの協奏曲2曲もリリースするとのことです。出たら絶対に買おうと思います。
 その他には、ヒラリー・ハーンの短いインタヴューもありますが、これは先日リリースされたチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」のライナー・ノーツとほぼ同じ内容でした。特集は「マーラーの交響曲」。その他、小澤征爾の復活インタヴューや、特別企画として生誕80周年の武満徹が取り上げられています。

 そう言う訳で今日の音楽はまたバッハに致しました。

それではハーンの演奏でヴィオリン教祖曲第2番BWV1042の第3楽章を貼っておきます。


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