2009年6月26日金曜日

本日も映画鑑賞作戦:「2001年宇宙の旅」

本日は出講日です。出向先でまたしても映画鑑賞作戦を敢行致しました。怠慢の誹りは免れず、生真面目な H としては、多少の後ろめたさを禁じ得ません。
 本日観たのは、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」です。冒頭の、「人類の夜明け」では、台詞は一言もありませんが、モノリスによって人類が道具の使用を促されることが映像のみで示されます。また、類人猿が投げた道具としての動物の骨が、類似した形の宇宙船になることによって、数十万年の道具文明の進歩が1つのカットで一瞬にして示されます。凄いですね!そして、HAL の登場によって、道具文明が、思考し感情を持つ機会を作り出すという、謂わば、究極の発達段階にまで達したことが暗示されます。お見事と言う他はりません。それにしても、この映像が、コンピュータ・グラフィックスの無かった1968年に作成されたと言うのは驚異的なことです。
 出向先から帰ってから雑用を済ませ、ハーゲンダッツを味わいつつマーラーの5番を聴いておりました。本日は暫くのんびりさせて戴きます。

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