明日は太宰治の生誕100周年の日にあたります。H 氏も、最近は余り読みませんが、高校生の頃は全集を買って一通り読みました。
どちらかと言うと短編が面白いですよね。先日触れた「桜桃」とか、「トカトントン」、「蓄犬伝」など結構好きでした。太宰の小説は基本的には極めて暗いのですが、その暗さの中にあるユーモアや、些細な幸福に感じられる喜びなどが、読むものの心をほんの少しだけ温かくしてくれます。どんなに生きることが辛くても、その中には僅かなりとも幸福に感じられることがあると言うことを感じさせてくれます。
H は少々疲れています。太宰の小説でも読んで、少しだけ元気にして戴こうか知らん。でもその前に、次の授業の前に、グールドの「ゴールドベルグ変奏曲」を聴きつつ15分ほど横になろうかと思います。これも H のささやかな幸福です。
皆様もそうやって何処かに幸福を見出しつつ、何とか頑張って生きていって下さい。(余計なお世話ですね。)
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