2011年11月16日水曜日

「ごまべえ」と「原発」そしてバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」

日の昼食は「ごまべえ」「クリームパン」です。


「ごまべえ」は胡麻のたっぷり入ったもっちりした生地でベーコンとチーズを挟んでいます。お林檎も買って参りました。「シナノゴールド」と「サンフジ」です。お昼を戴いたら眠くなりました。でも寝ている暇はありません。濃いコーヒーでも淹れて眠気を覚ますことに致します。

本日も少し原発関係の記事を書いておきます。朝日新聞に連載中のコラム「プロメテウスの罠」を読んでいらっしゃいますか?ここ数日の記事によりますと、気象研究所の研究者が英国「ネイチャー誌」に福島第一原発事故で海洋に放出された放射能のデータをまとめて発表しようとしたところ、上司に許可をもらえず発表できなかったと言うことです。どうも、福島第一原発の事故での海洋汚染がチェルノブイリ事故での海洋汚染の100倍以上にもなると言うデータがお気に召さなかったようです。福島第一原発の事故では歴史上類を見ない多量の放射性物質が海に流出致しました。もちろん政府は全ての魚介類の放射能汚染をチェックするつもりなど毛頭ありませんから、これまでそしてこれからどの程度魚介類の汚染があるのか私たちには分かりません。しかし、広範囲に及ぶ汚染があることは間違いありません。
それから、先日、原子力委員会は原発による発電コストの試算の中間報告を纏めました。原発一基の事故による損害賠償を5兆円と見積もり、試算をしています。大体、事故をコストで見ようとする態度自体ひどい話だと思いますけれど、試算の見積もりも余りにも小さくしていることに驚きます。今回の事故も5兆円で済むのですか?とんでもありません。何10兆、何100兆の単位でしょう?それよりも、事故による人の痛みはお金では計れるものではありません。これまでも、政府や電力会社は原発による発電コストを小さく見せようとして来ましたが、この期に及んでも同じことを繰り返し、原発の再稼働を画策しています。本当に涙が出るほど腹立たしく情けない気持ちになります。

本日のお昼の音楽はまたバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」です。本日は久しぶりにグリュミオーの演奏を聴いています。


少々古い録音になりますが、本日はソナタ1番の1.アダージョ、2.フーガ・アレグロを貼っておきます。



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