2011年9月27日火曜日

「読書会」と「栗のケーキ」と「栗しぼり」そしてドビュッシー

日の昼食は「冷やしうどん」です。


今日は1限に授業があったので超早起きで7時に起床致しました。まだ夜明け前かと思っておりましたけれど、陽は出ておりました。こんなに早く起きたのは久しぶりです。空気も少し冷たくて爽やかでした。でも、今のうちはいいですけれど冬になったら大変です。

授業の後は読書会がありました。今回読んだのはトルコのノーベル賞作家、オルハン・パムク「新しい人生」です。


トルコと言う国は、西洋文化と東洋文化、キリスト教とイスラム教との境界に位置する国です。文化的にも、国民のマジョリティーはイスラム教徒ですが、少なくとも現在はヨーロッパの一部となり、西洋文明化が進んでいます。そのような文化の狭間で一冊の本に触発され、「新しい人生」、自分の真のアイデンティティーを求める一人の青年の姿が描かれます。恐らくは、ダンテの「新生」を下敷きとし、トルコの様々な風俗が書き込まれています。カフカ的な不条理を感じさせる展開もあり、なかなか難解な小説ですけれど、面白く読みました。
例によってケーキを戴きました。


栗のケーキを選びました。ここのところ栗尽くしです。それから、食後にお抹茶を点てて、残りのお手製栗しぼりを戴きました。


お腹が一杯になりました。暫くは禁欲生活を送らなくては!

本日のお昼の音楽はワセンベルクの演奏でドビュッシーを聴いております。


本日はランランで「プレリュード」より「亜麻色の髪の乙女」カツァリスで「ベルガマスク組曲」より「月の光」を貼っておきます。



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