帰って参りました。この間、2つのコンサートを聴きましたので、まずはそのお話しから。
1つは神尾真由子のリサイタルです。パガニーニ「24のカプリース」全曲が演奏されました。ヴァイオリンを弾かれる方ならお分かりのことと思いますが、この曲を弾きこなすのは至難の業です。例えば、24番では、左手で手話音を押さえ、残りの指を駆使して高速のピチカートを弾きます。見ているだけでもとても人間業とは思えません。全曲を生で弾くのは、精神的にも肉体的にも大変なことで、並外れた集中力が必要なのだと思います。リサイタルでは、前半で1~12曲、休みを挟み、後半に13~24曲が演奏されました。神尾真由子さんの日頃の精進が窺える演奏でした。肘を上げて弓で弦を強く当てる際には、肩の筋肉が盛り上がり、形がくっきりと現れるのが見えました。鍛えているのだなと変な所で感心致しました。
アンコールはありませんでしたが、当然と言えば当然のことです。後ろの年配のご婦人方は「これだけ拍手があるのにねぇ」と少々ご不満のようでしたが、これだけ完結したコンサートにアンコールの入り込む余地はありません。
もう1つは前橋汀子さんの「ヴァイオリン名曲選」です。The Symphony Hall はもう2年ぶりくらいになります。

ふと感じたことですけれど、クラシックのコンサートは年配の方が多いですね。それに、ある程度お若い方は殆ど女性。クラシックの受容層の多くはお年寄りと女性?
せっかくですからCDも買って参りました。 「バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」と「ベスト・コレクション」です。



まずは三条から富小路を少し上がった所にある「便利堂」で予てより買おうと思いながら買っていなかった「鳥獣戯画図」のお扇子や葉書・封筒・便箋などを買いました。




本日は忘れずに講義を致しました。お昼は抜きでしたが、京都で沢山美味しいものを戴いたのでいいことにします。お土産にふと戴きたくなって、鼓月の「千寿せんべい」を買って参りましたので、1つ戴くことに致します。

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