本日の昼食は「コロッケドッグ」と「さわやかレモンブレッド」です。
イタリアは、チェルノブイリ以降、原発を全面停止したおりましたが、ベルルスコーニ首相は再稼働をさせると言う政策をとっていまいした。ベルルスコーニ首相はメディアを初めとする大企業グループの会長であり、極めて保守的な政治家です。しかし、今回福島第一原発の事故を受け、国民投票を行い、その結果94%が反対票を投じたため再稼働を断念する意向を表明しました。ドイツのメルケル首相もキリスト教民主同盟と言う保守的な党の党首ですが、いち早く原発からの撤退を表明しました。両国とも保守的な首相ですけれど、きちんと民意に沿って民主的な政治が行われています。日本の現状を見ていると何だか羨ましく感じます。
福島第一原発の周辺の海水や地下水からストロンチウムが検出されました。また、佐賀県でも放射性セシウムが検出されています。このような状況の中、福島第一原発の作業員の多くが規定値を超える被曝をしています。東京電力のずさんな管理のためです。これは、これまでも、下請け作業員の健康をないがしろにし、きちんと管理をしてこなかった東京電力の体質を示しています。また、福島第2原発にたまった汚染水を除染して海に放水すると言う計画も発表されました。それも、このままだと機器類が劣化して使えなくなる恐れがあるからとのことです。まだ、廃炉にしないつもりなのでしょうか?これだけの大事故を起こし迷惑をかけているのですから、少しでも汚染を食い止めると言うのが当たり前だと思いますけれど、いくら放射線濃度が低いとはいえ、汚染水を海に流すなどと言う発想は何処から出てくるのでしょう?
先日は、経産省管轄の「日本エネルギー研究所」が原発を廃止すると一般家庭の電力料金が月1000円余り上がるとの試算を発表しました。この時期にこのような試算を発表すると言うのは、どうみても、原発反対の勢いを止めるためとしか思えません。しかし、これまでも申し上げましたように、原発のコストが低いと言うのは大嘘です。
本日のお昼の音楽はドゥダメル/シモンボリバル・ユースオーケストラとアルゲリッチ、カプソン兄弟による、ザルツブルグ音楽祭ライブのDVDを観ています。
これまでも何度も書きましたけれど、数年前観たこのメンバーでのコンサートはとても素晴らしいものでした。このDVDを観ておりますとその時の模様が思い出され涙が出ます。ドゥダメルとマルちゃんとお話しして、サインを戴いたことも一生の思い出です。それでは、ベートーヴェン「トリプルコンチェルト」第3楽章を貼っておきます。これから会議です。次の会議では委員会報告をしなければなりませんので、失神はしていられません。
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