2011年6月29日水曜日

「さつま芋とりんごのシナモンブレッド」「ジェイン・オースティンの読書会」「東電株主総会」そしてパガニーニ「ヴァイオリン協奏曲」

日の昼食は「さつま芋とりんごのシナモンブレッド」です。

2限は英文学演習の授業でしたが、手抜きをして DVD を鑑賞致しました。「ジェイン・オースティンの読書会」です。

同名の小説を映画化したのもですが、なかなか面白い作品です。離婚歴6回のバーナデッド、犬のブリーダーで独身主義者のジョスリン、夫に愛人が出来て離婚されるシルヴィア、その娘で同性愛者のブルーディー、ハイスクールでフランス語を教えるブルーディー、そして唯一の男性でSF愛好家のグリッグ、その6人がジェイン・オースティンの読書会を始め、オースティンの6編の小説「分別と多感」「プライドと偏見」「エマ」「マンスフィールド・パーク」「説得」「ノーサンガー・アビー」を毎月1冊読んで行きます。オースティンの小説と関連付けられながら、それぞれの人生と、6人の間の人間関係が描かれます。オースティンの小説を読んでおいた方が楽しめると思いますが、読んでなくても充分楽しめる作品です。

 昨日は、東京電力の株主総会がありました。ニュースや新聞でも取り上げられていたのでご存じのことと思います。そこで、株主から「脱原発」の提案がなされましたが否決されました。株主の60%は機関投資家で、その委任状があるため、株主総会で議論される前に既に否決されることは決まっていたとのことです。酷いですね。それから、地方自治体で株主になっている、福島県の南相馬市と白川町は「脱原発」に賛成致しましたが、2番目の大株主東京都は反対致しました。東京都がそれ程多くの東京電力の株式を買っていたとは知りませんでした。もちろん都民の税金が使われています。「脱原発」に反対するのに際し、都議会で議論は行われたのでしょうか?調べて見ましたが分かりません。一体何処で反対すると決められたのでしょうか?いずれにしても東京都民は「脱原発」に反対したことになります。都民の皆様はそれでよいのでしょうか?この事実をしっかり覚えておいて下さい。
 直接関係はありませんけれど、「もんじゅ」の維持費を皆さんはご存じでしょうか?事故によりもう長年運転を停止しておりますが、停止していてもナトリウムを循環させなければならず、その費用だけでも1日5500万円かかっています。事故が起こるまで多額の税金を使って続けるつもりなのでしょうか?

 本日のお昼の音楽はパガニーニ「ヴァイオリン協奏曲」です。

本日は諏訪内晶子さんの2001年の演奏で第1楽章の一部を貼っておきます。


2011年6月28日火曜日

「カツサンド」と「読書会・哀れなるものたち」そしてバッハ「フランス組曲」

日の昼食は「カツサンド」です。

本日は午前中に「読書会」があり、例によってケーキを戴きましたので、甘い物は控えました。

「紫陽花」と言うケーキで綺麗なので選びましたけれど、上がババロアでお味はいま一歩。選択を失敗したかも知れません。それから、ローゼンハイムのお菓子も頂きました。

「読書会」で読んだのはスコットランドの小説家アラスター・グレイ「哀れなるものたち」です。

所謂、ポスト・モダン小説で、様々な技巧が凝らされていますが、決して読みにくい小説ではありません。とても優れた面白い小説です。この小説は作者アラスター・グレイが19世紀末にある医師によって書かれ、自費出版された自伝を発見し、それを編輯して出版したと言う設定になっています。その信憑性を高めるため自ら詳細な注釈も付けています。その医師の名はアーチボルト・マッキャンドレス。彼はゴドウィン・バクスターと言う異様な風貌をした天才外科医と知り合いになり、やがて親しくなります。ゴドウィンは、入水自殺した若い女性、ベラ(ヴィクトリア)が妊娠していた胎児の脳を、彼女に移植し生き返らせます。そして、彼女を教育して一人前の女性に育てて行こうとします。彼女はやがてマッキャンドレスと結婚し、医者となって社会改革を行おうとします。赤ちゃんの脳持ったベラを教育する過程は、映画「マイ・フェアレディー」の原作、ジョ^ジ・バーナード・ショーの「ピグマリオン」を下敷きにしています。
 また、この小説は、メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」を下敷きとし、19世紀に流行ったゴシック小説の体裁を取っていますが、19世紀の植民地主義や、セクシュアリティーを抑圧され、財産権も教育も受ける権利のない女性の立場、階級問題など、19世紀末英国の様々な社会問題を具体的な形で扱っています。
 最後は、編集者グレイにより、この本と共に紙に包まれていたベラから子孫へ当てた手紙が添えられています。これにはちょっとした仕掛けがあるのですけれども、ここでその仕掛けを明かすのは控えておきます。

 本日のお昼の音楽はバッハ「フランス組曲」です。

本日はグールドの演奏で2番を貼っておきます。


2011年6月27日月曜日

「スウィートポテトパイ」と「多忙」そしてシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

日は3限の授業を終え、先ほど昼食を戴きました。

「アメリカン・ホットドッグ」「スウィートポテトパイ」です。「ハーゲンダッツ」も買って参りました。私の好きな Milk Classic がなかったので、「なめらか杏仁」と「マンゴー」に致しました。


 何時ものことながら何だか疲れて眠くて仕方ありません。でもしなくてはならないことが沢山あり、休んでいる時間がありません。困ったものです。明日の読書会の本を読んでいなかったので、昨日も朝からずっと本を読んでおりました。

面白い小説ではあるのですが、450ページ程ある長い小説ですので、洗濯、お掃除、食事の支度などの時間以外はずっと読んでおりました。それで、お昼寝もなし。全部放り出してお休みしたい心境です。
 大学の教室の室温設定は節電のため28度になっています。お話ししたり板書したりするのも結構エネルギーを使いますので、28度では暑く感じます。仕方ないので時々扇子でハタハタ扇ぎながら講義をしています。早く秋にならないか知らん。

 本日のお昼の音楽は少し涼しくなるように(?)シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」に致しました。

本日は神尾真由子の演奏で第1楽章を貼っておきます。




2011年6月25日土曜日

「コロッケドッグ・あんドーナッツ」と「現代思想」そしてブラームス「ピアノ協奏曲第2番」

日の昼食は「コロッケドッグ」「あんドーナッツ」です。

「あんドーナツ」は少々問題ですが、久しぶりですし今日は土曜日ですので(?)いいことに致します。「あんドーナッツ」一つを戴くのにも様々な側面から熟考を重ねた末に決定する私の態度を見習って戴きたい方もいらっしゃいます。

 ここのところ毎日蒸し暑くて閉口致しております。もうほぼ夏バテ状態です。髪も纏まらず鬱陶しいことこの上ありません。昨日のニュースでは埼玉県の熊谷市で39.8度を記録したと言うことです。殆ど、熱帯ですね。こんな時はすやすやお昼寝でもしたいところですが、お仕事が沢山あってお昼寝も出来ません。今朝も早朝8時半に起きましたけれど、夜も明けて間もないこの時間帯ですのに、既に暑く感じました。まだ、大学は一月以上あります。やれやれ。

 昨日、「現代思想」7月臨時増刊号が届きました。

「震災以後を生きるための50冊」と言う特集ですけれど、ここに紹介されている本は震災と直接関係ある本ではありません。フーコーの「安全・領土・人口」「言葉と物」、バタイユ「私たちが死んでいくこの世界」から、文学作品では、カフカ「巣穴」、ベケット「名付けえぬもの」、鴨長明「方丈記」に至るまで様々なジャンルの本が紹介されています。私も半分くらいは読んでいそうです。読んでいない本にもなかなか面白そうなのがあります。解説を読んで、何冊か読んで見たいと思います。

 本日のお昼の音楽はブラームス「ピアノ協奏曲第2番」です。

何時ものバックハウスとベーム/ウィーンフィルの版で聴いております。本日は若き日のポリーニの演奏で第1楽章を貼っておきます。




2011年6月24日金曜日

「出講」と「沖縄・慰霊の日」と「原発」そしてバッハ「無伴奏チェロ組曲」

日は出講日でした。帰ってから、昨日のゼミに就職活動のため出席できなかった学生のためにゼミを致しました。疲れて倒れそうです。

 昨日は「沖縄・慰霊の日」でした。私も正午に黙祷を捧げました。沖縄戦では、誤った情報操作により、また、日本軍の多くの民間人が自決に追い込まれました。国も軍隊も沖縄の人たちを見捨て、犠牲に致しました。
 しかし、沖縄で起こったことをなかったことにしようとする人たちも多く存在します。歴史の教科書には、教科書検定により、軍により集団自決を強制されたことを記すことは出来ません。また、集団自決のことを書いた、大江健三郎「沖縄ノート」が名誉毀損で訴えられましたが、今年4月に大江氏側の勝訴に終わりました。
 私たちは沖縄の体験を風化させてはいけません。ちょっと油断すると歴史は改竄されて仕舞います。大江健三郎「沖縄ノート」(岩波新書)や元沖縄県知事太田昌秀「平和の礎(いしじ)」(岩波新書)はお薦めです。

 「福島第一原発」は益々状況が悪化していますが、先日は東京電力が原発建屋周辺の地下に鉄板を埋める計画を立て、予算1000億円を見込んでいながら、株価への影響を恐れ発表していなかったことが発覚しました。何故このような措置を取らなければならないかと言うと、原発建屋内に溜まった超高濃度の汚染水が、地下に漏れ、地下水や海水に流れ込む恐れがあるからです。一刻も早く取りかからなければならない措置ですが、またもや東電は組織防衛のため発表を遅らせました。更に、このような事態を想定していると言うことは、溶けた核燃料が、格納容器も貫通し、さらに、原発建屋下のコンクリートも溶かして貫通する可能性があると認識していると言うことです。以前、申し上げましたように、状況を考えると、溶けた核燃料が格納容器を貫通していると考えるのが合理的です。私のような素人でさへそのくらいのことは推測できますのに、東電に分かっていないとはとうてい思えませんでしたけれど、これまで認めようとはしませんでした。しかし、今回のことで東電にもそのような認識があったことが明らかになりました。このような状況に至ってまで、組織防衛を優先し、情報を隠蔽する東電の体質にはほとほと呆れます。事故の処理を東電に任せておいてよいのでしょうか?御用学者ではなく原発の危険性を指摘してきた研究者や、利害関係のない技術者を集め、国の責任で事故の収束に当たるべきなのではないでしょうか?

 本日の音楽は祈りを籠め、バッハ「無伴奏チェロ組曲」を聴いております。

ロストロポーヴィッチは反体制作家ソルジェニーチン氏を擁護したため、反体制と見なされ、演奏活動が一切出来なくなりソビエトから亡命しました。同じく、亡命したアンドレイ・タルコフスキー監督の葬儀で、この曲を弾きました。それでは第1楽章を貼っておきます。




2011年6月23日木曜日

KFC「チキンフィレサンド」と「桜桃」と「もんじゅ」そしてモーツァルト「ヴァイオリンソナタ」

日の昼食はケンタッキー・フライドチキン「チキンフィレサンド」です。

それから「桜桃」も買って参りました。

ついに、大きなパックが1000円以内で出ておりました。本日からは1回に戴く数を多く致します。ちょっとだけ幸せです。

 高速増殖炉「もんじゅ」は1995年にナトリウム漏出・火災事故が起きて長らく止まっておりました。その際に何度も隠蔽工作をしていたことが発覚し非難を受けました。二人の自殺者も出しました。それが、ほとぼりも冷めた昨年、運転を再開しましたが、度重なる事故の末、8月には炉内中継装置と言う3.5トンもの大きな装置が原子炉内に落下しまた運転停止となっていました。落下した装置を引き上げようとしましたが、引っかかっていて引き上げられず、本日午後にも周辺の部品ごと引き上げる作業を開始するとのことです。炉心には冷却剤であるナトリウムが入っています。ナトリウムは水と接触すると爆発を起こします。この作業でも大きな危険が伴います。
 それよりも、「もんじゅ」はナトリウムを一時冷却材として用いるため、開発当初からその危険性が指摘されていました。当時の「動燃」(現在の「日本原子力機構」)はナトリウム漏れは絶対に起こり得ないとしていましたが、1995年ナトリウム漏れによる大規模な火災事故が起きました。建設にも利権が見え隠れしています。建設を請け負ったのは、当時福井県選出の自民党議員熊谷太三郎が経営する「熊谷組」でした。
 「もんじゅ」は今回の引き上げに成功したら、今秋にも運転を再開するとのことです。原発事故の蔭でこのようなことが密かに進められています。まだ、核燃料サイクルを構築し、原発を増やして行く積もりなのでしょうか?
 私は断言できます。「もんじゅ」の運転を続けていたら必ず大きな事故が起きます。先ほども申し上げましたように、1次冷却剤に使われているナトリウムは水と接触すると爆発を起こします。それが、細管を通して、二次冷却水と熱交換をしている訳です。細管が破断しただけで大爆発を起こします。因みに、細管の断裂はこれまでも数多くの原発で何度も起きています。最近では、停止した浜岡原発でも同様の事故が起きました。そのように危険なものをこの期に及んでまだ運転しようとしているのは、私には狂気の沙汰としか思えません。東京でも放射線の値が上がっているようです。私も両親がおりますので心配です。

 本日のお昼の音楽は先日の前橋さんおコンサートでも演奏された、モーツァルト「ヴァイオリンソナタ」です。

本日は、25番K.301 を貼っておきます。


2011年6月22日水曜日

「京都(3)」とスピヴァク「ナショナリズムと想像力」そしてグールド「バッハ:パルティータ」

日は食欲がないので昼食は抜きました。

 それでは京都のお話しの続きを。 まずは、京都「便利堂」で購入した封筒・葉書などのお写真です。

ごっそり買って参りました。このお写真はそのごく一部です。ちょっと渋い?

 先日、17日の昼食を「和久傳」で戴いたことをお話し致しましたが、お夕食は久しぶりに「三嶋亭」でオイル焼きでも戴こうと思っておりました。でも、昼食をしっかり戴いたせいで、夜になっても一向に食欲が湧いて参りません。それで、仕方なく大丸の「ポールボキューズ」でサンドウィッチを買って済ませました。ついでに、「桜桃」も買いました。

流石にデパ地下、粒も大きく美味しかったのですけれど、大分お高かったです。それにしても、このような時には自分の小食が恨めしく思われます。三嶋亭のオイル焼き、無理をしてでも戴けばよかった!それに、「いづう」の鯖寿司も戴きたかったし・・・。それから、ホテルの帰り道、懐かしい三条烏丸の「大垣書店」に立ち寄り、買おうと思っていたガヤトリ・スピヴァク「ナショナリズムと想像力」を買いました。

 スピヴァクはインド出身の女性ですが、所謂、「サバルタン・スタディーズ」の先駆者です。サバルタンとは、弱者である植民地において、更に弱者である人たちのことを指します。例えば、女性もその中に入ります。彼女の代表作「サバルタンは語ることができるか」(みすず書房」は必読書です。

 18日土曜日は研究会に呼ばれておりましたので、朝から1日お勉強でした。朝食は京都ホテル内の「入船」で戴きました。お写真を撮り忘れました。もちろん美味しいのですけれど、ホテル・グランヴィアの「浮橋」、ウェスティン都ホテルの「浜作」の方が美味しいです。その日の昼食は「にしん蕎麦」を戴きました。お夕食は、覚悟はしていたのですけれど、研究会の皆様とご一緒致しました。中華料理店を予約してあり、私も人数に入れてあるとのことでお断りする訳にも参りません。それにしても、京都まで来て中華料理とは!5500円で飲み放題とのこと、期待はしていませんでしたが、大したものではありませんでした。それも飲み放題!品がないこと!同じ中華料理でも、ホテルに帰って「桃李」で戴いた方がずっとよかったのですけれど、仕方ありません。翌朝は朝9時半くらいに起きて、ルームサーヴィスでヘルシー・ブレックファーストと言うのを戴きました。全粒粉のパンにシリアル、ヨーグルト、フルーツなどが付いています。フルーツはパパイヤ、メロン、グレープフルーツで美味しかったです。でもちょっと高めで、税込みで3700円ほどしました。戴いたのも遅かったし、お腹も空かなかったので、お昼は抜いて、ザ・シンフォニーホールにてコンサートを楽しみ帰宅致しました。

 本日のお昼の音楽はグールドの演奏でバッハ・パルティータ全集を聴いています。

本日は第6番トッカータを貼っておきます。


2011年6月21日火曜日

「おいもソフト・京風抹茶ブレッド」と「京都(2)和久傳」そして「タイスの瞑想曲」

日の昼食は「おいもソフト」「京風抹茶ブレッド」です。

 京都には17日金曜日のお昼頃に着きました。まずは地下鉄に乗ってホテルに行きました。チェックインの時間は通常1時ですけれども、お部屋の用意が出来ていると言うことでしたので、お部屋に行って荷物を置き出かけました。昨日書きましたように「便利堂」と「石黒香舗」にてお買い物をし、それから「室町和久傳」に行って昼食を戴きました。

「室町和久傳」は紫野よりずっと入りやすい雰囲気です。お値段も昼食ならさほどお高くはございません。通常のお昼のコースで6000円です。
 まずは、お造り

穴子とウニのお造りです。淡泊で歯ごたえのある穴子とウニとがよく合っていて美味しく戴きました。次は、お味噌汁

具はキスとワカメなどです。続いて、賀茂なすの煮浸し冷製

とても美味しかったです。次は、焼き魚

キビナゴを山椒酢で戴きます。香ばしさと苦みが美味しい一品です。次は、茶そば

旬菜と琥珀ゼリーがのっています。何と言ってもめんつゆのお出汁が絶品でした。カツオと昆布のお出汁に何だかフカヒレスープのようなまろやかな甘みがあります。どうもただお砂糖かみりんではないようです。何なのでしょうか?きちんとした料亭は、お出汁などの基本的なところがしっかりしています。これから、素麺などを戴く機会も多くなって参りますけれど、今年は私もめんつゆの研究でもしようか知らん?続いて、煮魚

イサキにジャガイモのすり下ろしがのっています。舌が少しぴりぴりするのはジャガイモの生でしょうか?こちらもお出汁が美味しかったです。それからご飯。

京都はお漬け物が美味しいです。そして最後にデザート。

夏場は希水です。
 矢張り和久傳に来た以上私の大好きな「西湖」を戴かない訳には参りませんので、2階の喫茶に行きました。

お抹茶に西湖、何と美味しいこと!西湖はクール宅急便で発送もして下さいますし、ネットでのお取り寄せも出来ます。一昨年来たときには友人に送りましたけれど、今年は実家に送っておきました。父の日の贈り物は既に致しましたけれど、時期的に丁度贈り物の追加になりました。多分殆どは母が食べて仕舞うと思いますけれど。
 本日はこの辺りにして、残りはまた明日書くことに致します。

 本日のお昼の音楽は先日買って参りました前橋汀子さんの「ベスト・コレクション」を聴きました。

本日はムターの演奏でマスネ「タイスの瞑想曲」を貼っておきます。13歳の頃の演奏と近年のものを貼っておきます。13歳でカラヤンと共演だなんて生意気な!(少々雑音あり)




2011年6月20日月曜日

「コンサート」と「京都(1)」そしてパガニーニ「24のカプリース」

って参りました。この間、2つのコンサートを聴きましたので、まずはそのお話しから。
 1つは神尾真由子のリサイタルです。パガニーニ「24のカプリース」全曲が演奏されました。ヴァイオリンを弾かれる方ならお分かりのことと思いますが、この曲を弾きこなすのは至難の業です。例えば、24番では、左手で手話音を押さえ、残りの指を駆使して高速のピチカートを弾きます。見ているだけでもとても人間業とは思えません。全曲を生で弾くのは、精神的にも肉体的にも大変なことで、並外れた集中力が必要なのだと思います。リサイタルでは、前半で1~12曲、休みを挟み、後半に13~24曲が演奏されました。神尾真由子さんの日頃の精進が窺える演奏でした。
 肘を上げて弓で弦を強く当てる際には、肩の筋肉が盛り上がり、形がくっきりと現れるのが見えました。鍛えているのだなと変な所で感心致しました。
 アンコールはありませんでしたが、当然と言えば当然のことです。後ろの年配のご婦人方は「これだけ拍手があるのにねぇ」と少々ご不満のようでしたが、これだけ完結したコンサートにアンコールの入り込む余地はありません。

 もう1つは前橋汀子さんの「ヴァイオリン名曲選」です。The Symphony Hall はもう2年ぶりくらいになります。

神尾さんのリサイタルが少々マニアックなものであるとすれば、こちらはポピュラーな曲ばかりが演奏されました。偶にはこのようなコンサートもいいものです。その中にソナタも2曲入っています。モーツァルト第25番K.301 とフランクのヴァイオリンソナタイ長調です。この辺りでは流石に力量を感じました。その他は、エルガー「愛の挨拶」、ヴィエニャスキ「モスクワの思い出」、ドヴォルザーク「わが母の教え給いし歌」「スラヴ舞曲」、プロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」より行進曲、フォーレ「夢のあとに」。マスネ「タイスの瞑想曲」、ファリャ「スペイン舞曲第1番」、サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」、それに、アンコールでサン=サーンス「白鳥」、ブラームス「ハンガリアン・ダンス」第3番と5番、最後に「ツィゴイネルワイゼン」が演奏されました。
 ふと感じたことですけれど、クラシックのコンサートは年配の方が多いですね。それに、ある程度お若い方は殆ど女性。クラシックの受容層の多くはお年寄りと女性?
 せっかくですからCDも買って参りました。 「バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ・パルティータ」と「ベスト・コレクション」です。


 京都では久しぶりに京都ホテル・オークラに宿泊致しました。東向きの部屋でした。

この写真では小さくてよく分かりませんけれど、右の方には知恩院、青蓮院、中央辺りに南禅寺が見えます。今回はお仕事中心で余り時間がございませんでしたので、ホテル周辺(そのために京都ホテルにしたのですけれど。)を散策し買い物をしました。

 まずは三条から富小路を少し上がった所にある「便利堂」で予てより買おうと思いながら買っていなかった「鳥獣戯画図」のお扇子や葉書・封筒・便箋などを買いました。

少々渋めです。それから、三条柳馬場のK御用達「石黒香舗」で「にほひ袋」などを。


 もちろん、出町「ふたば」の豆餅も戴きました。今回は大丸の地下で買いました。買った当日に2個、翌朝1個戴きました。

昼食は境町通りの「室町和久傳」で戴きましたが、写真が多くなるので、それはまた明日。

 本日は忘れずに講義を致しました。お昼は抜きでしたが、京都で沢山美味しいものを戴いたのでいいことにします。お土産にふと戴きたくなって、鼓月の「千寿せんべい」を買って参りましたので、1つ戴くことに致します。

 今日の音楽は先日貼ったばかりですけれど、またフィッシャーと神尾真由子でカプリース24番と17番を貼っておきます。




2011年6月15日水曜日

「サンドウィッチ」と「お出かけ」と「石原伸晃氏・脱原発ヒステリー発言」そしてラヴェル「ピアノ協奏曲」

日の昼食は「タマゴと照り焼きチキンのサンドウィッチ」です。

銀行に行くついでにその近くのパン屋さんで買って参りました。デザートは「桜桃」です。何時もより多めに戴きます。

 実は明日から仕事兼遊びで留守に致します。仕事7:遊び3くらいか知らん?金曜日・土曜日は京都です。時間は余りないのですけれど、買い物をする予定です。仕事がらみではありますけれど、ちょっと楽しみです。そう言う訳でブログの更新は少しお休みになります。でも、この間のことは月曜日にご報告致しますのでお楽しみに。(楽しみじゃない?) 

 毎日新聞などによりますと、昨日、記者会見で、石原伸晃自民党幹事長が、原子力政策について「あれだけ大きなアクシデントがあったので、集団ヒステリー状態になるのは心情としては分かる。」そして、更にイタリアの国民投票の結果に言及し「国民投票で9割が反原発(だったので)、やめようという簡単な問題ではない。」と述べたとのことです。脱原発を唱えるのは集団ヒステリーであり、たとえ、ヒステリックになって冷静かつ論理的に考えることの出来ない愚かな一般市民の9割が脱原発に賛成しようとも、原発は推進すると言うことなのでしょう。
 お父様と言い、優秀な一族に属する方ですから、愚かな一般市民の言うことなど聞く耳はお持ちにならないのでしょうね。流石石原都知事のご長男だけあって、さぞかし優秀な頭脳をお持ちなのだろうと拝察致します。
 でもこんなことを仰ったら、愚かな一般市民に批判されるとはお考えにならなかったのでしょうか?それとも、愚か者の批判など何とも思っていらっしゃらないのでしょうか?まあ、一時的に批判されても、愚かな者たちはすぐに忘れてしまいますから、気にもなさらないのかも知れません。何とご立派なことでしょう!流石政界のサラブレッド!お父様のご威光が後光の如く輝いている様が目に浮かびます。さぞかし立派なエリート教育を受けられたのでしょう。やがて総理大臣にでもなられたら、愚かな国民の考えなどに惑わされることなく、立派な政治をして下さることでしょう。今から楽しみです。皆さんも、このような立派な政治家を持つ国に生まれて本当によかったと、その幸福を噛みしめて下さい。
 私も愚かな一市民ですから、ついヒステリックになり腹を立てて仕舞いました。愚かな一市民の独り言とて、こちらも無視して下さいますようお願い申し上げます。もっとも私は執念深い質なので、決して忘れは致しませんけれど。それから、愚民の批判があってもご訂正などなさりませんように。政治家は思ったことを正直に述べるのがよいと思いますから。

 本日のお昼の音楽はマルちゃんの演奏でラヴェル「ピアノ協奏曲」に致しました。

本日はエレーヌ・グリモーの演奏で第1楽章を貼っておきます。


2011年6月14日火曜日

「コロッケドッグ」「さわやかレモンブレッド」「桜桃」「れん乳バー」「原発」そしてベートーヴェン「トリプルコンチェルト」

日の昼食は「コロッケドッグ」「さわやかレモンブレッド」です。

「桜桃」「森永れん乳バー」も買って参りました。アイスクリームは通常乳脂肪分たっぷりのものを買い求めますが、時々この「れん乳バー」が戴きたくなります。コンデンスミルクが好きなものですから。この箱に印刷されたウシさんの可愛らしいこと!

 イタリアは、チェルノブイリ以降、原発を全面停止したおりましたが、ベルルスコーニ首相は再稼働をさせると言う政策をとっていまいした。ベルルスコーニ首相はメディアを初めとする大企業グループの会長であり、極めて保守的な政治家です。しかし、今回福島第一原発の事故を受け、国民投票を行い、その結果94%が反対票を投じたため再稼働を断念する意向を表明しました。ドイツのメルケル首相もキリスト教民主同盟と言う保守的な党の党首ですが、いち早く原発からの撤退を表明しました。両国とも保守的な首相ですけれど、きちんと民意に沿って民主的な政治が行われています。日本の現状を見ていると何だか羨ましく感じます。

 福島第一原発の周辺の海水や地下水からストロンチウムが検出されました。また、佐賀県でも放射性セシウムが検出されています。このような状況の中、福島第一原発の作業員の多くが規定値を超える被曝をしています。東京電力のずさんな管理のためです。これは、これまでも、下請け作業員の健康をないがしろにし、きちんと管理をしてこなかった東京電力の体質を示しています。また、福島第2原発にたまった汚染水を除染して海に放水すると言う計画も発表されました。それも、このままだと機器類が劣化して使えなくなる恐れがあるからとのことです。まだ、廃炉にしないつもりなのでしょうか?これだけの大事故を起こし迷惑をかけているのですから、少しでも汚染を食い止めると言うのが当たり前だと思いますけれど、いくら放射線濃度が低いとはいえ、汚染水を海に流すなどと言う発想は何処から出てくるのでしょう?
 先日は、経産省管轄の「日本エネルギー研究所」が原発を廃止すると一般家庭の電力料金が月1000円余り上がるとの試算を発表しました。この時期にこのような試算を発表すると言うのは、どうみても、原発反対の勢いを止めるためとしか思えません。しかし、これまでも申し上げましたように、原発のコストが低いと言うのは大嘘です。

 本日のお昼の音楽はドゥダメル/シモンボリバル・ユースオーケストラとアルゲリッチ、カプソン兄弟による、ザルツブルグ音楽祭ライブのDVDを観ています。

これまでも何度も書きましたけれど、数年前観たこのメンバーでのコンサートはとても素晴らしいものでした。このDVDを観ておりますとその時の模様が思い出され涙が出ます。ドゥダメルとマルちゃんとお話しして、サインを戴いたことも一生の思い出です。それでは、ベートーヴェン「トリプルコンチェルト」第3楽章を貼っておきます。これから会議です。次の会議では委員会報告をしなければなりませんので、失神はしていられません。


2011年6月13日月曜日

「たい焼き」と「くるみパン」と「夏バテ?」そしてマーラー「交響曲第1番・巨人」

日の昼食は「くるみパン」「たい焼き」です。

「のむヨーグルト(ブルーベリー)」も買って参りました。

 実は先ほどとんでもないことに気付きました。本日は2限・3限に授業がある日なのですが、3限の授業をすっぽかして仕舞いました。何でそんなことになったのか自分でも全く分かりません。このような失態は未だかつてなかったことです。来週、学生には正直に平身低頭謝らなければなりません。それにしても・・・。ちょっと落ち込んで仕舞いました。

 何だかとても疲れています。もう夏バテなのでしょうか?それに睡眠不足でもあります。昨夜も断片的ではありまが変な夢を見ました。船に乗っているのですが、途方もなく大きな波が立っています。それが、カラーでとても生々しいのです。それだけの夢でさして怖かった訳でもないのですが、眼が覚めてまた暫く眠れませんでした。私は、風邪ひとつ引かず、体調が悪いこともめったにないのですけれど、何だか疲労感を覚えることが多く困っています。それでもお仕事はきちんとこなしておりますし、休んだこともございません。体力がないのでしょうか?

 本日のお昼の音楽はマーラー「交響曲第1番・巨人」です。

それではドゥダメル/ロサンジェルスフィルの演奏で第1楽章を貼っておきます。