2011年2月5日土曜日

「夢」、「数学ガール」、「芸術劇場」そして神尾真由子「プリモ」

日の昼食は「豆パン」と「バターケーキクロワサン」です。

デザートはまた苺です。

 昨夜はまた変な夢を見ました。プロットらしきプロットもないので書きようもないのですが、眼が覚めてから、色々考えているうちにまた詩の如きものを作りましたので、残しておきます。書くほどのことではないのですが、書いておかない忘れて消滅してしまいますから。


春の午後は
沈丁花の香りにのって
微かに聞こえてくるモーツァルトの調べ
うとうとと眠りに誘う
そして
記憶と欲望をない交ぜにして
私の心を疼かせる

夏の日は
照りつける陽差しを逃れ
図書館の静寂(じじま)に身を寄せれば
聞こえるともない空調の風の音に
遙かな時空へと
郷愁をそそられる

秋は
あの裏日れたダブリンの街
濁ったリフィー川の川面を眺めながら
古のケルトの民
そして
大英帝国支配下に生きた貧しき人々の生活に
思いを馳せる

冬の日は
コートの襟を立て
『金枝篇』の初版本を抱えて
ケンブリッジのキャンパスを歩く
大西洋から吹き付ける風は
遙か北海へと流れ
私を
言葉の極北へと運ぶ

ここは何処なのだろう
今は何時なのだろう

蒼く凍り付く世界には
聴く人とてなく
言葉は
唇からこぼれ落ち
微かな音を立てて
氷塊の上で砕ける

「これが私なのだ」
「これが私なのだ」


春の午後は
沈丁花の香りにのって
微かに聞こえてくる
今は失われしものたちの声
記憶と欲望をない交ぜにして
私の心を疼かせる

あれは何時のことだったか

そして

ここは何処なのだろう



詩ではありません。唯の戯言です。私は文学者で、ぎりぎり迄論理的な言葉で伝えるのが仕事ですから詩は書きません。

 昨日、以前より気になっていた「数学ガール ー ゲーデルの不完全性定理」を注文してしまいました。私は幼少より数学が大好きでした。大学に入るときも余程数学科に入ろうかと思ったくらいです。一般向けの本なので余り内容的には期待しておりませんが、読んだらご報告致します。

 昨夜の「芸術劇場」は、前半がジュリアーノ・カルミニョーラとベニス・バロックオーケストラによるヴィヴァルディなどのバロック音楽のコンサート、後半はギル・シャハムによるバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」でした。途中で眠たくなり寝てしまいましたので、後半は録画を見ました。ギル・シャハムのパルティータはとてもいい演奏でした。編輯してDVDに取っておきました。

そのような時には、こんな風にフォトショップを使って自分でジャケットを作ります。

 本日のお昼の音楽は神尾真由子「プリモ」に致しました。

本日は私も好きでよく弾くチャイコフスキー「懐かしい土地の思い出」から 'Meditation' を貼っておきます。


0 件のコメント: