私も本日で「仕事納め」に致します。明日から暫く帰省致します。ブログも暫くお休みです。
本日も少し「靖国神社」のことを書いておきます。私は文学者ですから、不誠実な言葉や詭弁そして非論理的な言葉が大嫌いです。「靖国神社」は多くの海外メディアが言うようにまさに「戦争神社」("War Shrine”)です。戦死者のみを祀り、「顕彰」し賛美する特殊な神社であり、先日も書きましたように、戦争を肯定し、国のために死ぬことを賛美する神社です。ですから、国の指導者が靖国神社を参拝することは、本人が何と言おうが、先の戦争を肯定し、賛美していると受け止められても当然です。安倍首相は参拝の後、不戦を誓ったと言っていますが、靖国神社の参拝と不戦の誓いとは、論理的に完全に相容れません。不戦を誓う場所は決して「靖国神社」ではあり得ません。安倍首相がもし本当にそのような気持ちで靖国神社を参拝したのなら、その程度の論理も分からない程頭が悪いとしか思えません。自分の国の首相が、このように支離滅裂なことを海外にまで発表したと思うと恥ずかしくてなりません。
戦争の犠牲者は、戦死者のみならず、日本人で約300万人、アジアでは2000万人以上になります。哀悼の意を捧げ、不戦を誓うなら、その全ての人たちを対象にしなければなりません。
本日の音楽はバッハ「パルティータ第3番」です。今年最後の曲は矢張りバッハでないと!
それではヒラリーの演奏を貼っておきます。皆様よいお年をお迎え下さい。