並んでいるのは鈴懸の「草月」です。
昨夜はツィメルマンのリサイタルに行って参りました。ベートーヴェンの後期のソナタ、第30・31・32番が演奏されました。恥ずかしながら開演前にツィメルマンのピアノを撮影致しました。
ツィメルマンが自分のピアノをコンサートに持って行く理由が分かったような気が致します。素晴らしい音でした。コンサートに心血を注いでいるのが分かるような演奏でした。至福の一時を過ごすことが出来ました。
当日は、午後から年休を取っていたのですが、どうしても出席しなければならない会議があったので、それが終わってから出発致しました。まずは博多駅の中にある鈴掛で「栗きんとん」と「栗どらやき」と「草月」を買い、宿泊先のホテルオークラにチェックインしてから天神に行きました。
「栗きんとん」はとても美味しかったです。でも、香りは老松の「栗しぼり」に迫るものでしたが、きめの細かさが少々劣ります。余り時間がありませんでしたので、夕食はまたアルポルトでパスタをそそくさと戴きました。
それから、コンサートを聴いて、その余韻を楽しみながらホテルに歩いて戻りました。
朝食は例によってルームサーヴィスで戴きました。
これ「ヘルス・ブレックファースト」と言うのですけれど、小振りながらトーストが2枚、それにシリアルがやけに多かったので、私には多すぎました。残すのが嫌いなので無理をして全部戴きましたけれど、少し気分が悪くなりました。私は、風邪も引かず、例の3回の下痢ポン事件意外には、殆ど体調が悪いと感じたことがございません。下痢ポン事件の際には3回とも偶然(?)学生時代からの友人が一緒で、何くれと面倒を見てもらったのですが、今回は一人ですから、何かあっても全て自分一人で対処しなければなりません。不安になって、ホテルの滞在を延長し、気分がよくなるまで寝ておこうかなどとも考えたのですが、午後に大学院の授業があるので、チェックアウトし戻って参りました。何とかそれ以上気分が悪くなることもなく無事大学に帰り着きました。今は殆ど回復致しました。
本日の音楽はベートーヴェン「ピアノソナタ第31番」です。
今迄はこの第31番が一番好きでしたが、今回生でツィメルマンの演奏を聴き、第32番が一番好きになりました。生で聴いて好きになる曲って時々ありますよね。第32番は2楽章に凝縮され、変奏曲やフーガの技法が櫛されており、ツィメルマンの演奏で、その凝縮された技法と美しさに心を打たれました。本日は第31番をグリモーの演奏で貼っておきます。もちろんこちらもとても好きです。
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