本日の昼食はまた「林檎」で済ませました。
昨日はヒラリー・ハーンとネルソンス/バーミングハム市交響楽団のコンサートに行って参りました。
プログラムは、ワーグナー:歌劇「ローエングリン」~第1幕への序曲、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」そしてチャイコフスキ「交響曲第5番」でした。アンコールはヒラリーがバッハ「パルティータ第3番」から、ルールとジグの2曲を演奏してくれました。オーケストラのアンコールはエルガー「朝の歌」でした。
ネルソンスは指揮のスタイルも曲の解釈も独創的なところがあるように感じましたが、とてもよい演奏だったと思います。もちろん、ヒラリーのシベリウスは完璧でした。でも、その完璧さがちょっと気になります。この年齢でここ迄来てしまったら、この後はどうするのだろうと余計な心配をして仕舞います。最近は特に現代音楽への関心が高いようですけれど、古典を大切にしつつ、現代音楽へ挑戦すると言う方向に向かうのでしょうか。
アンコールではよくバッハの無伴奏を演奏してくれますけれど、何時聴いてもその美しい音色に酔いしれます。今回は2曲も聴くことが出来て幸せでした。例によってサイン会がありましたので私もサインを頂いて来ました。
大勢の方が並ばれるので、流れ作業のように進行致しますが、私はお礼を言い、その後一言声をかけることにしています。今回は27日がお誕生日なので、「2、3日早いけれど、お誕生日おめでとう」と申し上げて参りました。満面の笑みを浮かべて、有り難うと仰って下さいました。ネルソンスにはパンフレットにサインをして戴き(上の写真)、先日ご紹介したグリモーとのブラームスのピアノ協奏曲のアルバムについて、とても気に入っていると申し上げました。こちらが恐縮するくらい丁寧にお礼の言葉をかけて戴きました。アンコールの前に聴衆にお礼の言葉を述べられ、楽団員の中で少し日本語が出来る方がいらっしゃって、その方が日本語で通訳なさると言う場面もありました。とても暖かい人柄であるような印象を受けました。と言う訳でとても楽しい一時を過ごして参りました。
本日の音楽は先日も貼りましたけれど、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」です。
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