クリスマスが近づき、パン屋さんにもブリオッシュなどクリスマスらしいものが並んでいました。
今朝、来年5月にあるヒラリー・ハーンのリサイタルのティケットを予約しました。
予想されていたことですが、なかなか電話が繋がらず、結局余りよい席は取れませんでした。昨年の3月キャンセルになったコンサートのティケットはよい席だったのに!でも、シャコンヌなどがプログラムに入っているので楽しみです。
衆院選で、憲法問題が話題に上っています。以前にも書いたことがあると思いますが、本日はこの問題について論じたいと思います。
自民党や維新の会は声高に憲法改正を行うと言っています。特に問題となるのは憲法第九条の不戦条項です。安倍自民党総裁は明確に不戦条項を削除し自衛隊を国防軍にすると言っています。私は、日本国憲法、特に、憲法第九条をとても誇りに思っています。石原氏などは、核兵器を持たないと国際的な発言力を持てないと言っていますが、軍事力で相手を威嚇して屈服させるような国には絶対になって欲しくないと思っています。それに、現実的にも、憲法を改正し、戦える国にして軍備を増強することは、中国・韓国をはじめとする第二次大戦中に日本の侵略を受けた国々を警戒させ、東アジアの緊張を高め、何かのきっかけで戦争が起こる可能性が高まることは明らかです。今でさえ、次期政権に付く可能性が高いとされている自民党総裁が、平和憲法を改正し、軍隊を作ると言ったり、石原氏がテレヴィなどで、核保有のオプションだとか、中国を「シナ」と呼んだりしていることだけでも、中国や韓国は警戒感を強めています。「シナ」と言う言い方は、元来蔑称ではありませんが、第二次世界大戦中に使われ、その際には、日本は神国であり、最も優れた民族だと言い、中国人や韓国人を劣った民族であると宣伝していた頃に使われていた言葉です。石原氏の言う「シナ」と言う言葉には明らかに侮蔑が籠められています。
現実的にも、戦える国にすることが日本の安全保障に役立つとは思えません。むしろ、軍備を放棄し、年間4兆円以上使っている予算を、世界の貧しい国や、災害時の応援などに使えば、日本は海外から尊敬される国となり、安全保障にも資すると思います。今でも、親日的な国は、日本が何らかの形で、支援してきた国です。例えば、ブータンが親日的なのは、一人の日本人が障害をかけて農業技術を教えたからです。こうして世界の国々と友好関係を築いた方がずっと現実的な対応なのではないでしょうか?
安倍氏や石原氏など武力を拡大させようとしている方たちは完全な時代錯誤です。今は、かつてのような帝国主義の時代ではありません。取り分け、資源もない島国の日本を侵略して何の利益があると言うのでしょう。むしろ、世界から非難され孤立するだけです。今は、経済的にも文化的にも世界は強く結び付いており、他国を侵略し世界から孤立したら、その国は生きて行けなくなる、そう言う時代です。
日本が憲法の精神をもっと活かし、軍備を放棄し世界の平和に貢献すれば、東アジアの緊張を和らげるのみならず、世界全体に大きな影響を与えると思います。そんな国になって欲しいと私は思います。因みに、憲法を改正しようとしている政党は、自民党、維新の会、みんなの党、新党改革、国民新党など、護憲派は、未来の党、社民党、共産党などです。今回の選挙には憲法問題も考えて投票して下さい。原発と憲法、とても大切な問題だと思います。
本日の音楽はバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」です。
本日はヒラリーの演奏を貼っておきます。私よりちょっと上手です・・・。( ̄∩ ̄#
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