本日の昼食はミスター・ドーナッツ「オールドファッション」と「ポムデリング」そして「くるみパン」です。
「桃」も買って参りました。
先日、民主党のエネルギー調査会が案を提出致しました。それによると、2050年前半までに原発をゼロとするとなっています。2050年前半?今から40年後?40年を経過した原発派原則廃炉と言うことになっていますから、何もしなくとも40年後にはなくなっている筈ですよ。つまり、何もしないと言うことなのでしょうか?理解不能です。
野田は(もう呼び捨てです)、国会の閉会を待って、首相の権限で原子力規制委員会の人事を決めるそうです。酷い話です。法律では、国会承認人事となっておりますが、例外として、国会の閉会時などには、首相が決められることになっています。しかし、それは緊急時に委員がいなくては困るので、どうしてもやむを得ない場合を想定してのことです。今回は、充分議論して決めるだけの時間があったにもかかわらず、また党内から造反者が出ることを恐れ、意図的に決定を見送って来た結果です。態と国会の閉会をまち、自分で決めて仕舞うなどと言うのは本来の趣旨をねじ曲げる極めて悪質な行為としか言いようがありません。
もともと今回の原子力規制委員会の人事は、法律の趣旨を踏みにじり無理矢理こじつけた論理で推し進められました。候補の更田氏は「もんじゅ」を管理・運営している「日本原子力開発機構」、中村佳代子氏は「日本アイソトープ協会」に勤めていますが、何れも「原子炉等規制法」に定められる「原子力事業者」に当たります。原子力規制法では「原子力事業者」の関係者は委員になれないと定めてありますから、当然法律違反になる筈です。委員長候補の田中俊一氏は、日本の原子力推進の中心であった「日本原子力研究所」の副理事長、「日本原子力開発機構」の特別顧問、更に、今回の事故に大きな責任を負っている原子力安全委員会の委員長代理を勤めていました。
もちろん、国会などでも、これらの人事は法律に定める欠格要件に当てはまる旨指摘されましたが、政府は委員に就任する際には現職を辞めることになるので問題はないと回答致しました。委員に就任する際には現職を辞めなければならないと言う規程がありますから、このような論理が通るとすれば、誰でもなれることになります。法律の趣旨をねじ曲げるとんでもない理屈です。さらに、規程に直近3年間に原子力事業者等に勤務したことのある者は委員になれない旨書かれていることを指摘されると、「原子炉等規制法」に定められている「原子力事業者」と「原子力規制法」に言う「原子力事業者」は異なり、この場合は電力会社のことを指すのだと回答しています。法律の趣旨から言えば、「原子力事業者」とは、「原子炉等規制法」に定められた、原子力を進めてきた諸々組織を指すことは明らかであるにもかかわらず、政府はこの人事を通すために、曲解に曲解を重ね法の精神をねじ曲げています。
更に言えば、法律には「委員の選定は第三者機関に1次選定として、相当数の候補者の選定を行わせた上で、その中から国会同意人事として国会が最終決定するといった透明なプロセスを設定する。」と規程されています。今回の人事案は明らかにこの規程にも反しています。何処からどう見ても法律違反の人事です。このまま、原子力規制委員会が作られても国民の信頼は全く得られません。本当に酷い話です。これでは、どんな法律を作っても、如何にでも恣意的に解釈され、法律自体が機能しなくなって仕舞います。それにしても野田は全く国民の意見に耳を傾ける気がないようですね。この件で、市民団体が内閣府と交渉致しました。その報告が
YouTube にアップされています。ご覧下さい。実際の報告は7分あたりからです。
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